
ロンドンリハーサルはうまくいきましたが、今回はスティングとピーターの両方のバンドが一緒になり、複雑なことになっていきます。
ピーターのバンドは前のダイアリーのページでもうご存じでしょうから、今後ここでご覧になることになる、スティングのバンドの紹介をしておきましょう。
ギターのDominic Miller 、ドラムの Vinnie Colaiuta、キーボードのDavid Sancious (そう、Davidは長年何度もピーターと一緒に演奏してきました。彼がいます)バックヴォーカルのJo Lawry、Peter Tickell はバイオリンとマンドリンを、そして、パーカッションのRhani Krijaです。



プレイヤーたちが混ざり合うのを見るのは本当に楽しいです




クルーも二組になります。ですから、たくさんの古い友人たちに再会の挨拶をし、またたくさんの新しい人たちと出会います。








僕たちはまだまだどの曲を組み合わせて演奏するのか、誰が何を演奏するのか、考えている最中です。でも、確かなことは、このステージには恐ろしくたくさんの才能の持ち主がいます!
そして、スティングについて(!)… 僕は彼の古いフェンダープレシジョンベースを見るだけじゃなくて、弾く機会がありました。これは凄いベースです。
このセクションをこう呼ぶことにしましょう: 虐げられたベースたちの闘い
あるいは、 傷つけられた楽器たちの事件… あるいは 隣り合う年代物のギター…
まぁさておき、これが彼のベースです:

長年のクラブでの日々や、ツァーを共にして、たくさんの音楽を演奏してきた楽器に傷がついたりガタがきたりすれば愛おしく思うでしょう。
スティングがこの楽器で演奏してきた素晴らしい音楽を計算に入れないとしても、このベースは確かにユニークでとても特別な楽器です。

でも、ちょっと待って…僕も長年共にしてきたベースを持っています。
闘いの痕を比べてみましょう!

僕はいつもならこのベースをロードには持ち出しません。なぜならこれはちょっと壊れやすいからですが、幾つかの古い曲を演奏するにはその価値があります。 これはミュージックマンのスティングレイで、僕の顔の輪郭が描かれていて、80年代(!)にはとても良いアイディアだと思ったのです。
そして、1996年にこれは火災に遭いました。救い出されはしたのですが、白だった色はアンバーに変色しボディの多くの部分が炭になってしまいました。 エポキシ樹脂を注入して、もう一度演奏できるまで強化はされたのですが、乾燥した後重量が軽くなり、それ故にちょっと… 音が鈍くなって、これが僕の好みにとても合ったのです。右側のあばた状の痕は、ファンクフィンガーを使い始めた頃の痕です… その頃は先端にゴムのカバーが無かった上、僕の狙いも甚だ下手でしたから!ですから、僕はツァーで「虐待されたベース」として、このトーストベース を提出したいと思います。

ベースといえば… (まぁ僕がこのロードダイアリーでベースについて書くことがほとんど無いのは許してもらうとして)...ピーターのバンドには、赤のテーマが与えられたのですが、どう考えたのか、Micheleはベースの一本をちょっといじって…


そして、最初の週のリハーサルの大まかな写真です

















また今後もリハーサルがありますから、後でまたアップします。
公演が始まるのが待ちきれません… すごく特別なものになりそうです。
