ゴールドレコードについて

ゴールドレコード小史
トニー・レヴィンによる(少しだけ正確な)報告

  


元々、ゴールドレコードとは100万枚のセールスを記念するものであった。

レヴィンクスによる無名の書物によれば、実際、聖書にもこう記されているらしい;
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    そして神は言った。見よ、もし汝のレコードが真に疑いなく100万枚売れたならば
    あぶく銭ガッポリと共に、汝は汝のレコードレーベルから
    金で拵えられたるレコードを受け取るべし

    純金?冗談じゃない。しかして見てくれは金なり
    しかもそこそこの額に収まりて、汝のスタジオに飾るに値するなり

    そして汝は、そのレコードを額より取りいだし、再生することなかれ
    そは汝のレコードにあらずして、ニールダイアモンドのアルバムに汝のラベルを貼ったものと気づくことなかりし為なり
    そは汝を激怒させ平静を失わすなり。けど、再生するなって言ってんのに、聞かないからじゃん!


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ともかく、もともとゴールドレコードは100万枚のセールスを意味した。その後しばらくして、50万枚の記念ということに変わった。

それから更に変更があって、100万ドルのセールスを記念することになった。

というのは米国での話。

英国では10万枚のセールスでゴールドだ。

ブルガリアなら1000枚

いつの頃からか、デジタルダウンロードも数えるようになり、ストリーミングも数えられるようになった。(100回のストリーミングで1回のダウンロードと同等)等々。
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現在のLPレコード市場を考えると、たとえ1枚でも売れれば、ゴールドなんじゃないかと僕は思う。

だから、普通とは逆にやってやろう、ということで、Levin Brothersのレコードは最初からゴールド仕様になっている。

このThe Levin Brothersのアルバムは、少なくとも1枚は売れており、その写真がこれ。ピート・レビンが受け取っているところ。(出荷前にね)


ピート・レビンにとっては初めてのゴールド・レコードである

また、さらに普通の逆をいくために、最初の1000枚(サインと通しナンバー入り)が制作された後は、通常の黒いビニールで作ることにする。

金地に黒の渦巻き模様が入ってることにお気づきだろう。その理由は:
a) 全く同じ盤が存在しないようにする、
b) このほうがクールだ、
c) ブルガリアで1000枚売れて、本物のゴールドレコードを貰う日が来たときに、見分けが付くように。

ありえるもんね。


もしご希望であれば、レコードあるいはCDは、 Lazy Bones Recordsで発売中です。



  

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