Waters of Eden

この新しいCDのすべて

Tony Levinが自分でデザインしたページ。ここには現在制作中の新しいソロCDについての情報と写真が書かれています。(CDは既に発売されました)
最後にページをいじくりまわした日:4月12日(ちょっと調整と曲のタイトル)
CD制作の現場から、裏側から撮った
写真とストーリー

発売日: 4月11日(本国)
    6月21日(日本)


レーベル: Narada Records.(米国、ヨーロッパの一部)日本国内はDisciplineGlobalMobile , PonyCanyon)

ミュージシャン:
Drums: Jerry Marotta
Keyboards: Larry Fast, David Sancious, Warren Bernhardt, Pete Levin.
Guitars: Jeff Pevar, California Guitar Trio, David Torn (electric oud.)
Bansuri Flute: Steve Gorn
オーイヤー!:僕

曲: このCDはベースをフィーチャーし、フレットレスとアップライトでメロディを演奏しています。これまで僕が耳にしたこのCDをあらわすベストの表現は、ラジオDJ(名前はBear! )がレビューして言った、これはアーシーでメロディアスなインストゥルメンタルで、ルーツにはクラシックとワールドミュージックがある、というものでした。
(訳注:日本語になっていない...)

日本国内盤の最終版

The CD Cover

THE CD
THE MUSICIANS
僕がこれまで制作してきたCDは、僕の会社であるPapa Bear レコードで出してきましたが、今回は少々違います。まず第一に、費用を出してくれる人がいます(!)2000年の4月にNarada Recordから出ることに決まっています。これまで僕自身のレーベルではやってこなかった、店頭にCDを並べるということをやってもらいたいというのが僕の希望でした。

Studio Monitor

もう一つこれまでと違っていることがあります。僕のこれまでの作品はコラボレーションでした。これまでのCDでは、いつも共演者との即興演奏に焦点を当てたいと思ってきたのです。しかし今回のCDでは、僕の主眼は作曲にあり、ベースを(メロディを演奏する)リード的楽器としてフィーチャーしたいと思っているのです。これは普通僕はやってこなかったことでした。

パーソネル

僕と共同でプロデュースしたのはギタリストのArtie Traumです(彼の最近の作品で僕はベースを担当しました。これは非凡なる才能を持った友人たちとの出会いになりました)ArtieはこれまでにもNarada Recordの他のプロジェクトでプロデュースしており、今回も自然ななりゆきでこうなりました。
Robert Frazzaは殆どの曲のエンジニアをやっています。彼はちょうど僕たちがこの春にリリースしようとしている二枚組CD、"BLUE Nights"の制作を終わったところです。Robertはまた、Bruford Levin Upper Extremities のツァーにも、ライブのミキサーとして同行しました。
David Bottrillは、その豊富な経験をもとにミキシングの際にプロジェクトに参加してくれるでしょう。僕はこれまで彼とはPeter Gabrielの最後の二作のCDと、King Crimson の"Thraak"でも一緒に仕事をしました。(僕たちは更にPeterの公演の際からの同僚でもあります。時間があったら、Bottrillを僕の影武者に仕立ててPeterとステージに立たせた時の写真を探し出そうと思います)

Bottrill,Levin

機材

僕はこれまでのPapa Bear Recordでのプロジェクトでは、ほんのわずかの方法しか使ってきませんでした。"World Diary" では、ロードのさなかに、僕のAlessis の ADAT 。"From the Caves" では、生演奏をDATで、バイノーラル録音しました(洞窟の中に大きな機材を持ち込むのは賢明ではないと思ったのです)。 "BLUE"は、通常の方法でのスタジオ録音でした。"Passionate Bass"(Waters of Eden)には、各ミュージシャンがそれぞれのパートをハードディスクレコーディングするという一番単純な方法を選びました。それで、僕たちはエンジニアのRobert Frazzaが持っているLogic Platinum システムを使うことにしたのです。彼は、僕たちが演奏するホームスタジオへコンピューターを持って行き、いい出来の部分が見つかったり演奏できたりしたらそれを新しい曲としてディスクに落とすのです。単純なように聞こえますが、時には実際その通り簡単なんです!
僕は全てデジタル録音するということと、通常のスタジオモニターがないことにもいくらか心配な点があります。それで、僕はスタジオでのマスタリングの音質にも迫る性能の、LINNの再生システム(アンプとスピーカーを含む)持ち込むことにしました。毎日のようにCDを焼き、それを全てLINNを使ってチェックして、きちんとした方向でやっていることを確認することにしたんです。これはミキシングの時にも大変有効だと思います。
Bottrill and Traum at studio C "studio C"でのDB と AT
最も多用するのはフレットレスベースで、Music Man の StingRayモデルを使っています。これまではよく、古いMusic Man Sabre のフレットレスを使ってきました(" Sledgehammer " でも使いました)が、今回の曲にはむしろ新しい5弦の方が好みです。新しいピエゾ・ピックアップ付きの4弦のフレットレスStingRayも持っており、何曲かで使いました。(そう、3本のフレットレスベースを持ってて、その中から選べるという幸運に感謝します!)
また何曲かでNS のエレクトリック・アップライトを演奏し、エレクトリック・チェロも2曲で演奏します。

