A Document of Some Interest


  

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     90年代半ばに、King Crimsonは数年ぶりに新しいCDをリリースしました。その際に、かなりの数の小冊子に、メンバー全員のサインをすることが決められました。この小冊子はCDのパッケージの正面になるものです。

バンドがブエノスアイレスに滞在している時、僕たちは千枚近くにサインしました。それぞれのホテルの小部屋に数百枚づつ持ち込んで、銀色の塗料がうっかりすると小冊子全体に広がってしまうので、注意深くサインしてたのです。
それに小冊子は別々に広げて乾かさなくてはならず、次のミュージシャンに渡す時にお互いにくっついてしまわないように、あまり早く重ねてしまえません。せっかくサインしてある小冊子が駄目になってしまいます(実際沢山そうなりました!)

もうこんなことやらなくていいだろうと思いながら僕たちは家に帰ったのですが、すぐにもう千枚の小冊子とペンが送られて来て、そこにはどうかサインをして、次のバンドメンバーに送ってくれないかと書いてありました。

僕はげんなりしながら、それでもサインをし、小冊子にサインをしながら感じた事を表現した短い手紙を荷物に添えました。

続くメンバーたちも先例に従って、彼らの手紙を追加しました。

僕はこれらの通信文の全部を送り返されて持っていた訳ではありませんが、最近娘のMaggieがたまたまこのうち3通の手紙に出くわしたのです。 この手紙はなかなか興味く関心を惹くものですから、ここに僕とTrey GunnとAdrian Belewのを載せておきます。




  











  

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