King Crimson 2016 Tour pt2

フィレンツェ公演

フィレンツェで写真を撮るのはすごく大変です。どこにカメラを構えてどこを撮っても、ものすごく沢山の心を撃つ景色があるのですから。ステンダール症候群って聞いた事ありますか?(あまりに沢山の美しい芸術を見る苦しみ… それがここフィレンツェにはあるのです!)

まぁ僕はそうはなりませんでしたが、でも見るべきものは本当に沢山あるし、美術館に足を踏み入れることなくそれはあるのです。

公演はヴェルディ劇場であります。ご想像通り、ここはクラシック音楽の会場です。一日を、この会場の写真と、これまで撮れなかった、このツァーの撮りにくい人たちの写真から始めましょう。

あは、David Singletonが僕の写真に写ってました。

そして、制作オフィスで仕事をしているNatasha
売店にいるAdrian
でも彼は販売のお手伝いも手に入れました

男たちがステージを去った後、それぞれの小さな持ち場の写真を撮ろうと思いました… それぞれ全く違うのです

メル・ワールド
レヴィン・ランド
ジャッコ・近辺
ロバート・ドメイン
ギャビン・テリトリー
ジェレミー・タウン
パット・プレイス
そして、お客さんたちが入ってくる前の眺め
オープニングのサウンドスケープのキーは何?言ってみて!

翌日、ここでの二回目の公演。サウンドチェックのショットを撮っただけ:

でもこれでサウンドスケープのキーの早めのヒントを得ました(ロバートの作り始めのところだけ)

シャープ10個にも見えますが、それじゃ譜面に書けないし、でなきゃ無調なのか。無調は良いです。僕がどんな音で入っても、間違いじゃない…ならいいけど!

サウンドチェックの後、2、3時間ほど時間をつぶすのに、ここに来たときにこれまでいつも行けなかった美術館、アカデミアギャラリーへ。 他の美術館よりずっと小さくて、ミケランジェロの未完のシリーズ、囚人たち(あるいは捉われ人)を所蔵しています。僕の父は優れた彫刻家でもあり、ここは彼のお気に入りの場所でした(まぁ、ローマのモーゼ像に次いで、ですが)。それらはまるで彼らが作られた石から逃れ出ようとしているように見えます。

それに、それらの側で過ごすのは本当に簡単なんです。というのは、殆どの見学者たちは少しでももっと有名なミケランジェロの作品を見ようと、ホールの下へ降りて行くから…

劇場に戻り、楽屋
念押しで、イントロの曲のキーは10シャープか、無調

(僕の記憶によれば、ストラビンスキーの火の鳥はひねくれたキーで始まったような… 調べたら、7フラットでした。ほら。)

僕のセットリストを盗ろうとしているようだけど、いつもの公演前のこぶし
さぁ、行こう

さて、これまでで一番長いロードダイアリーを読んで下さってありがとう。 明日はローマに向かいますが、最後にロバートがフィレンツェのお客さんたちと一緒のセルフィーを撮っている写真を載せておきます。