ロックバンドと共にツァーをする本当の魅力をあなたに知って頂く時間がやってきました。
5月13日、僕たちはトロントからデトロイト公演に行くため国境に向かいました。
素敵な休憩…
ここは勿論Tim Horton'sです…ぼくらはまだカナダにいますから。
国境を通るのは面白かったですが、写真は撮りませんでした。
合衆国側は、僕たちにどこにいたのか、何故いたのかを何度も何度も尋問をしました。僕らは彼らがドアを開けたとたんに、車からバナナの皮が落っこちたときには、もう一巻の終わりだって覚悟しました!(翻訳監修の深谷さん注:分かりにくいのは、we'd had it という表現だと思います。これは一種の俗語表現で、「最悪の状況・我慢の限界・結果として失敗」という感じの時に使います。この場面は税関だか入管だかでしつこく検査を受けて不安が募っている状況ですが、その場面で、we thought we'd had it 、つまり「ああ、これでもうだめだ?!」と思ったわけですね。それは「バンの扉を開いたときに、バナナの皮が落っこちた」から。だらしない姿を見られて、もっと細かく調べられると覚悟したんじゃないでしょうか。もちろんトニーさん達は半分冗談で、面白がって検査を受けているわけですが)
それから彼らは、「カレンというのは誰だ?」と訊き続けて、僕らを当惑させたんです。
レンタルヴァンのキーホルダーが戻って来たとき(彼らが没収してました)そのタグに書いてあった名前がカレンでした。誰のことだか知らないけれど、彼女はほとんど公演を潰すところでしたよ!
途中いくらかの雨の中を、ようやくFerndaleに着き、これまで何度も演奏したクラブのMagic Bagに到着しました。
昨夜の会場、トロントのLee's Palaceは、すごくファンキーな楽屋でしたが、ここの楽屋も実に悪名高いものです。
これを不思議に思うバンドは絶対僕らだけじゃないと思うんです、何年もの間、どうやって天井に吐くことができたんだろう?ってね。
それに、この戸。この向こうは落差3フィートの暗闇に繋がってます。(写真の下の方に梯子が見えるでしょう)
さて、最初に書いたように、今回は巡業の魅力にあなたを誘うページになってます!
サウンドチェックはスムーズにいっていました…Michaelのペダルボードにちょっとトラブルが起きるまでは…
居合わせた電気に詳しい友人がちょっと調べてみますが…
どうも助けが必要な様子で…
ワオ、たまたま物理学者が居合わせました…これは何とかうまくいきそうです…
Michaelはすごく心配してるみたい!
(彼の一個のユニットは公演に必要な山ほどの音を出すんです)
続きを想像できますか?
僕らはそれをステージへ持って行って電源をつないだら、焦げ臭いにおいがクラブにたちこめ…燃えました。乾杯!
誰の過ちでもなく、それはユニットでしたが、Michaelは僕のセットから1、2個ペダルを借りて演奏することになりました。
公演はやらなくちゃなりません!
さぁいくぞ…皆は機材のトラブルなんて知ったことじゃない…
イェイ…この光景が僕らが全ての旅行と楽屋を通り抜ける理由だから…
レンブラントの絵みたいに見えます!
さて、実に長い一日でしたが、いずれにせよ、お客さんたちがどれほど僕らをインスパイアしてくれるかがお分かりでしょう。
P.S. Michaelはペダルなしでも素晴らしい演奏をやってくれました!
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