Stick Men
Tour of Europe - Fall, 2012
page 8
Munster Show

  

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ミュンスター Oct 31st.

昨日はキエフから空路フランクフルトに入り、ギグをやるミュンスターからたった一時間の道のりにあるドルトムントに車で来ました。

今日はその会場、Hot Jazz Clubに来ていますが、ここで演奏するのは3回目になります。良い会場です。初めて演奏したときは、確か凄く暑かった - 気温がですよ! だから多分あれは夏の公演だったと思いますが、その次の時はとても穏やかだったので、今回そのことは気にしませんでした。



ツァーにニューフェースが参加してくれて喜んでいます。 Mirkoは以前僕らとツァーしたことがあるんですが、彼は数週間Francescoの手伝いで途中参加してくれます。
運転の交代要員、駐車、搬入、物販、そして会計など、どれをとっても簡単な仕事じゃありません…でもFrancescoはそれで疲れきったわけじゃなく、彼は別のツァーにブッキングされているのです。僕らはMirkoとここ2、3年一緒にツアーを廻っていなかったので、また彼と会えて嬉しいです。



この白黒の写真は、サウンドチェックの様子と公演がどうだったかの様子です



























公演後ホテルのバーで、合衆国で洪水の被害がどうなっているか映像を見ました。我々二人の家にかなり近いところまできていましたが、家族はともに幸運でした



明日は金曜にあるドレスデンの公演に向けてドライブです。
ドレスデン, Nov 2nd.

この日は、ロードに出るというのはどういうことかという、その要約のような一日でした。

まず最初に、昨日のドレスデンへのドライブは、町の郊外にある我々が泊まるホテルに夜着いたところから









それから今日の会場までのドライブは悪くなかったです - でも、郊外にあって、さほど目標もない場所でしたから、見つけるのに時間がかかりました。

でも、主な問題としては、そこは僕らがブッキングされたクラブじゃなかったのです。その会場は数ヶ月前に火災にあって、期限までに補修されなかったので、ほんの数分前に別の会場に公演は変更されていたのです。

見た目ぼくらが演奏するような場所じゃないような…



Puschkinというところで、ご覧のように、浜辺でパーティもできる(背後には砂地があったんです)(訳注:Googleマップで見ると、エルベ川沿いにある)



搬入のとき、他のバンドのヴァンが見えました



ステージは狭い…



ところが、そこで働いている人から僕らが演奏するのはこの部屋じゃなくて、あのドアの向こうの別の部屋だと言われました…



確かに、手洗いへのドアを抜けると、暗い廊下の向こうにもっと狭い部屋を見つけました…



しかも、ステージなんてまったくありません…でもここがどうやら僕らの演奏する場所のようです。誰もが何も分からない状態のようだし、この部屋では全然やれそうにもありません…D.J.ブースと、PAのかけらと、何個かのソファか、そのように見えるものと、あたりにはオイルタンクが散らかっている状態…





でも、最初の部屋では別のバンドがセッティングを始めていて、それにここは寒く(メインの部屋にしか暖房はないようで)、背にする壁を決めて、そこらに散らかっているものを片付けてセッティングを始めました







Peter Gabriel ツァーではありえない!





誰かが暖房器具を持って来て、なんとかやれそうに思えてきました!







ツァーTシャツが出来上がってきました。Mirkoは矢印をつけて今夜のギグがリストに載っていることを見せようとしています。でも会場は違うんだけど



セッティングが終わり、モニターとPAが動くようになって、夕食に向かい、なんとかこの公演をやりたくないとか、誰もこのクラブを見つけて聞きに来ないとだろうとかいう思いと戦おうとしました。

食事は美味しく、暖かかったのが救いでした。

クラブに帰って来て、楽屋やそのようなものがなかったので、ステージに見立てた場所にすぐ繋がるドアを開けました。

すると、そこには暖かく、部屋いっぱいの人たちが僕らの音楽を聞きに集まってきて、僕らに挨拶してくれたのです。





彼らは僕らがステージに行き、コートを脱ぎ、楽器を取り出してチューニングをやり直し…演奏を始める頃には、ここにいる全員とすでに友達になっているような感じでした!













それで、ここでのギグは本当に価値のあるものになりました。たとえ始まりがどうであったとしても。

さて、今日の浮き沈みから僕らは何を学んだでしょう?以前は僕らは何も知りませんでした。ロード生活には大変な日や困難な時があります…でも、音楽を愛する人たちが、正に僕たちの音楽を聴きに来てくれるチャンスがあって、本当にやりたい音楽を演奏できるバンドにいて、妥協したり、人気が出るような型に無理に合わせるようなことをせずにいれば…やりがいがあり、ずっと続ける事が出来るのです。

今日それができたことを、聴衆の皆さんに、そしてクラブPuschkinにさえ感謝します。



  

  

  
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