STICK MEN ラテンアメリカツァー
2010年 3月
ページ1 メキシコ


  

  

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ツァーのページをこの形の日記で書くようになってかなり経ちますが、今回は格別に楽しくなりそうです。

ツァーの前奏曲として、このツァーは僕が心から待ち望んでいたものだったということを言わせて下さい。この1年というもの、Stick Menをラテンアメリカに連れて行くための画策を一生懸命してきたんです。ここは音楽の情熱にあふれ、他のどこよりもプログレッシブロックに広い心を持っている場所だからです。
ですから、ここで僕たちの音楽を共有できる機会にとてもワクワクしているんです。

僕たちのトリオは、Pat Mastelottoがドラムス、Michael Bernierと僕がチャップマン・スティックを演奏します。我らがエンジニア、Robert Frazzaがツァーでも一緒です。

3月1日 - メキシコへの旅:

    ニューヨークからのフライトは、ダラスで乗り換えがありました。そこのゲートで、旧友のLarry Gowanとばったり。彼もメキシコへの接続で、Styxxというバンドで演奏するとのことでした。また偶然が重なって、Larryはちょうど彼の最初のアルバム、Strange Animal(僕も参加していました)が、めでたくも再発売されることになり、試聴盤を受け取ったところで、初めてそれを目にするのが僕ということになりました。

メキシコに着いて飛行機から降りるときになって、乗客の一人が僕に持っている楽器のことを尋ねられた時、バンドの名前の偶然の一致に気がつきました。
「スティックという名前なんです」
「あぁ、Styxxというバンドが乗っているっていうのを見ました。そこで演奏してらっしゃるんですね?」
「えー、いや、僕はStick Menというバンドなんですが…混乱しちゃいますよね」

(その間、税関職員はケースを開けて、弦が何本有るのかをみていた…)

Styxxも同じホテルに泊まるのが分かり、夜遅くにはまた別のバンド、REO Speedwagonがチェックインしました。そこには古くからのツァー仲間のギタリスト、Dave Amato(彼とは数年前Richie Samborraのツァーで一緒)とロードマネージャーのWally Version(Peter Framptonのツァーで一緒でした)もいます…それで、今週ここは実にロックンロールなホテルに早変わりという訳です。

ホテルのすぐ隣にはTeatro Nacionalがあり、僕の部屋の窓から見えます…今回は窓からの眺めが良い ここは2日間他のバンドたちが演奏する場所ですが、僕たちはここを含む複合施設の中のクラブで演奏することになっています。

うゎ! 窓の清掃人は前触れなしに現れるものですが、僕はてっきりニンジャStick奏者がジャムセッションしたいのかと思いました!(多分彼は僕がどれだけ素早くカメラを構えるかが印象に残ったに違いない)

バンドと友人達との夕食…ツァーのスタートとしては最高!


3月2日 - メキシコ、初回公演:

March 2 - Mexico first show:

    僕たちは、El Lunarioというクラブで演奏しています。初日のセットアップは通常新しい機材を使うので面倒なものです。このツァーでも2、3日ごとにやることになるんですが、今日は慣れたものでした。

ツァーマネージャーのMaxがアルゼンチンから到着し、このツァー全部を助けてくれることになっています。


先月からスペイン語を一生懸命勉強して、公演では皆さんにスペイン語で分かってもらおうと思っています。
でも初日の午後、クラブに入ってすぐに、'M'間違いをやらかしてしまいました('M'は'Mujeres' (女性)'H' は'Hombres' (男性)…言ってる意味分かりますよね?)

これが楽屋です…他に何が要るでしょうか!



初めの公演:すごく楽しくて、なんとかこの努力をお客さんに笑われることなくスペイン語でことを運べました!
でも、演奏に集中するあまり、撮れた写真はこのお客さんたちの一枚だけでした。



3月3日 - メキシコ公演2日目:

    この日はロードの中では楽な日でした。同じクラブでの2回目の公演なので、移動したりセットアップしたりがいりませんから。

友人の Noel Schajris(ここでは有名な歌手)が新しいエスプレッソマシンのお披露目に呼んでくれました… これについては驚くには当たりません。なにしろ同じものを僕は2つ持っていて、一つは2008年のKing Crimsonのロードに持っていったんですから!

でも、これは良い…この写真はコマーシャルにもってこいだよね!

悩ましい問題が午前の遅くに届きました。金曜日のチリ公演に行けなくなる可能性があります。(この日記を久しぶりに読んでおられる方に。 ほんの先週、チリで地震がありました。僕たちが演奏することになっているサンチアゴでは、最悪の被害にはあいませんでしたが、飛行機の便が不安定で、僕たちのメキシコからの夜通しで行く便は来週まで欠航なのが分かりました!Maxとプロモーターたちは他のルートを見つけようとしています。ここは何としても欠かしたくなかったんです)

クラブに、ちょっとサウンドチェックするために戻りました。クラブまでは短い道のりで、後ろには機材も載せていますが、すごいガタガタ道でした。 Michaelは、もちろん、カップ一杯に入ったコーヒーを持って乗り込むことを選び、更なる冒険に乗り出すのでした。

今回の公演ではいくらかステージからの写真を撮ることができました…
僕らは公演の中ではそれぞれが即興で短いソロを演奏します。 これはMichael…

そしてバックステージのビデオモニター…

Patのソロ:

僕はまだお客さんたちの写真を撮ろうとしています…



(スペイン語で考えたり話そうとしたりしているとカメラの調整をしている時間はありません!)





公演直前に、素晴らしいニュースが入って来ました:チリへのルートが見つかり、公演できそう。(僕はそのニュースを速報でFaceBookの僕のページにポストしました。チケットを持った沢山の人たちが状況を知るために見ているようでしたから)

午後遅くにペルーのリマに向けて出発し、そこには真夜中に到着し、そして午前5時発のサンチアゴ便まで空港で待つというものです。

僕たちのこれまでの旅に比べておよそ安楽とは言えないですが、ともかく現地に行けて、コンサートがやれるのは幸せです。

3月4日 - チリへの旅行:

    話は簡単。リマまで飛び(長いフライトです)空港で2、3時間ぶらぶらし、翌朝地震に襲われたチリに、その夜のコンサートの為に飛ぶ。

良い計画のように見えます。これはメキシコシティの空港にいる僕たち。フライトの途中で飲むのにテキーラでも買う?いやぁ、そりゃ悪い考え。


Michaelが僕の写真を撮ってくれました!

リマ空港での深夜。まだ上機嫌(終日バーを開けてくれていて、すごく嬉しかったです!)

Maxは全てを支配し…

!
皆思いおもいにリラックスしています!

ページを新しくする時がきたようです。すぐに…数時間のうちには僕たちはチリに着いています!

  

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