ALL of Tony's diary in Japanese 2000 Part I
Dec 21, 1999 -- May 30, 2000
June 1, 2000 -->最新ダイアリーはPart 2へ
大変重いページです。ロードには相当時間がかかることをご了承下さい。

Dec. 21, Woodstock

ロサンゼルスでの Bozzio Levin Stevens のレコーディングから帰ってきました。 レコーディングはすごく楽しくて、沢山ベーグルがあって、レコーディングの合間の休憩に二つのwebページを作り上げました。でも、今は家にいて、僕のソロCDの仕事に戻っています。途中、ニューヨークシティで兄のPeteとのデュエット曲を録りました。今はWoodstockでトラックの編集をしに戻っています。 これからの何週間かは最終のベース・パートを録って、1月にはDavid Bottrillがミキシングにやってきます。

Dec. 31, Woodstock

明けましておめでとう。今年も皆さんが健康で過ごされますように。

家に帰ってきて、スタジオでPassionate Bassの録音を完成させるために忙殺されています。2曲にSteve Gornのバンスリ・フルートを追加しました(友人のTom Markのスタジオで録音しました:ここはMake Believe Ballroomといって、このスタジオでかつて僕も沢山の録音をしてきました)。Larry Fastは沢山の曲に素晴らしいシンセ・パートを追加し終わりました。残っているのは、David Tornの演奏です。 ベース・パートは殆ど終わり、沢山の写真とクイックタイムムービーを僕のガレージ/スタジオで撮りました。これは別のこのプロジェクトのグラフィック満載ページに収録してあります。 2,3日したら、エンジニアのDavid Bottrillがミキシングの為にやってくることになっています。 Davidがこのプロジェクトに参加してくれることになって、僕はすごくエキサイトしています。というのは、 Gabrielのアルバムのいくつかは、彼のミキシングによるものなのですが、あの 全体のサウンドとフィーリングはこのプロジェクトが目指す方向にぴったりだと思っているからなんです。

(僕は昔初めて頭をぼくみたいに剃り上げたDavidをGabrielのツァーで撮ったことがあります(彼はキーボード・テックでした)実際、ある夜に僕たちはつけヒゲをかれにつけさせ、ベースを持たせたことがあります...よし、ファイルの中から昔の写真を発掘してみよう)

このミキシングの大変な側面は…Davidはそれぞれの曲に、Jerry Marottaの45個にも上るドラムトラックを渡されることになります。完成させるには簡単なことじゃないと思います。良いニュースは、僕はその間たっくさんの時間ができることでしょうからもっと写真をこのサイトに載っけられます!

Jan. 6, Woodstock

ウッドストックにDavid Bottrillが到着、二人で僕のアルバムのミキシングに取り 掛かりました。 Davidとは何度もPeter Gabrielのツアーで一緒だったので、顔を合わすたびにいろ んな昔話に花が咲きます。今回、最初に思い出したのは、セネガルのダカールでの、夜通しのスタジアムコンサートの事。あのときDavidは、ステージの後ろにある唯一の出口に殺到する観客にもみくちゃにされながら、ほとんど独りで機材の片づけてピックアップトラックに積み込んだのでした。ここの静かなミキシングスタジオとは大違い!このミックスは一週間で仕上げようと思っています。(なお、Davidが僕の物まねをしながらPeterとステージに立っている写真はまだ探索中です。) アシスタントのJaredは、僕の本を読んで僕のキャロットケーキ好きを知ったとかで、今日スタジオに一つ持ってきてくれました。そんなわけで、エンジニア達がミックスをしている間、僕は炭水化物と砂糖の海に溺れています。うへ〜!

Jan 7, Woodstock

オーケー、Peter Gabrielのツァーでの、エンジニア、David Bottrillのお話を始めましょう: 1988年から89年の長きに及んだ "SO" ツァーも終盤にさしかかり、スタッフ達はいつものように何か最後のショーにふさわしいイタズラがないかと探していました。Davidはこのツァーの間に頭を剃っていて、僕にそっくりになっていたんです。それで、ステージで彼を僕の影武者にしようというアイデアが浮上してきました。そこで彼はステージの端から僕の動きを観察し、特に "Solsbury Hill" の間の動きを練習し、衣装担当のCarolが僕のと似たような服と、ズボンのサスペンダーまで調達したのです(そして勿論、付けヒゲも)。バンドのメンバーは一人もこの計画を知らなかったのですが、僕の耳に入ってからは、もっと手の込んだことになって、毎晩 "Solsbury Hill" を演る時になると、僕は自分のアンプの陰に隠れるようにしたのです。メンバー達は特に注意して見てはいなかったのですが、これが最後の晩を盛り上げる布石になったのでした。

BOZZIO-LEVIN-STEVENS PROJECT

[Click for Terry on MPG video ]
Terry のドラムキット. 他に誰が
これだけのドラムを叩けるだろう
 [ Click for MPG video ]
Another photo of BLS

ツアーの最終のショーはバルセロナでした。いつものように「Solsbury Hill」が始 まります。早速僕はアンプの陰へ回ってそこでしゃがみ込み、そのまま自分のパート を弾き続けました。舞台の端から僕のベースを弾きながら(プラグは入ってませんが) Davidが出てきて、いつものステージを回るダンスにうまく参加出来ました。Peterと、ギタリストのDavid Rhodesとそれから、「僕」が踊っています。David Rhodesはすぐに気づいたようです。ドラマーのManuも。でもPeterは、もちろん歌の方に没入してるから何も違いに気が付きません。前列の席に座っていた観客がPeterに、ベーシストが偽物だ(変な付けヒゲまでしてる!)ということを伝えようと騒ぎ出して、すごく面白いことになりました。想像出来ると思いますが、Peterには彼等が何を言おうとしているのか分からないのです。

結局どうなったかって?大丈夫。Peterはいつだってユーモアたっぷりだから、このジョークも気に入ってくれました。その時撮った写真(そう、演奏中に撮った)が、やっと出てきました。いままで僕がステージで演奏するのを見たことのある人は、なかなか大した物まねだなって評価してくれるだろうと思います。

Jan 10, Woodstock

ミキシングは殆ど終わりました。Bottrillは、彼がミックスしたAfro Celt 2がグラミー賞のワールドミュージック部門にノミネートされました。ミキシングの間、僕はPassionate Bass ページとセッションの写真を集めたギャラリーページ をせっせと更新していました。(同時に、ここに置いてあって使われていないグランドピアノでショパンの練習をしていました。もしミキシングにもう数週間かかるようだったら、 ピアニストに転向できるんじゃないかと思います!)(ジョークだよ)

Bozzio Levin Stevens については何も更新していませんでしたが、プロジェクトはまだ続いています。Steveは今オーバーダブをやっています。ときどきは僕の B.L.S. ページ も 更新するつもりです。たぶん夏の終わりか秋にはツァーをするでしょう。 でも、その前にやるべきことが沢山あります;4月にはCalifornia Guitar Trioとツァーをしますし、できることならば僕自身のツァーも5月と6月にはやりたいと思っています。

Jan. 15, Woodstock

以前に掲載していた素敵なものをサイトのアーカイブの中から発見しましたので(HORDE の頭文字語集とか、バンドネームリストとか...)左側のコラムにそれぞれへのリンクを設けました。 2000年という年を見てみると、どうやら今年は沢山のものを世に出すことになりそうです。ただし、昨年にも増して締め切りを守りさえすればということですが! 3月の半ばには合衆国内での Bruford Levin Upper Extremitiesのライブレコーディングの、BLUE NIGHTSをリリースしたいと思っています。合衆国内ではPapa Bearレコードから、そしてヨーロッパではDGMレコードからのリリースになります。

そして4月には、Passionate Bass CDがNarada Recordsから出ます。リリースされたなら、California Guitar Trioをゲストに彼らの新しいライブCDのプロモートのためにツァーをちょっと計画しています。(そう、僕の新しいCDのプロモートも頑張りたいと思います!)

