1月に行った
スノータイヤ・ツァー

Tony Levin Band
Larry Fast, Jesse Gress, Jerry Marotta

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    ツァーにて

     January 6,7...
いつも通り、このツァー中はあまり沢山写真は撮れませんでした。
ちょっと忙しすぎたのと、楽しすぎたからなんです。加えて、カメラの不具合(コンチクショーなことに、いつも狙ったところに焦点が合ってくれない)のせいでもあるし、Peter Gabrielツァーでは何百枚も写真を撮ったばかりというのもあって、ちょっと気が緩んだのかもしれません。

事はワシントンDCの郊外から始まりました。6日、公演の前日から車で出発。いつもながら最初のサウンドチェックは手間取るので、必ず時間通りに着かなくてはなりません。雪は止んでくれたので、ドライブは平穏でした。

公演日の朝、Naradaレコードからの電話で起こされました。僕のCDの一曲がグラミー賞にノミネートされたところだということでした。僕はグロッキーでしたので、とりあえずお礼は言ったものの、それについてはあまり考えませんでした。でも、その朝遅くには、この栄誉の意味するところについて短い時間のうちに思い知らされることになりました。というのも、今日の公演の前に予定していたインタビューに加え、更に二つ、受けることになったからです。更に、毎日追加がやってきました。
長い目で見たノミネートの意味についてはまだよく理解していませんが、確かなことは、僕たちが公衆に向けてこのツァーのことについて話す機会は作ってくれているようです。
(ノミネート対象は、ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門で、Pieces of the Sunの中のApolloに対するものです。授賞式は2月の終わりですが、このサイトでも絶対レポートを載せますよ!)

JAXXでの公演は素晴らしいものでした(もう、こう言うのは止めよう。このツァーでは全部素晴らしいんだから!)お客さんたちは素敵で、またこのバンドで一緒に演奏できるのは本当に楽しいことです。おまけにJAXXのすごく親切なシェフは、公演の後で、メカジキのグリルをご馳走してくれました!
このご馳走はとてもありがたかったんです。なにしろ、CDにサインして機材を片づけてからフィラデルフィアに向かい、着いた時には午前4時半でしたから。

          

     January 8, ロチェスターに向かう...
ロチェスターで演奏することは、僕にとっていつも最高なことです。 かつて6年間ここで暮らし、沢山の友人がいて、訪れたい場所も沢山ありますから。
僕の母校の近くにあるJava Joe'sにエスプレッソを仕入れにいける時間はほんの数分しかありませんでした。それに、ぼくたちが到着してすぐ雪が降り始め、公演のお客さんの入りに影響しそうなくらいでした。でも、沢山の人が来てくれ、古い友人のMichael McGinnis、Steve、CarolとEddie Gadd、Gap Mangione(大昔、僕が最初のレコードセッションをやったとき、Gapと一緒でしたし、ずっと後にレコーディングで初めてスティックを使ったのも彼のアルバムでした)も来てくれました。



                    

                    

     それからニューヨーク、アルバニー、クリーブランド...
Bottom Lineで二回公演をするため、ニューヨークへ長いながいドライブ。僕はヴァンの後部座席でいくつか電話インタビューを受けて、他の男たちは交代で運転...今日は相当くたびれる日だって分かってました。長いドライブのあと、二回の公演、それからニューヨークの高いホテル代を浮かすために、家までまたドライブするんですから。
でも、公演は楽しかった。沢山家族がきてくれていて、遅い時間の公演にもかかわらず、エネルギーに溢れていました。

それから翌日の11日はSchenectadyのVan Dykeで二回公演。家から近いので移動距離も短くありがたや。でもその夜遅く家にたどり着いたら、数日のオフに皆万歳しました!

クリーブランドのBeachland Ballroomは、バンドにとってまた別の意味で身近なところです。Jerryが生まれたところですし、Jesseもここに親しい友人を持っています(彼はいつも経営しているデリカテッセンから食べ物を持ってきてくれます...ロードに出ているときは食べ物はいつも大歓迎なんです!)

この週末に音楽小売業の見本市(NAMM)があり、Music Manからびっくりプレゼントが届きました。彼らはNAMMではいつも、なんというか、色とりどりの仮装コスチュームで有名なんです(記憶を辿ってみれば、ヒッピー、アメリカ合衆国大統領、エルビスたち)。今年はどうやらフットボール選手の扮装だったらしく、僕の参加も考えられていたらしくて、僕に純正のレヴィン・フットボールシャツを作ってくれました。クリーブランドの公演ではこれを着たくてたまりません。写真では分かりづらいですが、肩のロゴはErnie Ball/ Music Manと書いてあります。

                    

                    

     バッファロー...
クリーブランドからバッファロー公演までは比較的短いドライブ。でも雪は我らと共にあり。 クラブを回るツァーではここのTralfも好きな場所のひとつ。いつもすばらしいお客さんたちが来てくれます。

                    

                    

     国境を越えて荒野を抜け、トロントへいざ...
入国審査での足止めは、いつもほど悪くはありませんでした。 ご存じないでしょうが、カナダに楽器を持ち込む時は、税関で一切の手続きをきちんと済ませるのにものすごく時間がかかるんです。
雪も降っているしすごく寒い中(極地の天候が北から押し寄せてきてます)、公演のためにトロントへやってきました。今度のHorseshoeというクラブはこれまで演奏したことがなかったんですが、とても親切なところだとわかり、公演に沢山の人達がぎゅうぎゅう詰めになって見に来てくれたのを見て、とてもわくわくしました。

                    

                    

     寒かったって言いましたっけ?...
公演の最中を除いて、トロントはほとんど我慢できないほど寒いところでした。 そして、翌朝早くヴァンに戻って、吹きさらしのハイウエーをケベックとモントリオールに向けて走っている間も寒さは続きました。サウンドチェックで取り出した楽器は殆ど凍るくらいになっていて、演奏する前にゆっくりと溶けるのを待たなきゃならないくらいでした!

サウンドチェックの前に、モントリオールのMuch Musicから素敵なカメラインタビューを受けました。それから公演のために、お客さんたちが寒い中、通りに列を作っているのを見たときはびっくり。550人もの人達がCafe Campusにやってきてくれたんですが、僕が記憶する限りではTony Levin Band公演の最高観客動員数でした。

寒い天候の中のツァーの中で、心温まる終わり方です。長いドライブでしたが、天候にはとても恵まれ、鑑賞眼のあるお客さんたちに僕たちの音楽を演奏できて、大きな収穫を得ました。

                    

次はどうするって?3月にまた公演をやろうと思っています。エージェントはまだどの地域にするか決めていません(たとえば西海岸とか)が、どこであれ、この"スノータイヤ・ツァー"と同じくらい楽しいものになればいいなと思っています。


  

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