Peter Gabriel's
Europe Tour
Spring / Summer 2004

  

  
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Page Three
オーストリアアルプス山中でのコンサート

  

    MAY 1 - ISCHGL 公演

     すごく早起きして、ホテルのロビーに集合してから山へ登るゴンドラリフトまでヴァンに乗りました。(数ブロックしか離れてないのに何故ヴァンに乗るかって?バンドに参加したときは、なぜ?なんて尋ねないで、前にいる男の後をついていくものさ!)
このツァー最初の公演は、かなりエキサイティングなものでした。 "普通"のステージの公演で、ステージに吊り上げや張り出しはなし(午後1時の公演なので、もちろん照明も一切ありません)。ところがそれが音楽そのものに集中できることになって、プレイヤーにとっても楽しみが大きかったのです。

     ゴンドラリフトの終点では、特別なドアからばたばたと出て、普通はスキーコースの整備や救助隊が使うようなキャタピラー式の雪上車に乗せられました。 ここでもステージまでは歩いてもすぐのところだったのでしょうが、今回は雪の中でしたから。

     山に登ってみると、陽光で暖かく、とても明るかったのですが、日陰に入るとすごく寒いんです。それで、サウンドチェックは冷えびえする仕事でした。

           

           

サウンドチェックを始めたときは、2,3人の見物人がいました(サウンドチェックの間中、次々と沢山の人たちがスキーで集まってきました)

           

そして、San Jacintoを通してやったころには会場は一杯のようでした。

           

           

           

           

     楽屋のテント(暖房あり)で着替えて、(僕はカメラのバッテリーに充電して)春/夏のツァーの最初の公演の準備完了!

     公演の出来はいいものでした。ただ、Peterとバンドにとってはいつもより多めのびっくり事件がありました。Games Without FrontiersSledgehammerのイントロでは、コンピューターが独りよがりのアイディアを発揮しちゃいました(二曲ともやり直しをしなくちゃなりませんでした!)
でも音楽はすばらしく、セッティングは最高でした。事実、ステージからの眺めでは、派手な服装をしたスキーヤーたちと彼らの背後の山なみの風景は壮観で、多分いつもよりも沢山写真を撮っちゃいました!

           

           

           

           

           

最後のアンコールのときにはステージ上にはPeterが一人でHere Comes the Floodを演奏し、僕はこれでおしまいだと思ってステージを降りてしまっていました。ところが驚いたことに、彼はカーテンコールのおじぎをするのにバンドをステージ上に呼んだのです。僕が間に合ったのはほとんどおじぎの最後だけでしたが、写真はPeterがFloodを始めたところとそのおじぎの終わりの混沌としたところは撮れました。

           



公演の後、大きなトラクターが機材を搬出し始めたのを見ていました(あとで、機材は全部ゴンドラに乗せて山を降りていきました。何千という人々が午後遅くに山を去るのと一緒に)

それから、僕達は山の頂上のレストランへ行って、遅めの昼食をくつろいだ時間の中でとりました。

           

           

           

最初の公演は終了。皆にとっても素晴らしい時間でした。
さて、次はドイツのドルトムンドで大規模な演出での公演のリハーサルです。

  

  
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