5月にはJerry Marotta, Larry Fast そしてJeff Pevar をつかまえて、僕の曲でツァーをやってみたいと思っています。(まだどこでどれくらいの間ツァーをやるかは時期が早すぎて分かりません)

今年遅くには、King Crimsonの写真日記本を完成して出版できるでしょう。(計画では去年の12月には終わるつもりでした!)これは「キングクリムゾン クロニクル」という題になるでしょう。7月か8月には、新しい Bozzio Levin Stevens CD が出て、BLS2というタイトルになるでしょう。今回こそは、このCDの曲でツァーできるようにベストを尽くすつもりです。

これら全てのことで忙しくなるでしょうけれども、webを更新できなくなるほどではないように願っています。

Passionate Bassのミキシングは終わり、今月は2,3のセッションを2月のロサンゼルスでのNAMM ショーの前にすることになっています。 皆さんにご覧に入れることができるように、沢山写真を載せたいと思います。

January 31, U.S.

ニューヨークからロサンゼルスへ向かう飛行機の中でこれを書いています。 今週末はロサンゼルスでのNAMMコンベンション(音楽関連商品の卸の大イベント) に行きます。ご存じない方に説明すると、巨大なホールが小売店向け(それとミュージシャン向け)の新製品の展示で埋め尽くされるんです。 典型的な例としては、多くの楽器製作会社はミュージシャンを自社のブースに招いて、彼らの商品への注目度をアップさせようとします。時には小さな演奏会をそこで開きます。 (フロアにある何百という楽器が一時に鳴らされると、騒音で何も聞こえなくなるくらいです) 例えば、僕はTaylor Guitarブースに出演するギタリストのArtie Traumと2、3回デュオで演奏する予定です。それから、会場周辺で沢山行われるコンサートのひとつで、やはりギタリストのJeff Pevarとデュオでの演奏をします。 (これは、土曜の晩にWiltshire Grandで多くのギタリストが伴奏者を伴って出演します)

僕は主に僕が使っているTrace Elliotのブースをベースに動くつもりです。 Trace Elliotは僕がそこにずっといることを期待していません(それに、そこでは演奏しないので、まったくのところやることがないんです)から、そこらじゅうをほっつき回って、 新しい楽器を眺めたり、多分、沢山の知人のミュージシャンとばったり会うことになるでしょう。このごったがえした、でも元気が出るイベントの写真をここに載せるつもりです。

ああそうだ。このイベントの前に、Eddie JobsonのU.K.としてスタートしたプロジェクトの レコーディングに参加します。 今このプロジェクトがどうなっているのか尋ねるつもりです。

Bruford / Levinのファンの方へのお知らせとして、我々のライブアルバムのリリースの用意が遂に出来上がりました。3月に、ダブルCDで発売になります(合衆国内ではPapa Bear Recordsから、ヨーロッパではDGMから発売されます)タイトルは、Blue Nights で、"Upper Extremities" : Bill Bruford, 僕 Chris Botti, そしてDavid Tornのアルバムと同じラインナップです。ライナーノートには、このロードダイアリーの抜粋と、 ツァーでの我々の写真、それから我々が演奏中のクラブでの聴衆の写真が載っています。 それから、ボーナストラックとしてライブ演奏の素材を使ったクールなリミックスもついています。

このアルバムについての詳細は用意でき次第ここに載せます。そして今週末にはNAMMショーについてもお伝えします。

Music Manの工場見学 での写真をページにしました。

February 4, Los Angeles.

僕はNAMMショーでとても忙しくて、まだそれについて書いている時間がありません。 Ernie Ball / Music Manにいる友人が、ライブウェブブロードキャスティングを彼らのブースに設置しましたので、もし時間がある方は覗いてみて下さい。 (西部時間の土曜の午前中は僕もちょっと出ているかもしれません。)[URLは、http://www.camcity.com/celeb/celebrity_index.html]

僕がNAMMショーの会場に入っていったとき、沢山のミュージシャンとでくわしました: ベースプレイヤーの Doug Wimbish, John Giblin,Dave LaRue,ギタリストでは、 Elliot Randall, Trey Gunn(彼は自身のバンドとツァー中)、the California Guitar Trio, John Petrucci(Dream Theaterは今夜、市内でコンサート)、Artie Traum(彼とは昨日Taylor Guitarブースでデュオで演奏しました。明日もあります)そして、Jeff Pevar (彼とは土曜の夜演奏します)

また明日くわしく書きます。



P.S. 進行中のプロジェクトについては、別のページに書いてあります:
The Passionate Bass には、4月に発売になる僕のソロCDについて。(そして、ギャラリーページ にはあふれた写真が満載)
別のホームメードページとして、Bozzio Levin Stevens 2プロジェクトが、この夏にリリース予定。(これまた写真満載で、あふれたものはエキストラギャラリーページになってます)

February 9, Los Angeles.

さて、NAMMについて毎日更新しますと言いましたが、実際には忙しすぎてそれどころじゃありませんでした。今週僕にとって一番素晴らしかったことは、多分、"Guitar All Star" コンサートでJeff Pevarと演奏するためにステージに登っていたときのことでしょう。 出演するギタリストが全員ステージの上に座っていて、演奏するときはそこからすぐ出ていって演奏するんです。ショーの最後近くになってスペシャルゲストが現れました。ベーシストのVictor Wootenです。 このファンタスティックなプレイヤーの演奏を聴けただけじゃなくて、スポットライトの中の彼をステージの上の僕の席から写真に撮ることができたんです。
僕にとって一番興味深かったベースは、Music Manが5弦のスティングレーにピエゾピックアップを追加したモデルでした。(ベースを弾かない人にはつまらないことかもしれませんが、僕たちにとってはすごくいいんです!) NAMMでは展示フロアにはあまり行けませんでしたので、前評判についてのレポートをあまり持ち合わせていません。家に帰ったら情報の山をかきわけて、何が良かったのかを知りたいと思います。

昨日はロサンゼルスで珍しいセッションをやりました:トリビュートアルバムの曲ですが、今回はメタリカでした!曲はSanitarium。多分今年遅くにならないと発売されないと思います(昨年僕が参加したOzzieのトリビュートアルバムはまだ発売されていません)

自分の会社からのニュースとしては、BLUE NIGHTSの発売まであと2,3週間となりました。発売前にこのアルバムについてのページを作ろうと思っています。サンプルもいくつか入れられるだろうと思います。

