California Guitar Trio
with Pat Mastelotto & Tony Levin

June 2005 Tour

  

  

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Mexico June 9th

更新がまったく出来ませんでしたが、メキシコシティではインターネットになかなか繋げませんでした。
メキシコシティ公演は期待通り上出来でした。というのもメキシコの聴衆は音楽に対して情熱的で、CGトリオの音楽は多彩で、ここの聴衆にはぴったり。それからこの公演は撮影もされましたから、いずれDVDも出ることでしょう。

でも、ここの天候は本当に暑くて、おまけにエアコンはどこでもついていなくて、この数日間はまったく往生しました。(公演当日の朝はTV番組の録画を古い教会でしました。
予定よりずいぶん時間がかかってしまったので、終日予定は押せおせになってしまい、夜遅くに公演が終わってホテルに帰ってきたときに、漸く予定に追いつきました。あぁそれなのに、部屋のいくつかは貧弱なエアコンが切れてしまっていて、まったくつらい夜でした)

                       

                       

オハイオへの道中は(メキシコシティには僕自身のバンドでまた来たいと思っています。来年のまたいつか)一日がかりのフライトでしたが、快適でした。

Columbus June 12th

コロンバスのクラブ、Little Brothersに着いた時、数年間にここで記憶に残るシーンがあったことを思い出しました。そのときは僕のバンドでGive Peace a Chanceを演奏していたのですが、突然バーで喧嘩が始まったのです!
まぁそのときお客さんたちは行儀がよかったので(普段からそうなんだと思っていますが)良い夜を過ごせました。

今回はこのバンドとしてはイン・イアータイプのモニターを初めて試してみました。これはステージがやり易くなりますが、これまでつけた事がない者にとっては、かなり馴れが必要です。

                       

(イン・イアーモニターについてのノート:今ではほとんどのロックバンドが使っています。耳からコードが出ているのをみたことがあるでしょう。ときどき型をとったイアーピースをいじったりしているところも。 僕はずっと以前からPeter Gabrielや他の公演で使ってきましたが、僕にとってステージ上で耳に入る音量を小さくするためにとても有用で、その音質もとても可能性が高く、ずっとクリアーです。 でも、これに馴れるのはかなり大変です。モニターミキシングに大きく依存するようになり、ほんのわずかな不完全さも耳から入ってくるアルバムのようなミキシングでは気になるようになります。それに、後ろではじけるような自分のアンプもありませんから、自分のパートがソフトすぎたりしたら、自分の音がよく聞こえません。それに、これはお客さんとの壁を作ります。耳に入ってくるのは鮮明な信号だけで、声も、エールも、励ましも、バンドが話しかける声すら聞こえません。 時々自分の頭の中を分けて、お客さんたちやコンサートをうまくやっていくために、現実に何かもっと大事な事を聞くことに馴れる必要があるんです。

おお、それからバッテリーの問題もあります。曲の最中にバッテリー切れにはなりたくないでしょう。これが起きたら音は最悪になります。これがもしPeter Gabrielの公演だったら、テクニシャンが走ってきてプレイヤーの横にひざまずき、演奏を続けながらでも一瞬のうちに交換してくれます。(前のツァーではベルトにバッテリーパックを3個つけてました。他の2つはトランスミッターとレシーバーです)でも、ヘイ、これはCGT&2ツァーだよ。ステージ上にテクはいません。それに、節約のため、クラブの通りの向かいにある安売りの店で替えのバッテリーを買ってきました。2個で1ドル。僕は世間知らずでした。ちゃんとしたバッテリーは1個5ドルはするんです!それでもちろん問題がおきて、ほとんどのプレイヤーは皆少なくとも片方のイアーピースを外して演奏していたと思います。今日はまともなバッテリーを買ってこなくちゃ!

Waffle Houseの土地にやってきたのは幸いです。既に2回朝食を食べました。バンドのお気に入りはHash Brownです。興味のある方のために説明すると、これは"千切って、蒸して、ソースをかけて、ペッパー風味"です(つまり、ひろげて調理して、オニオンとチーズとハラペーニョが添えてあるんです)(もうご存知だと思うけど!)

デトロイトの友人がやってきて、2日間行動を共にしたので、僕たちのいつも通り、自家製ペッパーウォッカの飲み比べをやったので、夜遅くになってしまい、朝は寝坊。いつものCGTツァーとは大違いです。(僕のウォッカはPeplevskaと呼ばれていて、一致した意見としては、とんでもなく強すぎ!)それでもウォッカの飲み比べの合間には、僕は新刊本を読了しました。1776といって、2、3日前に空港で買った本です。David McCulloughのこれまでの既刊同様、素晴らしかった。願わくば、もうちょっと長ければよかったんだけど。そしたらこれからの6時間のドライブの間も楽しめたのに。

今回のツァーの別のお楽しみ:サウンドエンジニアのTyler Trotterは彼のホームタウンのLouisvilleでコーヒー焙煎機を使い始めて、今回は新鮮な焙煎したてのコーヒーが入った袋を沢山持参しました。全部ブレンドが違うんです。あぁしかし、エスプレッソマシンは持ってきていないので、それでも昨日コーヒーミルを手に入れて、ホテルの部屋にある小さなコーヒーメーカーでポットいっぱい淹れました。この器械がヘビーな使用に耐えられるとは思いませんが、ウォッカに加えてコーヒーの飲み比べも始めることにしました。


Columbus, June 12th

ツァーでもってとても大切なことは、荷造りです。 自分の車かヴァンに入りそうもないほどの荷物をどうやって詰め込むかが毎日の問題で、特に本当に入るかどうか分かりゃしないツァーの初日は大問題です。

僕自身は、まったくもってこれが大の苦手です。実のところ、これはDNAの問題だと思う。 誰かは荷造り遺伝子をもっていて、僕には無い。もし僕がベースとスーツケースを最初に入れたら、他の連中は、これを取り出して、最初から入れ直さなくちゃならないんだから。
それで、他のメンバーが詰め込んでいる間、写真を撮っています。3本のギター、2本のベース、7個のスーツケース、7人のメンバー、これが皆ミニバンとセダンに入ります。

さぁ、出発の準備完了。ハロー、クリーブランド!


                       

                       

                       





Indianapolis June 13th

           

                       

                       

           

                       



  

  


  

  

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