TONY LEVIN'S WEB DIARY

King Crimson
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July, 2015

page 1 - 英国でのリハーサル

  

  

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July 14, 英国

戻ってきました!

今週はリハーサルです。今年のフルバンドでのリハーサルはこれが初めて(ドラマーは別に独自にリハーサルしています)
更に8月にも英国でのツァーの前にリハーサルが予定されています。それからヨーロッパ、カナダ、そして日本で公演があります。

(日程をご覧になりたい?僕のサイトのメインページに書いてあります)

いつものように、ここでのバンドや行く場所の写真を沢山載せようと計画しています。
ただいつもの公演中の写真は載せないでしょう。というのは、このツァーではまたお客さんたちに写真を撮らないようにお願いしているから。僕はこの限りではないにせよ、僕の日記の中に限定しておくのが正しいかなと思えます。
まぁ公演後のお客さんたちの写真が一枚だけということになるのかな…多分。

(まるでロバートがを撮っているみたい!)



近年のバンドのニュースをご存じない方のために、ロバート・フリップが集めた7人の新しいラインナップをご紹介すると:

          Robert Fripp: ギター
          Jakko Jakszyk: ギター&ボーカル
          Mel Collins: フルート、サックス
          Bill Reiflin: ドラムス、シンセ、ボーカル
          Pat Mastelotto: ドラムス
          Gavin Harrison: ドラムス
          Tony Levin: ベース、スティック、ボーカル


沢山の機材…



曲を…チャートを…マップを…どのように組み立てるかの沢山のディスカッション…







そしてツァーマネージャーのDave Saltと旅程表を覗く





始める前に、僕らは拳を突き合わせるのが習わし



















仕事をしているMelの写真が無いのは、スタジオの彼のコーナーが写真を撮るには暗すぎたので。

代わりに彼の楽器を撮りました…



クリムゾンのリハーサルはいつでも挑戦です…古い曲や新しい曲をマスターしなくてはならないし、新しいアイディアは大歓迎です。

僕にとっても自分の音作りと新しいテクニックを試す時でもあります。

一、二日の後には、僕の機材は以下のようなエフェクターを使うように進化していました:
ボリューム、8va、コンプレッサー、オーバードライブ、デジタルディストーション、ビットクラッシャー、アナログディストーション、そしてアナログダブルディストーションペダル。(それから更にオーバードライブを経てアンプへ)

時間が経てばツァーでのサウンドプランにそれを残しているかどうか分かるでしょう!



それから、これが僕の新しいアイデア:パパワー・ピピック!或いは、こう呼んでもいいかも。パパパワー・ピピピック。

2枚か3枚のピックを貼り合わせて、2重か3重のアタックを作る実験をしているんです



これは瞬間接着剤です。それから一円玉…最初はペニー銅貨を間に挟む形で試していました。これが重すぎたので、家に帰った時に2、3枚の一円玉があるのを見つけて…試してみたらこれが完璧でした。

ところが今、「アクションが熱を帯びる」リハーサルの場では、接着不良やピックの割れが多発して、それほどうまく行っていません!



さて、現在の状況はといえば

もう一度、僕のベースの音が素晴らしいことにも感謝したいです。



それぞれ、その写真を載せるにふさわしい楽器…これはMusic Man の5弦で、バービー・ベースと呼んでいるもの(理由は明白!)



僕の目にはまだ結構新らしく見えるけど、もう結構’ヴィンテージ’ものになってきました。1989年頃から僕がメインに使っているベースで、Music Manの最初の5弦モデル。沢山の音楽的局面で、常に特徴的なサウンドを出してくれています。

そして、これが「イエロー・ベース」で、これは疑問の余地なくヴィンテージものです。手に入れた時は新品でしたが(つまり僕自身もヴィンテージもの!)



80年代には、このベースをそのとき僕が参加していたツァーのイメージカラーに塗っていたのです。それで、1980年のジョン・レノンのアルバムの時、これを使ったかどうかは確かじゃありません。
ご覧のように、クリムゾンの"3 of a Perfect Pair"のツァーの後、そのままになっています。記憶によれば、その前は確かピーター・ガブリエルのツァーで、白に黒の六角形のテーマに塗っていました。

それ以来あまりこのベースは弾いてなかったのですが、昨年のクリムゾンのツァーのときに、古い曲を弾くにはうってつけだと分かって、また恋に落ちたという訳です。

まぁ、こうやって見てみると「辛い恋」なのかな…ペイントはところどころ剥げ落ちて、修復が必要かもしれないね!





2、3日の演奏のあと、調整室に移ってそれぞれがどんな音になっているかを確認します







右側にいるトレバーは、あらゆることに関して手伝ってくれます…ギターテク、撮影、そしてレコーディング…





パットが着ているジンジャー・ベーカーのTシャツには独特のヘビーなヴァイブが



2015年クリムゾンツァー日記の最初のページとしてはもう十分な写真になったでしょう…1、2日後にはもう1ページ追加して、このスタジオでの写真はそれでおしまいにしましょう



  

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