僕が参加する4月のCalifornia Guitar Trioのツァー日程が決まろうとしています。来週にでもお知らせできるだろうと思っています。

February 16, New York

ウェブのダイアリーがなかなか更新されないっていうのは、二つの状況が考えられます。一つは何にも面白い仕事が入ってなくて、ページに新しく付け足すことを思いつくことさえ出来ない場合。そしてもう一つは、あまりにも沢山のプロジェクトに追われて、それを紹介する時間もないという場合です。でもせっかく面白いことが起きてる時にそんなことじゃつまらないので、あまり詳しく書いている時間は無いんだけど、今後の予定をお知らせします。

Blue Nights の2枚組CD(ボーナスRemixトラック付き)が3月の第2週からこのPapa Bear Recordsのサイトで発売になります。このCD紹介の為に特集ページも作るつもりで、いくつかサンプルも聴けるようになります。

Narada Recordsから出る僕の新しいソロCDも、発売後はこのサイトでも購入できるようになります。制作過程を紹介したページは前から作ってありますが、少し変更する部分が出来ました。このプロジェクトのタイトルが、The Passionate BassからWaters of Edenに変わったからです。

それから4月のCalifornia Guitar Trioとのツアー(僕がゲスト出演します)の予定が入ってきました。僕らの超人的エージェントが、殆ど全米各地をバンで移動しながら25日間で25回のショーをこなすというブッキングをしてます!全員生き残れるかどうか、確証は無いけど、とにかくやってみましょう・・・バンで寝るとき用に良い枕を買いに行かなくちゃ。(それから車内でこのページを更新する分には、時間がたっぷりあるだろうと思います。)

そのすぐ後、5月には、初めてのTony Levin & Bandのツアーが始まります。Jerry Marottaがドラムで参加し、Larry Fastがキーボード。まるで80年代のPeter Gabrielのバンドにタイムスリップしたみたいです。(これでボーカルがPeterだったりしたら・・・すっごい事だったんだけど)いずれにせよ、このツアーの為にクラブのブッキングを始めているところですが、7月までツアー、ということにしたいと思っています。(丁度その頃、新しいBozzio Levin StevensのCDが発売されると思います。)

February 20, Woodstock

このウェブサイトのカウンターは30万というマイルストーンに近づいています。 このカウンターというものが信用に足るものかどうかはわかりませんが、驚くほどたくさんの方の訪問です。いずれにせよ、たくさんの皆さんが訪れて下さったにしろ、12歳の 子供が2人、メチャクチャにリロードを繰り返したにしろ、皆さんを歓迎し、僕のミュージックワールドの一端を見て下さったことを感謝します。

友人のBill Brufordは、コンピューターワールドに引っ張り込まれるのを蹴飛ばしたり叫んだりして抵抗していましたが、遂に自分のウェブサイトを持ちました。見に行ってみたのですが、僕たちの新しいCDのBlue Nightsがすぐに発売されると書いてありました。--そろそろこれを書くのをやめて、CDを出すための仕事に戻る方がよさそうです!

February 27, Woodstock

今、ミルウォーキーのNarada Recordsから春に出すCD(とツァー)の細かい仕事を終えて戻ってきたところです。
少し憂鬱なニュースなんですが、新しく出すBlue NightsのCDのブックレットの印刷が遅れています(なんてこった!)。3月1日に発売開始とお知らせしてきましたが、どうやら1〜2週間は遅れそうです。良いニュースは: BLUE NIGHTSのページが完成しました。簡単な説明を読めますし、サンプル(RealAudioかMP3)を聞くことができます。 もし発売前からPapa bearレコードにこの二枚組CDを注文したいとお思いの方には、Laurieが間違いなく出来あがり次第間違いなくCDをお送りします(お電話での申し込みは 米国国内は800 688-2227で、発売についてのお知らせはまだしていませんが、代金は21.99ドル+送料です)

今週はまた、Trace Elliotアンプの説明用ビデオの収録でシカゴに行って来ました。これは、ミュージックショップの店内で流すためのものです。僕にとっていつもと全く違うことに、デジタルカメラでこの様子を撮影しようと思ったのですが、とても忙しくてカメラを持つどころではありませんでした。(型番とワット数を覚えるのが大変!)

一週間か二週間後にはBlue Nightsが手元に届いたというお知らせを大々的にできるでしょうし、4月に行われるCalifornia Guitar Trioツァーの公演地についても追加してお知らせできるだろうと思います。

March 8, Woodstock

ワオ、不具合があれこれ出ています。Papa Bear Recordの800番フリーダイアルは現在一時的に不通になっています。新しいCDの注文をしようとここへかけて下さった方にお詫びします。こちらにある自動応答装置も動きが変で、設備・電話修理担当の者が…多分僕の事なんだろうけど、数日中に元通り、ちゃんと使えるようにしなきゃなりません。(FAXは正常に受け付けしていますので、FAXでのオーダーは、-914 247-4606までお願いします)

BLUE NIGHTS CDは準備が整い、正式に発売開始しました。(電話がないという完璧なタイミングで!)すばらしい出来映えです。僕はこれまでカバーの画像をここにのせる時間がなかったのですが、すぐに載せるようにしたいと思います。Papa Bearカタログのページもこの発売についてはまだ更新していないのですが、別に Bruford, Levin, Torn, Bottiの2枚組CDのページを作ってありますし、サンプルのページもあります。これはまたもう少し増やすつもりです。 DGM Records がチェックのために彼らのリリース分を僕に送ってくれました。ヨーロッパ、英国向けにはここから発売されます(左に彼らのページへのリンクがあります)(願わくば、彼らの電話がちゃんと動いていますように!)

僕がゲスト参加する4月のCalifornia Guitar Trioの日程が追加されましたので、下に書いておきます。

それから、最新情報。初めてTony Levinツァーの日程が決まりました。 これも下に書いてありますが、更に場所が決まったら更新していきます。 僕以外のラインナップは、Larry Fast がシンセサイザー、Jerry Marotta がドラム、 Jesse Gress がギターになっています(ちょっと80年代のPeter Gabrielバンドに似てる?う〜ん、ほとんど同じメンツだよね)曲は、この4月半ばに発表する僕のソロCDの、 Waters of Eden から演奏します。発売が差し迫っていますので、ライナーノーツやクレジットやマスターのチェックなどですごく忙しいんです。このCDはNarada Recordsから発売されます。僕のCDを自分のレーベル以外から出すのは初めてなんですが、全部の仕事をやらなくていいのは気に入っています!ミルウオーキーにあるこのレーベルへ行って来たのですが、彼らは有能なばかりではなく、素敵な人たちでした。これまでの僕のレーベルというものに対する考えを変えなくてはならないかもしれません。

March 13, Woodstock.

さてと、ようやくPapa Bearレコードのフリーダイアルと音声応答装置が直りましたから、 Blue Nightsのオーダーを受け付けられるようになりました(既にたくさんのオーダーを戴いていますから、もうこのことは知っている方もいらっしゃるでしょうけれど)

Blue Nights のリリース については別に設けたページにも情報があります(これ以上はくどくど言いませんから最後に一言!) CDのブックレットにはツァーの期間中このロードダイアリーに書いた記録の抜粋が載っています。でも、全部を載せることは出来なかったので、CDを買って下さった方にはBLUE ツァーの写真と日記をまとめたページのアドレスがブックレットの中に書いてあります。(先週メキシコで休暇中にこのページを作っていて、妻を悲しませてしまいました!)("ねぇ、コンピューターなんか放っておいて、お日様に当たりなさいよ!")

