Funk Fingers全解剖


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皆様から時々お問い合わせをいただくFunk Fingersについて、特集ページを作ってみました。
まず、一番多いお問い合わせは、自作したいんですが、勝手に作って良いのかどうか、トニーさんに聞いて欲しい、というものです。

これまでトニーさんと何度か会って話をしている中で、こんなのを作ったんだよ!とお見せしても、喜んでくれこそすれ、ダメ!と言われたことなどありませんので、個人で作って演奏する分には何の問題もないんじゃないかと思います。

同じものを沢山作って売るってことは問題があるでしょうけれども、そんな酔狂な人は居ないでしょう?(笑)
ですから、お答えは、「個人で演奏の為に制作することには何の問題もありません」です。

さて、では、今は売っていないFunk Fingersとはどんなものなのか?

純正Funk Fingers全解剖図を公開します。




Funk Fingersは、人差し指と中指に装着して使用します。指の長さが違うのに合わせて、長短各一本づつあります。
長い方が152mm、短い方が142mmになっています。
ご覧のように、ドラムスティックの手元部分をその長さに切り落とし、指の当たる部分にザクリを入れ、更に固定用のベルクロテープが入る部分に切り目を入れてあります。
先端部分は樹脂加工してあって、若干弾力性のある透明な樹脂で覆われています。パパベアで製造を止めた理由の一つに、この樹脂加工の臭さがあるようです。もっと良い方法があれば再開したいと以前に書いてありました。
トニーさんが実際の演奏で使用する場合、布のようなものが巻き付けてあります。自作の場合もその方法でいけば良いのではないでしょうか。



ベルクロは、このようにスリットに入れて、指の太さに合わせて固定します
パパベアから届いた時、説明書が入っていて、ベルクロは接着剤などで木部に固定すると良いと書いてありました。また、装着する際にはいちいちベルクロは外さず、きつめに合わせておいて、演奏するときに指にさっと付けろ、とも。
楽器の持ち替えや、演奏方法の変わり目にベルクロをいちいち合わせているヒマは、確かにないでしょうね。



ちなみに、ベルクロ自体はこのような形になっています。 幅25mm、長さは115mmです。
どうも形状からいって、特注のような気がします。
右端の部分がオス(?)の突起、他はメスになっています。


ザクリとスリットの部分をクローズアップしてみました。
自作する際には木が折れてしまわないように少しづつ加工する必要がありそうです。

では、皆さん頑張って下さい! こんなのを作ったよ!という写真がありましたら、 こちらまで(&を@に替えてください)是非お送り下さい。傑作があれば、トニーさんにもお見せしたいと思います(^^)/~

Updated: April 14th , 2003
文責:Tony Levin Club of JAPAN , Junichi Iwawaki