Tony Levin Band

カリフォルニア・ツァー

2006年10月

  

  


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   10月7日 - 最初の公演前の公演!
Quark Parkにある、Hark the Larkで


カリフォルニアのツァーは、もちろん、ニュージャージーから始まります。
もし出来ることだったら、ツァーの新しい区切りを始める前に、"ウオーミングアップ公演"ができたら言うことはありません。特に、前の公演からしばらく間が空いたときには。 僕たちの最後の公演はメキシコでの7月だったので、これは持ってこいでした。歌詞やら、曲の正確なテンポやら、その他のものを忘れてしまいますからね。


でも、"ウオーミングアップ公演"と通常の公演とは何が違うんでしょう? 何もありません。ほんとに。ただし、今回の公演はニュージャージーのプリンストンであって、カリフォルニア公演でサンディエゴに飛ぶ2,3日前の日程になっています。

それで…これをウオーミングアップ公演と呼ぼうが呼ぶまいが、僕たちはここへやって来ています。10月だというのにプリンストンのど真ん中にある公演の野外での演奏で、ステージの横にはトウモロコシが生えていたり、鏡のアート、証明、彫像、ボタン、泡、インディアンのテント、それやこれやが周りを取り巻いていて、科学/芸術プロジェクトを展示しているんです。この公演は1年後には移転することになっていることもあって、なにか特別に楽しめる要素がここにはあるようです。

















クールな公演でした(文字通りにも、比喩的にも!) - それから家へ車で帰り、機材を空輸するために詰め込んで、天候が暖かくなることを祈りつつ、月曜にはサンディエゴに飛び立ちました。



到着してからいくらかの混乱があり(ヘイ、僕たちにとっては別に目新しいことじゃないよ!)…借りたヴァンには機材が入りきりません。
でもご心配なく。僕たちはロサンゼルスへ機材用ヴァンと道具を取りに飛行機で行っているJerryに連絡をとって、サンディエゴ空港まで僕たちを助けに運転してきてもらうことにしました。



太平洋にしずむ夕日…楽しい週になりそうな予感!



さて、このホテルは高速5号線(土地の人たちは"ザ・ファイブ" と呼んでます)の真横にあって、写真からは分からないでしょうが、僕たちの耳には昼夜を分かたず交通量が多い往来の音が聞こえます。



これはこのツァーのテーマになるでしょう。僕たちは今週ずっとこのハイウエーを上り下りすることになるんですから。


   10月9日 - サンディエゴ - 最初の公演!

ではあるのですが、ちょっと初めにお使いに行かなきゃなりません - そしてこれについてはちょっとしたお話になっていまいます。

この話は1980年代始めに遡ってデトロイトで友人になった男達のグループが、プログレッシブ・ロックに興味があるだけじゃなくてウオッカにも興味があったことから始まります。彼らは中西部でのクリムゾンやガブリエルの公演にやってきて、終わった後で好きなウオッカについての発見を分け合っていたのです(品質が良いウオッカは今と違って当時はとても珍しかったんです)

いつも定番の人気が高いものは、別に風変わりでもなんでもない、Stolichnaya社のPertrovkaというペッパー・ウオッカでした。僕たちはいつでも最近のお気に入りを決める「コンテスト」で、いつもこれを飲んでいたものでした。
これはずっと何年も続いていたのですが、3年ほど前に、僕たちはこのペッパー・ウオッカが製造中止になったと知って、ショックを受けたのです。 何故これが製造中止になったのか、他の甘くてフルーティーなものは残っているのに、僕にとってはミステリーです。でも、一旦それがもう無くなったと知って、これが更にとても特別なものに思えてきたのです。(これがまた自分たちで 独自のペッパー・ウオッカをブレンドすることに血道を上げることになったりしたのですが、これはまた別のお話)(僕のはPeplevskaと命名されたんだよ!)

それ以来、僕の世界を巡る旅の中では、いつでもPertsovkaの瓶が無いかどうか注意を払っていたのですが、一本も見つかりませんでした。ロシアでさえ。 - ところが、ただ一人の男が見つけるまでは…
昨年、Leeは太平洋岸を旅しているときに、サンディエゴの小さな酒屋で数本見つけたのです。彼は2本買うことができました(その酒は彼が戻るやいなや、僕たちで飲んでしまいました)更に重要なことに、彼はその酒屋の電話番号を控えていて、しかもその店ではもっと手に入れることができると言っていたというのです。

それで、僕はここにやってきています。30分ほど北へ走って(ザ・ファイブを北上して!)朝早く、在庫してある全てのPertsovkaを手に入れるために - どうやって家に持って帰るかは後で考えよう!

イェイ!これです。
(そう、僕は名前を消しました!僕のこのサイトでは初めてのことです…でも、この店ではもっと手に入るというので、僕も皆さん同様、誰にもこれを見つけて買い占められるようなことにはしたくないんです!)

なんというシアワセな光景!

ええ、僕はかなりの本数を手に入れました…でも、心しておかなくてはならないのは、今週末にデトロイトで(California Guitar Trioと)公演があって、そこにはウオッカ友達が住んでいるので、そこへこれを持っていくと、家には持って帰れなくなること。

最初の公演に話を戻しましょう。Brick By Brickという名前の小さなクラブで演奏しました。以前CGTと一緒に演奏したことがあります。何人か、BajaProgFestで一緒だった人たちが来てくれて嬉しかったです。出来たら来年もこの催しで彼らと会えたらいいなと思っています。





  

  


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