今、5,6,7月の、Marotta, Larry Fast,それにJesse Gressとで行う、Tony Levinツァーの曲を考えています。新しいCDのWaters of Edenからの新曲は習得するのは簡単なんですが、でも…一つのアルバムのためのツァーでよくあるように…全部で9〜10曲ほどは曲が必要です。それで…どうしよう…80年代に僕たちがやってたGabrielの曲を演る? でなけりゃ、クリムゾンの曲か…これも面白い選択かも…Jerry Marotta が歌うElephant Talkもすごく聞いてみたい気がする!

5月に始まるツァーに関して:現在決まっている日程はまだ暫定的なもので、確実じゃないものは下に書いてあるリストからは殆ど外してあります。ツァーが始まるまでには全部お知らせできると思います。

Tony Levin Club of Japanがこのページの日本語版ミラーサイトを運営していることはこれまでもお知らせしてきましたが、彼らがロゴを作りました。僕のPapabearのロゴのかわいいバリエーションです。すごく気に入ったので、ここにも載せました。

March 22, Woodstock.

古い友人の帰還:もう何年も前、僕はある若いベースプレイヤーに僕のベースギターを貸したことがあります。それが返ってくることは期待していませんでした。 でも、3年ほど前の火事で沢山の楽器をなくしてしまってからというもの、その古いMusic Man が惜しまれるようになってきていました。 今日、Johathanが親切にもそれを返しにWoodstockまで車でやってきてくれました。 かれはずっとそのベースを大事に弾いていて、彼の好みにいくらか変えられてはいましたが、 依然としてそれは確かにクリムゾンのベースとして存在していました。というのは、 そのベースは "Three of a Perfect Pair " ツァーのためのカラーリングに変えられ、その時いいアイディアだと思っていたワミーバー(!)が取り付けられていて、 ピックとスラップですり切れてしまうくらい沢山のクラブでの演奏に使ってきたものなんです。(僕はツァーのたびにベースの色を変えてきたんですが、このベースは、イエローとブルーになる前は、初期のPeter Gabrielツァーのときの、白黒の六角形のマークになっていたんです)

すごいタイミングなのは、今 Martin Sextonのレコーディングをしているんですが、 彼はベースのヴィンテージサウンドをとても愛しているのです。というわけで、すぐにこのベースを使いました。

本日のもうひとつの帰還:数週間前にロサンゼルスのレンタカーに忘れたデジタルカメラが返ってきました。ヒュ〜、これでこのページに画像を載せることが出来ます。

来週、Jerry Marotta, Larry Fast、そして、Jesse Gressと、5月に始めるツァーのリハーサルを始めなくてはなりません。それから、4月11日にはCalifornia Guitar Trio ツァーに出発します。(下の日程のリストのほかに、更に沢山の場所で予定されています)

Blue Nights CDのページへのリンクを左側のカラムに作りました。それから、Waters of Eden CDのページもあります。ですからここにはもうこれ以上新作については書くのは遠慮しときます!


”トニー、ピーター・ガブリエルの新作
CD を待ってて毛が生えてしまう”




完全写真
コンテスト結果

ベーシスト向けの小さなコンテストです。この僕の写真の説明ができますか?

オーケー。コンテストは終了。ワオ!(コンテスト史上、最短だろうね。)正解の数が余りにも多くて、問題の写真を掲示した1時間後には、一度このページに載せた写真を使うべきじゃなかったことを思い知らされました。いやあ、長生きはするもんですね。このページを訪問してくれる皆さんの知性とウイットに、またもや感心したり楽しませて貰ったりしています。回答や写真のキャプションを送って下さった、本当に沢山の皆さん、ありがとう。僕が今までで読んだ85通の回答のうち、約75人は、この写真がLeland Sklarのヒゲが僕の頭に被さっているものだと知っていたようです。(皮肉にも、不正解を送ってきた僅かな人々の中に、バンドメイトのPat Mastelottoがいます。彼は僕の頭に、ウチの犬のシャーロックが乗っかっているところ、って書いていました。)送って下さったキャプションにも素敵なのが沢山ありました:Andy Warholの隠し子、hairy Spice、Chia Levin Pet、T.L.とBilly Sheehanがくっついて取れなっくなった状態、Lee Sklar植毛プログラム、Sonny Bono:暴走時代、TonyがPoisonのオーディションを受ける、the Ramones、Tina Turner、E=MC2、Minoxydil、野球場でのDon Kingデー等々。僕のお気に入りで、サイン入り本の当選者になったJeremy Colllisterのは、「Peter Gabrielの新作CD発売を待って毛が伸びてしまったTony」。すぐに正解を送って下さったJohn Hendowさん、James Whisenantさん、Junichi Iwawakiさん、Ethan Towleさん、おめでとう。皆さんには「Beyond the Bass Clef」を差し上げます。

ここに詳細な訳注があります。読んでね

April 1, Woodstock

相変わらず忙しすぎて日記を更新できないでいます(あぁ、日記を続けることのむずかしさよ!)Martin Sextonの新しいアルバムの仕事は終わりました。素晴らしいものになるでしょう。今週はCGTのツァーが始まる前に、仕事で英国に行きますが、僕にとって最大の 出来事は先週金曜日の僕自身のツァーのリハーサルでした。 ミュージシャンは、Larry Fast, Jerry Marotta, そして、Jesse Gressで、Jerryのガレージで、ツァー中に演奏するWaters of Edenからの曲と、何曲か別の曲を通しで演奏してみました。途中、短いビデオを撮りましたから、Quick TimeかWindows Media Playerをお使いの方は、このリハーサルクリップを見て下さい。

飛行機の中で更新のためにもうちょっと長くてしっかりしたことを書けるだろうと思います。

April 4, Cardiff, Wales

ここ英国へ、Asiaのレコーディングに1,2曲参加するために急いで飛んできました。 彼らはCardiffの郊外に古風なスタジオを持っていて、彼らの曲に使ってみるために、Stickを持ってくるよう依頼してきました。 僕にはツァーの前のほんのわずかな時間しかありませんので、”古き日々”のように、夜を徹して飛行機で飛んできて、未だ明けやらぬロンドンに着き、車を飛ばしてスタジオに飛び込むやいなや、レコーディングを始めるということをやらねばなりませんでした。 この旅では、ぼくがもうかつてのようには若くはないことを思い知りました。 睡眠は、どうやら時々は必要なものらしいってこともね!
Cardiffへ車で移動しているとき、地面には雪が残っていました。 この手紙を、ここからページにどうやって載せるかよくわからないんですが、スタジオに着けば、多分インターネットに繋がる方法があるでしょう。 いずれにせよ、手が空いたらこの続きと写真を載せるつもりです。

