TOUR DIARY

PAGE FIVE

TLB RESONATOR TOUR April 06

  

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イタリア公演

     イタリアツァーは今日からStazione Birraで始まりました。ここはローマの郊外にあって、昨年も演奏したところです。

もちろん、毎日特に書きはしませんけれど、ここイタリアではすごく良く食べています!

そして公演…すごくすごく上出来で、更に素晴らしいお客さんの入りでした(ここではゼネストが行われている最中。すごい交通渋滞でStazione Birraへたどり着くのはいつもより大変だったのにもかかわらず)




Peteはピアノのところで僕がFragile As A Songの説明をしているところを撮ってくれました。

このイタリアツァーでは、全部の曲の説明をイタリア語でやろうとしていますが、今回のツァーでは、以前とはちょっと勝手が違って簡単じゃありません。いくつか例を挙げると、例えばFragileではこれまで使ったことがない動詞の時制が含まれています。
もちろん僕はそこここで間違いをおかしますが、聴衆の中から笑い声が聞こえ、なにか大きな間違いをやらかしたなと分かったのです。 結局後になって分かったんですが、どうやら一つの言葉をちょっと間違って発音したのが、大きく意味が違うことを言ったことになっちゃったのです。どういうことかと言うと;

僕がイタリア語に惹かれている理由の一つは、子音が繰り返されるような時に(例えばspaghettiのように)なるべく長く発音するとそれらしくなるってことです。(スパゲッティで試してみてください。イタリア人になったみたいでしょ) 僕にとっては、capellicappeliとは違うんだよと指摘されて以来ハマっているんです。 それはさておき、"qualche anno fa..."という言葉で歌の説明を始めたとき、これは「数年前」という意味なんですが、僕は'anno'の 重なる n の発音を長く続けなかったんです。 - 今これを読んでいるイタリア人はもうニヤニヤしていることだろうけど - これは「いくつかのa** holes」と言ったことになっちゃいます。素敵なバラードの説明をしようとする意図とは外れちゃいますよね。 (訳注: a** holeの意味の解説は不要ですよね)

今後はこの言葉にはすごく用心深くなろう!

ホテルに帰ったのは遅く、午前3時半ごろで、僕たちのうち何人かは機会を捕まえてネットに繋げようとしていましたが、明日は午前9時がチェックアウトで、公演があるエルバ島へ発たなくちゃならず、ベッドに入ることにしました。


     4月29日 - 2台のヴァンに機材と共に詰め込まれた僕たちはどう見ても元気そうには見えませんでした。 でも、MarcoとFrancescoが運転手で、我々ミュージシャンはヴァンの中で昼寝することができました(ツァーの経験豊富な我々のうちの何人かにとって、いつも通りの小さなシートでの昼寝の後ではまるでプレッツェルになった気分でした)(訳注:アメリカのプレッツェルはグルグルと巻いたような形をしています。あのブッシュ大統領が喉に詰めたという、あれです)

そして、今回の旅行での目玉;3時間後、フェリーに乗り込み島への航海です。

すぐさまカメラを取り出しました。

目を見はるようなすばらしい光景。







もっと見たいところですが、島についてすぐSugar Reefというクラブへ向かい、機材の搬入とサウンドチェックです。





公演は - ワオ!本当に小さい会場に何百人もぎゅうぎゅう詰めでしたが素晴らしい雰囲気で、開始が遅かったので午前3時まで演奏していました。





悲しいかな、機材の片付けと搬出に午前4時半までかかり、ホテルに着いた時はもう5時でした。

ツァーはすごく楽しいとはいうものの、朝起きてきてロビーで会った我々は、疲労困憊で、まるで2公演こなした後みたいな感じだと言い合っていました!!

(そうそう、Elba島公演では、annoの発音は n が4個重なってるくらいに長く発音しましたよ!"Annnno"!)

     Foligno公演は上出来で、エルバ島のSugar Reefとはひと味変わった公演になりました。
小さなクラブに満員のお客さんたちの公演に続き、僕たちは小さな歴史のある公会堂に来ています。ここは一時は教会だったところで、すごく高い天井で、残響エコーを計ってみたところ、4秒間もありました。

サウンドチェックはこの残響エコーとの闘いでした - 結局はペダルや楽器のリバーブをすべて切ったも同然になりました。

そして、ツァーの最初のお客さんたちに合わせて、僕たちはバラードを多めにセットしました(これまで時々やってきたように、イタリアの曲も入れました)前の晩のエルバ島のギグでは会場が騒がしいだろうということでバラードを一曲だけ残して全てやめたんです。でもこれは間違いで、おしゃべりやアンコールでやったバラードでのシャウトは曲よりずっと大きな音だったんです!
ここFolignoでは、そのために、この場所の音響にはもっと柔らかくてシンプルな曲がもっとふさわしかったのです。





公演の後、ぼくたちは地元のすばらしいレストランで遅いディナーをとり、明日のオフを祝いました。たった3公演をこなしただけでも、僕たちにはそれが必要なんですよ!

     ペルージャでのオフ日、Jerryと僕はフィレンツェの郊外でドラムとベースのクリニックをしました。

前回と同様、結構なお客さんの入りでした。ほとんどはドラマーのように見えましたが、尋ねはしませんでした。 デュオでの演奏は楽しいものでした。





次回の公演はトリノです。そこからは新しいページにします。


  

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