Jerry Marottaと始める(ほかの場合と同様)。彼と僕は何年もPeter Gabrielのバンドで一緒でした。彼がドラムを叩いたアルバムは枚挙に暇がないですし、Woodstockでは彼のスタジオでレコードのプロデュースもしています。

Jerry Marotta plays air fishJerry

Steve Gorn
Steve Gorn、Make Believe Ballroom スタジオで演奏しているところ。

キーボードの魔術師、Larry Fast は初期のPeter Gabriel バンドでツァーとレコーディングを一緒にしました。それで、今回はLarry, Jerry, 僕と、まるでバンドの再結成のようです。Larry は映画音楽、シンセのレコーディング、そして彼自身の曲を "Synergy." として出しています。

T.L, Larry Fast, David Torn

David Sancious と僕は今年(99年)はじめのSeal のツァーで一緒でした。彼はPeter Gabriel のツァーでキーボードを演奏し、Sting 、Bruce Springsteen 他とレコーディングしています。彼の活動の中心は自身のソロアルバムです。今回彼のホームスタジオで、グランド・ピアノの演奏と、彼がバーチャル・ソプラノと呼ぶものは、僕がとりわけ好きなものの一つです。

David Sancious at the pianoDavid S.

Sherlock at the mixing board新しいプロデューサー?


楽曲

Bone & Flesh ワールド・ミュージック タイプの曲で、他の演奏の合間に、珍しいJerry Marotta のドラム・ソロと、もっと珍しいTony Levin のベース・ソロが入ります(もちろん一緒にね)
Waters of Eden California Guitar Trioとライブで演奏した曲で、彼らの新しいライブアルバムにも入っています。このバージョンはそれに加えて、ピアノ、ドラムス、そしてストリングスが入っています。

Jeff Pevar w. guitar
California Guitar Trio

The California Guitar Trio の Hideo, Bert, そして Paul がこのアルバムの最初のレコーディングをする。ここは友人のRick MarottaのL.A.にあるスタジオ。

参加メンバーについてもっと情報を知りたい方はこちら:

bass1
bass2
bass3
bass4
bass5
bass6
bass7
bass8

Warren Bernhardt at the piano

Warrenの弾く Boulevard of Dreamsのアウトテイクを見たい方はクリック


最近のアクション

オーケー。録音は終わり、2000年、4月11日に発売になります。
このプロジェクトを振り返ってみると、大変満足しています。僕のはじめての作曲に主眼を置いたCDとしては(僕がこれまで共同制作と呼んできたものの対極として)ベースをフィーチャーするということと、楽曲そのものをきちんと作り上げるということの面で、良いバランスになったと感じています。


更に続くことなど

この曲を持ってツァーします。もちろん!日程が決まったらここからリンクします。
Jerry Marrota, Larry Fast, そしてギタリストのJesse Gress がツァーのラインナップに決まり、CDからの曲を拡大したライブになりそうです。
これも楽しみなことでしょう!

Link to Tony's Road Diary
更にもう一つリンク!
このプロジェクトについての ギャラリー・ページ にはスタジオで撮ったもっと山盛りの写真とMPEGムービーがあります。


Narada Records
このページは、あなたのお楽しみのために、そして自分の楽しみのために LogoT. Levinが書きました。 1999 年

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