April 7, Woodstock

Asiaとのセッションは楽しくて、音楽も素晴らしいものでしたが、もう少し周囲の自然を楽しむ時間が欲しいと思いました。彼等のスタジオはウエールズの田舎にあって、敷地内をホントにいろんな動物達が走り回っているのです。でも、僕が一番面白かったのは、宿舎で見つけたあるものでした。 ローテク発明品 今まで見たこと無かった、歯ブラシとひげ剃りが一体になったものが洗面所に置いてあったのです。これは凄いハイテクな発明だ、と思いながらも、なんで今まで見たことが無かったんだろうと不思議に思っていたんです。実はこれ、John Payneの作品で、ひげ剃りの柄が折れてしまったので歯ブラシの柄に差し込んだだけだったんです。ああ、なんともローテク、しかしまあ凄いアイデアには違いない。(でも使わないときはどっちを下に向けて置くか、って問題が残ってるぞ。)

やった〜!April 11thだ〜!--「Waters of Eden」発売
CDを入手する為の情報:
a) (アメリカ国内なら)CD屋さんに行けば、多分、見つかると思う。(今までの 僕の作品とは違って。)
b)Papa Bear Recordsに注文することも可能。ここからオンラインでするか、もしく は電話で。
c) 完全に保護されていないオンライン注文には神経質な人は、Amazon.com へ飛んで いって、向こうのシステムで注文することも出来ます。
d) 今後の僕のコンサートに来て、そこで購入してくれれば、ショーの後で僕がサイ ンします。
e) どうしても入手不可能なら、代わりにどっかでエスプレッソでも飲んで下さい。

April 10, Chicago

The California Guitar Trioとのツアーを開始、というか、ほぼ開始しました。今日 は一日、Chicagoでリハーサルして、明日Milwaukeeで最初の公演です。
彼等と何回か共演した去年の秋とは、また違った曲を何曲か練習しました。クリムゾ ンの曲を何曲かと、マハヴィシュヌの曲も一曲やるかもしれません!それからショー の一部はソロ演奏になるかも・・・まあ、期待していましょう。
ツアーの完全な日記と写真をを残すために CGTツアー日記ページを始めました。でも、 このページにも簡単にまとめて載せていくつもりです。
また、CGT Tour日程と、5月6月のWaters of Eden Tour日程をそれぞれ別ページにま とめてあります。このメインページには最も近い一週間分ぐらいの日程を載せること にします。
明日(11日)は「Waters of Eden」の発売日ですが、偶然にも僕は発売元であ るNarada Recordsの拠点であるChicagoに来ています。だから明日のコンサートの前 にはちょっとした発売記念パーティになるでしょう。遂に僕のCDが店頭に並ぶこと になるのが楽しみです。それではまた後で。

April 12, Chicago

今は午前2時、少しでも休めるようになるべく早く書くようにしなきゃ、明日は6時出発!
Milwaukeeでのひどく疲れる一日の夜遅く、食事に出かけるのを我慢できませんでした。 トリオの一員、Hideoはいつもの食事の写真を撮りませんでした(!)でも、彼の注文を見てとてもびっくりしました。なんと巨大なバナナスプリット! 午前1時にそんなどえらいデザートを頼むような神経を持った大人は見たことありません。 ブラボーHideo!

今日は昨日よりは楽な一日でした。Chicagoへ2時間ほど車で移動して、サウンドチェックの前に自由な時間がありました。公演の前のサウンドチェックのとき、Music News NetworkのChristineがトリオのインタビューをしに突然現れました。(彼女は次の号で僕にインタビューをするって言ってました)
公演の時、去年のSealのツァーで一緒だった、バックシンガーのPaul MabinとMike Harbeyがやってきました。彼らとはほんのわずかの間、バスの中での場所を分け合った仲間です。 彼らとはあまり話はできませんでした。公演はと言えば、凄いものでした! クラブは見たこともないほど興奮した聴衆でぎゅうぎゅう詰めでした! トリオの演奏する、Bohemian Rhapsodyに合わせて歌う聴衆のビデオクリップをこっそり撮りました。ワオ!
でも、僕にとって一番...髪の毛が逆立つような事件がその前にあったんです。 それは、トリオが僕のソロの演奏のために退場したときでした。 僕は、Waters of Edenの中からBelleという曲を演奏しようとしていました。この曲は、 兄のPeteとのデュエットの曲なんですが、彼は毎日演奏に来られない(!)ので、彼のパートだけのCDを作ったんです。僕の計画では、最初に僕が演奏を始めて、彼のパートになったら、CDのプレイボタンを押すんです。Milwaukeeでは、これはうまくいきましたが、ボタンの押し間違えをしないかどうか、結構気を使いました。(ステージの上で、スポットライトを当てられてあの小さなボタンを見つけるのは簡単なことじゃないんです。おまけにもともとライトの中じゃ、老眼鏡がないと何も見えないんだから!)
とにかく、今夜は災難が起きました: 僕はうまく演奏を始めて、高い音へ演奏を進めたところで、ボタンを押しました...オフのボタンを!演奏を止めて、オンのボタンを探しても見つかりませんでした。仕方なくあきらめて、 聴衆に向かって、これは夜中に悪夢でうなされて目が覚めたようなもんだと説明しました。 いちばん畏れていたことが現実になるということで、たぶん僕にはいい薬にはなるにせよ、実にきまりの悪いものでした。 我らが信頼すべき売店係のStevenが懐中電灯を手に現れて、僕(ハイテクのマスター)がCDの電源を入れて曲の選択をするまで照らしていてくれて、漸く曲が再開しました!
とにもかくにも、パフォーマンスというのはこういったもので、ステージの上では観客にとっても我々にとっても驚くことがいっぱいです。
明日は、いや、もう数時間後にはDetroitに発ちます。向こうでは、そこの大きなラジオ局のMartin VanDykeにお昼にインタビューを受ける予定です。
この続きはまたすぐに書きます。

Waters of Edenのヨーロッパでの発売について尋ねられることがありました。 Naradaレコードの独自の販売エリア(Mexico, Australia, SE Asia, Italy, そして Russia )では合衆国と同じ4月11日に発売になりました。Virginが供給するヨーロッパでは、4月30日の発売になります。(訳注:日本国内盤はポニーキャニオンから5月17日に発売予定です)

