Milan Stick Seminar
March, 2001

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    30人のStick プレイヤーに囲まれたら、あなたはどう感じると思います?

それが実現したのはすごく楽しいことでした。
イタリアのミラノで開かれた、4日間のChapman Stick セミナーは、多分ヨーロッパで開かれるStick プレイヤーのグループとしては最大のもので、日中開かれるクラスと夜のコンサート、それからディナーと、他のプレイヤーたちがこの楽器でどんなことをやっているのかを、それぞれが沢山勉強できる集まりなんです。

セミナーは、ローマからやってきた優秀なStickプレイヤーであるVirna Splendoreによって編成されました。教習クラスは、有名なプレイヤー(彼らを"Stick導師"と呼んでいいかな?)の、Bob Culbertson、Greg Howard、そしてJim Lampiによって指導されました(そして僕、Tony Levinは、Stickに関する経験を話しました)様々なクラブで、それぞれインストラクターによるコンサートが開かれ、またおなじく、Virnaのグループ、 "Splendore"(三人のStick プレイヤーをフィーチャーしていて、うち一人がStickからドラムをトリガーしているんです(訳注:MIDI付きStickを使っているのか)と、Casey Arrillagaのグループ、"Third Door Down"もコンサートを開きました。生徒たちも色々なグループに分かれて、ディナーに混ざったり公演でジャムをやったり、パフォーマンスに参加したりしていて、今週のミラノはちょっと普通じゃない楽器奏者がそこらじゅうにいるのに気づかされたことでしょう!





    Below: Jim Lampi's performance, Bob Culbertson and Greg Howard jam. On right: Third Door Down, and .. hey that's me.



    最高だったこと: 生徒のひとりから、イタリアの人たちが家庭で使うような、小さなコーヒーメーカーのプレゼントを貰いました。家やロードに出ているときに一人分のコーヒーをいれるには完璧な代物。それから別のプレゼントも届きました。 これは、ホテルに友人のMichele Russottoが送ってきてくれたんですが、彼はGabrielやCrimsonのツァーの頃からのベーステクなんです。彼はPalermoに住んでいるんですが、僕をそこのコーヒー屋さんに紹介してくれた時以来お好みなのを知っていて、コーヒー豆の包みを送ってくれたんです。(彼らはSicily出で、Tonaca di Monacoといい、その名前はMonkのチュニックの色から取ったんじゃないかって思ってるんです!)
包みと言いましたが、それはまるでトラック一台分に近いものだったんです!そのサイズたるや、大型犬用のドライドックフードの包装にあるようなものなんです!すごい量のコーヒーなので、家に帰ってこの豆を新しいマシンで飲み始めたら、きっとはしゃぎまわっちゃうかも!

大体において、プレゼントのことはさておき、この集まりはすごく実り多く凝縮した日々で、Virna Splendoreと彼女のアシスタントのDaniellaは参加した人すべてから深い感謝を受けられるべきだと思います。僕の小さなスピーチで話したように、この集まりは、Stickを演奏している者にとってすばらしい時間でした。世界中から集まった沢山の才能あるプレイヤーたちと、この楽器の新しい方向性について探求し、お互いのインスピレーションを共有することができました。このセミナーは、Stickのプレイヤーたちのコミュニティーが、どんなにポジティブな世界になってきているかという、一つの証だと思います。

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