TONY LEVIN'S WEB DIARY

King Crimson
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July, 2014

page 6 - More rehearsing at Elstree Studios

  

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July 28
リハーサル週間は、いつもの経過を辿っています。 それぞれの曲を頭の中から引っ張りだすのに2、3日かかった後は、音楽はとても良くなってきます。

僕たちはそれぞれのリハーサル期間で、何曲か加えたり取りやめたりしてきましたが、今のところまだツァーで何をやるか最終的に決まっていません。でも、中でも最高のものにしたいと思っています。

僕にとっては、リハーサルの5日間で僕の音楽脳はついにクリムゾンの地に到達しました。それはつまり考え方や、何か違った演奏方法のようなものです。 僕はその中にすぐに飛び込もうとするけれど、僕のある部分はそれにちょっと遅れてしまう。
例えば、これまで僕が他のツァーでやってきたよりもずっとハードなベースの音を探し求めるとして、そこには指の強さの問題が出て来ます。特に早いラインを大きく弾くときには。でもそれこそが僕がこの音楽に求めている音なんです。
典型的には、公演が始まって一週間か二週間経つと、僕は一番ヘヴィーなゲージの弦に換えるでしょう。今使っているミディアムへヴィーゲージでこれ以上弾きたくないと思うに違いありません。
同じように、クリムゾンの曲を2、3日演奏した後では、4/4拍子は昔学校で勉強した外国語みたいに感じるようになります。7/4かそれ以上複雑なのが当たり前になる。夢で見るようにさえなります。
そして、あらゆるベースパートで、クリエイティブな緩さが歓迎される。すなわち、ある部分では可能な限りの精確さが求められ、またある部分では緩むということが混ざり合っている(事実、「全て」をよりワイルドに、ということがこの音楽には相応しいのです)

とにかく、これが今週僕がやってきたことの大部分です。

FaceBookのコメントを見ると、バンドのラインナップを知らない人のものを見かけました。それで、もう一回このリハーサルと9、10月のツァーのラインナップを紹介しておきます:

「前列」のドラマーたち:

アコースティック&エレクトリックパーカッションのパット・マステロット



ドラムとメロトロンのビル・リーフリン



ドラムのギャヴィン・ハリスン



「後列」左から右へ:

サックスとフルートのメル・コリンズ



僕がスティック、ベースそしてbvox(適当な自分撮りがありません!)

ヴォーカルとギターのジャッコ・ジャクスジク



ギターのロバート・フリップ




今日、28日月曜日は、始めて殆どの曲を順に通して演奏し、それを「友人&家族」を招待して聞いてもらう日です。

この広い部屋では椅子が少なすぎるようです…



ちょっとましになりました



通しで演奏することで、僕らの計画が確かなのかを確認します -- 曲を連続して演奏することは一曲を集中して弾くのとはすごく違うのです









ロバートが参加者に短く言葉をかけました







演奏中は写真を撮る暇はもちろんありませんが、ドラミングの部分で歩き回ることができました





終わった後、いくらかの安堵があったものの、もちろん更にやるべきことの長いリストができました



もう一日ここでリハがあります(ランスルーを聞いて、必要なことをする)が、僕はこれ以上写真は撮るつもりはありません。ですからこれが7月のクリムゾンのリハーサルの全てになります。

これ以降は僕たちは再度集まりませんが、ニューヨーク州ウッドストック近くの僕のホームスタジオで、ツァー前のリハーサルは沢山することになるでしょう。

でもその前に沢山の予定があります。2日後にはパットと僕はBratislavaでのStick Men公演に発ち、その後夏のツァーが続きます。それからニューヨークのCatskillマウンテンでのthe Three of a Perfect Pair ミュージックキャンプでは、キャンパーたちは間違いなくクリムゾンのプランについて知りたがることでしょう。

  

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