April 13, Detroit

午前6時、Chicagoを発ってDetroitへ。(昨夜は午前2時にこのダイアリーを更新したんだよ、わかってますか!)Martin Bandykeショーに出演するため、まっすぐWDETラジオ局へ向かいました。ここはツァーで訪れるミュージシャンには人気の的で、僕たちも、例え6時起きで出発することだっていとわないほどここはいいところなんです。その理由は、Martinは自分の素質をよく分かっているし、演奏家の素質もうまく引き出して、とてもいい音で放送してくれるからなんです。
Detroitにはいい友人がいるので、いつもここに来るのが楽しみです。Mark、Lee、それに、Barryがラジオ局までやってきてくれて、バンドに一日中つきあってくれました。 (Markは自分のエスプレッソマシンをクラブまで持ってきてくれました--誘惑に勝てません!)(Markと僕はエスプレッソメーカーについては長年の間課題を抱えてるんです。 彼は僕の奨めでマシンを買い(Saecoです)、僕は彼のアドバイスに従って、マシンをグレードアップしました(何台かのうちの一台を)。それに、どれかが壊れたとき(そう、実際よく壊れるんです)お互いにアドバイスを聞きたくて電話するんです。一度なんか、コーヒーフィルターのカゴが壊れたところを写したビデオまで作ったりもしました。
コーヒーといえば、Chicagoでは誰かが親切にもバンドにキャロットケーキを持ってきてくれたんですが、(僕のベース本のレシピ通りに作ったんだって!)バンの中でごちそうになりました。
Detroitでのショーは、実際にはその郊外のFerndaleというところでやりました。 そこの会場はどうやら以前はポルノ劇場だったようです。もっとも今は...ほんのちょっと...改装されてるけど。楽屋ときたら、そう、ご想像通りでした!でも、最初のショーでは、とてもいいお客さんたちに暖かく迎えられました。僕たちは、"Dance of Maya"という初期のマハビシュヌの曲を演奏しました。それから、僕のCDとのソロ演奏はChicagoのときよりはうまくいきました(どうしたってあれより悪くはならないよ!)。 それから、アンコールのときに、プラグを外してステージから客席に出ていったときも、聴衆はみんなとても親切で暖かく、すごく静かにして下さいました。
ショーのあと、Detroitの僕のファンとトリオは古き伝統にのっとって、ホテルの部屋でウォッカを味わいました!80年代には、MarkとLeeはよくクリムゾンが公演をやっている街にやってきて、Barryの手作りの海苔巻きをつまみに、いろんなスペシャルブランドのウォッカの飲み比べをやったものです。この小さなパーティは、長い間驚くほどしっかりと僕たちの習慣として根付いてきたものなんです。
写真が少ないんですが、スケジュールが立て込んでいてカメラのバッテリーを充電している時間がありません。今夜やるつもりです。

April 14 , Pittsburgh

ドライブはそんなに悪くはありませんでした。とはいうものの、Pittsburghに漬くまでの6時間、ずっと出口の無い道でしたが。ラッシュアワーにぶつかって、長々とUターンしなくちゃならなかったとき、思わず以前のBruford Levinツァーを思い出してしまいました。
プロモーターの人がホテルでエスプレッソをごちそうしてくれました!(彼は僕のこのダイアリーを読んでるにちがいない!)大学でのショーは最高でした。会場は少し小さいながら、円形の講堂で、すごく良い音響でした。 これまでのクラブよりずっとコンサートらしい感じでした。 夜遅くに食事に出ても、店が開いているところはほんのわずかでしたが、それでも僕たちは 地元のpiroges(訳注:意味不明です。現在調査中)を試してみるのは忘れません(あの下からポタポタ垂れていたのはバターだろうか?)

April 15 , Baltimore

さてさて、バンでの移動もそろそろ相当の距離になってきました。 しIn the vanかも、あらかじめ予想したよりも、いつも1時間は余計にかかっているような気がします。 Baltimoreへの道中では、僕はこのツァーが始まって以来1000マイルを越えたことになります。(他のメンバーは、Salt Lake Cityからツァーの始まったChicago までの移動を含めて2500マイルを越えています)
今日は会場までまっすぐ行かなくてはなりませんでした。ホテルに長居しすぎて、出るのが遅くなっちゃったんです。会場のOrion Studioはユニークなところでした: 本当に大きなスタジオで、その中に小さなステージがしつらえてあって、熱心なお客さんたちが大勢スタジオの中で、それぞれのお気に入りのミュージシャンのすぐ近くに陣取って聞いていたんです。僕たちも皆すごく演奏を楽しめた場所でした。

Day 9 / April 19 / Lawrence, KS

遂に洗濯するチャンスがやってきた! ここ Kansas の Lawrence では、僕の服を乾かしている間に電話インタビュー(the Everett Washington Heraldのための) を "Suds 'n Duds" から受けてました。このロードがみんなが考えているような魅力的なもんじゃ全然ないかって分かりますよね!
天気がよくて、2,3時間そこらを見てまわっていました。Kansasの空はとても広いので最初はちょっと方角を見失うほどでした。 ショーの前に、遠くで稲妻がまるで花火のようでとてもファンタスティックな雷の嵐が見えました。僕たちみんなは見とれていて荷物を搬入するのが遅くなるほどでした。
お客さんたちはとても熱心で、いい公演になりました。ここまで来てよかった。

Day 10/ April 20 / Coloradoまで移動

バンで640マイル移動するっていうのは...どう言えばいいんだろう...。 Kansas はすごく広く...ものすごく広く...メチャクチャ広く..10時間後に Colorado に入ったら突然ロッキー山脈の中なんです!Breckenridge には遅い夕食にギリギリ間に合う時間に着いたんですが、レストランで隣のテーブルに座っていたのは 知り合いでした(Ute Lempurのアルバムの仕事をしたときのエンジニア、Steve Strassmanでした)本当に狭い世界だなぁ。

Day 11 / April 21 / Breckenridge, CO

ここではまた別の友人に会いましたが、それほど驚きはしませんでした。僕の地元での友人のギタリスト、Artie Traum で、彼はWaters of Edenのコプロデューサーなんです。彼はちょうどギタークリニックツァーでこのあたりにいるって言ってましたから。 それでも、こんな小さな場所で知り合いに出会うなんて素敵ですよね。 ショーがあったクラブはやかましいバーがついてました。まるでビアホールみたいで、こういうクラシック音楽も演奏するアコースティックギターのバンドには不向きな場所でした。明日のboulder Theaterはきっともっと良いだろうと思います。

Day 13 / April 23 / Park City, Utah

今回のツァーで二度目に船から飛び出し、バンから飛び出して、長いドライブを避けて次の町まで飛行機で文字通りひとっ飛びすることにしました。
ツァーとは、繰り返し示されるテーマを奏でるようなもののようです。今回のツァーでのテーマは、「僕の帽子はどこに行った」です。僕はこのツァーに、寒気ただようニューヨークから暖かい裏地のついたウールの帽子をかぶって出発しました。この帽子に関しては問題はありません。というのは、過ごしやすい気候になるやいなや(最初のギグの、Milwaukeeが終わってから)スーツケースにしまったからです。で、次はSeal ツァーで買った野球帽をかぶりました。これは最近の僕のお気に入りでした。一週間が過ぎて、これがどこかへ行きました。 仕方ないから別の帽子を買いました。これは、緑色した布製のつば広の帽子で、折りたたみもできて充分にあたたかいものでした。これが2.3日前に無くなりました。 肌寒い天候のColoradoにやってきたというのに。Breckenridgeでは僕の帽子を探しにバンドをひきずり回しました。これまたつば広の帽子を見つけて解決。 翌日Boulderへ移動中にこれがまた何と、無くなりました。 多分無くなった帽子全部、ツァーが終わってバンの中をさらえたら出てくると思います。 あるいは本当のところは、僕がずーーっとうっかりしててどこかに置き忘れてきたのかも。
とにかく、ここPark Cityに着いて、また帽子を買いに行きました。 何をさておき急いで(特別気に入るものを探さないってのがポイント!)たちどころにベースボールキャップを買っちゃいました。こいつはいつも頭にかぶってるか必ず僕のキャリーバッグに入れることにしよう!
明日演奏するクラブを見つけました。Harry O'sというところです。クラブの看板には僕たちのことは全く書いてありませんでした。実際、そこはすごくわかりにくい場所にありました!

Day 14 / April 24 / Park City, Utah

なんてショーだろう! どうやら僕たちのショーの前に、パーティーか何かがその「プライベートクラブ」であったらしく、たくさんの人達がそのまま残っていて、酒を飲んで大声でわめきながらfoosballをやっていました。ちゃんとした聴衆はアコースティックギターの音に集中しようとしていました。このとき、僕はステージを降りてfoosball(スペルはこうだったっけ?)をやっている人に混ざり、大声で騒ぐのをやめてもらえないか頼んだのでした。このアプローチはあまりうまくいきませんでしたけど。
やがては飲み浮かれてた人たちも誠実なお客さんを残して出て行き、僕たちはだいなしだった曲をもう一回演奏しました。やっかいな状況に耐えた人間にはいい経験で終わりました。 一番面白かった点は:僕たちの編曲のMisere Louで踊っていたカップルがいたことでした。 マイクで話す機会があったとき、僕は彼らにトリオが弾くベートーベンの第九で踊ってみてもらえないかと言いました。きっと初めての試みになるだろうってね!

Day 15 / April 25 / Salt Lake City

今日は昨日とうって変わった会場でした。お昼にレコード屋さんでのイベントに出てから、今日のショーの会場:教会に着きました。ここならお客さんも静かだろう!
今日...いや、これまでのこのツァーで一番最高だったことは、教会の裏の駐車場でやったバーベキューでしょう。バーベキューシェフとしては最高の栄誉に輝く Patによるもので、彼はミュージシャンにご馳走するのが大好きなんだそうです。 彼の旅行用調理器具は僕たちの前に着いていました。彼は僕にサーモンを焼いてくれ、他の人たちにはスペアリブを焼き、バーベキュー競技の全てについて話してくれました。 すごく楽しかった。
ショーはうまくいきました。実際、昨夜のお客さんとは月とスッポンでした。 (多分、教会じゃぁビールを出さなかったからだろうな)

Day 16,17 / April 26,27 / Eugene, Oregon

ワオ、Eugeneについては書くことがいっぱい。まず最初に、 以前に25セントで動く"Magic Fingers" というのがついたベッドがあるモテルに泊まったのは、ず〜〜〜〜〜〜っと昔のことでした!ここの"Downtown Motel"というところには、それがあります。さぁ、予約するなら急いで! 僕はまたもや過酷なバンでの移動を避けて、Eugeneまで飛行機でやってきました。到着してから、 (そしてバイブレーター付きベッドを試してから) あたりを散歩してみました(このツァーでは珍しいことです)。 美味しいコーヒーを見つけ、会場の辺りを見てまわりました(会場は、WOW ホールといって、世界の木こりのために建てられたものだそうです!)
venue 近くのクラブの看板に、友人でWoodstockではご近所のJohn Hallの名前を見つけました。 ぼくたちと同じ晩にそこでやるそうです。なんという偶然。
ショーの日の朝、ひとりでローカルテレビ局に出演してから、トリオと一緒にラジオ出演しました。このKRVM局はハイスクールにあって、ここでは学生がラジオ放送を学んでいるんだそうです。ともかく、彼らは親切にもキャロットケーキをオーダーしてくれていました。 ケーキに書いてある言葉が恥ずかしかったので、急いで平らげちゃいました!(もちろん、トリオの助けも借りましたけど)
cake ショーは最高でした。会場や聴衆もさることながら、一人のフリーダンサーが僕たちの演奏に合わせて踊るというすばらしい見物があったんです。彼はこのWow ホールの主で、ここで行われるショー全てで踊っているんだそうです。僕たちにとっても楽しいものでした。





Day 18 / April 28 / Portland Oregon

僕がPortlandに来るといつも雨降りです。今日も例外ではありませんでした。 あんまりはげしいどしゃ降りなので、お気に入りの本屋のPowellsまで歩くのはやめました。
ショーの前に、Portland クラブの音響係と話をしました。僕たちがこれまで演奏してきたバーがついているようなクラブの客入れでは、通常ガンガンうるさい音楽をかけるのが普通ですが、僕たちのショーにはこれはそぐわないし、こういうショーにやってくるお客さんにとっても歓迎されないことです。 それで、今夜もバーがついているクラブのようだし、係の人に何か優しい音楽をかけてもらうよう要請しました。
開始30分前に着いてみると、P.A.を通して聞こえるバスドラムは、楽屋にいてすら悪夢でした。それで、Paul は係のところへ曲を変えてもらいに出て行きました。やがて音は静かになって、Paulが楽屋に帰ってきて、僕のBlue Nightsを渡してきたって言いました。"オー、ノー!" 僕は思わず叫んじゃった。 あのCDは...と言うか言わないかのうちに、Bill Brufordの5分間のドラムソロが会場を揺さぶり始めました!




Day 19 / April 29 / Seattle

今日は盛り沢山です。今日のショーはBootleg TVという新しい会社が、将来webでリリースするために撮影することになりました。サウンドチェックの後、僕たちは彼らのオフィスに行って、どんな活動をこれから続けていくのかという説明を受け、インターネットを通して聴衆にあらゆるツァーの様子を伝えていきたいんだということを聞きました。
cake ショーは最高でしたが、おまけにRobert Frippのお姉さんのPatriciaが売店を手伝ってくれて、彼女が発売に関っているという、近々発売になるRobert Frippの講演のテープを試験的に販売していました。




Day 20/ April 30 / San Francisco

面白い偶然:Seattle 空港で、バンド仲間のTray Gunnとばったりはちあわせしました。彼はCrimson ツァーに向けて出発するところでした!彼と同じ飛行機じゃなく、それぞれツァーを続けるために違った方向へ旅立つってのは妙な感じでした。 彼らはNashvillでの公演を皮切りに、ヨーロッパツァーを行うことになっています。僕は彼らの新しいCDをまだ聞いていませんが、ファン同様、僕もすごく期待しています。(そして、来年は彼らと一緒に演奏します!)
今日はオフで、友人とSan Franciscoの夕べを楽しく過ごしました。ところがホテルに戻ってみると、僕の部屋はホテルのディスコ近いところにあることがわかったんです。騒音がひどいとフロントに文句を言うと、ご予約の際にそのことは必ず申し上げているはずだと言うんです。きっと僕たちには言うのを忘れたんだろう!
cake





Day 21/ May 1/ San Francisco

the Great American Music Hallでのショーは大変なものでした。 トリオと僕にとってこのサイズのホールで演奏することは、サイズ的にも格的にも大出世なので、切符が売り切れになったのには一同大いに喜びました。6月の僕の公演でもこの会場でやれたらいいな、と思います。
しかしながら、宿舎はスターと同じってわけにはいきません。Beckのクルーはホテルの中へ移動し、(彼らの4台のバスは駐車場で僕らのちいさなバンを圧倒しています)あたりに騒音をまきちらかしてもお構い無しのようです。
new singer with the band?

カリフォルニアギタートリオとFrippが一緒に歌うなんて考えたこともないでしょう。カラー写真で撮れたからね!

backstage






Day 22/ May 2/ San Rafael

ツァーはとてもうまくいっています。実際、このツァーが終わりに近づいているのが寂しくてなりません。でも、一方ではJerry, Larry そして Jesse とWaters of Edenツァーに出るのがすごく楽しみです。 このツァーは、いい仲間と一緒なのが最高で、また、お客さんたちも、暖かく迎えてくれ、情熱的で、それにとても親切でした。

さて、ロードの実態はいかなるものか、写真でちょっとお見せすることにしましょう:まず最初に、これはCalifornia Guitar Trioのツァーであり、僕はゲストにすぎないのですが、この場所をはじめ、何ヶ所かでトリオの名前が看板に出ておらず、僕だけでした!さらに、僕らのショーのあとで続けて行われるのは(もっと有名な)Hardbodies- 女性泥んこレスリングショーなんです!
marquee posters
crowd at San Rafael

ツァーはとてもうまくいって、終わりに近づいているのが寂しくてなりません。でも、一方ではJerry, Larry そして Jesse とWaters of Edenツァーに出るのがすごく楽しみです。 このツァーは、いい仲間と一緒なのが最高で、また、お客さんたちも、暖かく迎えてくれ、情熱的で、それにとても親切でした
あと二回のショーのあと、僕たちはそれぞれの方向へ散っていくわけですが、僕たちがまたカルテットとして再会するのは、7月のQuebecフェスティバルになると思います。(11月の日本ツァーもやりたいと思ってます)
さらにもうひとつ:マハビシュヌの曲、Dance of the Maya の最後に最後の一音を合図に皆でジャンプするんです。ツァーの間じゅう、空中にいるトリオの写真を撮ろうとがんばっていたんですが、僕のデジタルカメラじゃシャッターのタイムラグがあっていつも失敗してました。でも最後の晩に、ついにL.A.のHardrock Cafeでビデオにおさめるのに成功しました。ご覧になりたい方はジャンプするトリオのクリップをどうぞ。 >




May 5, San Francisco

残念なことに、CGTプラス僕のツァーは終了しました。すごく楽しく、音楽性も一致してて、僕たちは出来ることならもっとツァーを続けたいと思いました。 [ツァーダイアリー総集編] もっとも、このグループでは7月のQuebec Cityでのフェスティバルと、11月の日本ツァーで何回か公演する予定です。

そして、僕はまだとても忙しいんです。Waters of Eden ツァーのリハーサルがまさに今日から一週間始まりますので、家に飛んで帰ります。

次のツァーの日程については、これまで何回も変更がありました。Waters Tour ページに すべての公演予定を掲載し、このページにも一週間分の予定を掲載していきます。 特記すべき追加日程としては:San Franciscoのthe Great American Music Hall(6月17日)、ここはCGTと公演したばかりの場所で、素晴らしい会場で、お客さんも最高でした。Los AngelesのBaked Potatoでは6月18日に公演します。(昨夜のL.A.のHouse of Bluesは楽しかったんですが、お客さんを一杯にするにはちょっと大きすぎます。それから、昨日会場のお客さんには、6月にやるときはForumかBaked Potatoのどちらでやるか決めていないって言いましたが、多分 Forumの方はLakersが使えるように空けておくつもりです)
これまで掲載した公演予定地の中で、取りやめになったものもあり、お詫びしたいと思います。(たとえば、Toronto、Montreal)これは僕の判断ではなく、(あるいは、バンドの意向でもなく)エージェントかプロモーターの意思によるものなんです。それから、7月のLong Island(でも島内のどの町だろう!)の予定も取り消されましたが、また今、やるかも知れないという話も出ています。公演リストは変更があり次第、お知らせしていきます。

(日本語版注:ここで出てくるフォーラムというのは町の南の方にある大体育館で、日頃はNHL(アイスホッケーのリーグ)のL.A. Kingsや女子プロバスケットの試合が行われています。
一方のベイクト・ポテトは北ハリウ?ド、Universal Studio近くのちっちゃな店で、 店名通り、おいしいポテトが売り物です。でもお客は150人ぐらいしか入らないと思 います。
この二つの会場を比べる、ということで笑いをとろうとしてはるわけですが・・・
ところで、Lakersというのは有名なNBA(バスケット)のL.A.Lakers。ジャバーやマ ジック・ジョンソンが居たチームで、確かに以前はフォーラムがホームスタジアムで したが、現在は昨年新しく出来たダウンタウンのでかい競技場に移ったと思います・・ ・)

地元のインターネット・ラジオ局のRadio Woodstickとで、リハーサルの全てを撮影して、 ツァーの準備の様子をご覧になりたい方(あるいは、そういう忍耐強い方)に放映する計画を立てています。技術的にどうやるのかは知らないんですが、来週このページからリンクを張れると思います。ツァーの準備で曲を覚えようと頑張ってるのを見られるってのは、ずいぶん妙なものでしょうね!

今回のCGTとのショーが終わったあとでお客さんと話をしていたとき、Larry Fast, Jerry Marrota と僕という組み合わせがPeter Gabrielの80年代のツァーを思い出させてくれて、とても昂奮しているっていうことをよく聞きました。(僕はPeterが一緒に回って、歌ってくれたら! って思ってるんです)ショーはきっと楽しいでしょうし、今回はJesse Gressがギターで加わって、ラインナップは強力になっています。会場では、LarryがやっているSynergy のCDや、Papa BearのCDやTシャツ、それから、忘れちゃならない、新しいWaters of EdenのCDを販売する予定です。それからショーの後には、サイン会もする予定です。 (CGTツァーのときは、本当に沢山のCDにサインしました。向こうから山のようなアルバムを抱えて全部にサインをしてもらおうという人がやってくるんですから!)

May 10, Woodstock

リハーサルで忙しくて、このダイアリーを書く時間がありません。 上のお知らせでご覧のように、リハーサルの様子をビデオとオーディオの両方でウェブのストリーミングを使って見ることができます。 まだリハーサルの3日目なので、どんなものになるんだか、見当もつかない状態で(何曲か、まだ手をつけてないものすらあるんだから)見てて楽しいものになるかどうか・・・まぁ星が出てなかったら見てみてください。願わくば、木曜の晩の、リハーサルの最後にはバッチリになっていたいと思います。

ビデオを見るためには56Kのモデムとその為のソフトが必要なんだそうです。それで、もしうまく見られなかったとしてもびっくりしないで下さいね。(スタジオの中ではとても良く見えてました)

May 11, Woodstock

さて、ショーは今のところまだパーフェクトとは言えないでしょう( そう、まだ息がピッタリとは言えないかな)でも、とても良くはなってきています。 メンバーの演奏は素晴らしくて、新しい曲を演奏するのが心地よくなってきています。ウェブでリハーサルをご覧、あるいはお聞きになった方には、それぞれの曲で間違えたり延々とやり直したりしてて、申し訳ないと思います。明日の晩にはピッタリくるようになればと思っています。

凄いのは、もう話してもいいと思うけど、演奏曲目なんです。 Elephant Talk と Peter Gabriel の I Go Swimming と、それからこれは苦労したんだけど、Hendrix の曲を Crimson の Red へ変形してくって代物をやります。これは喜んでもらえるでしょうが、お客さんにはこれ以外のオリジナルの曲も楽しんでもらえたらいいなと思っています。

夜も更けました。深夜の電話インタビューを受けて、それから朝のラジオショー(WFUV, NYC)に出演するためニューヨークまで運転して、それからレコード配給会社のお昼の催し物に出ます。それからすぐWoodstockにサウンドチェックに戻らなきゃいけないし、そして...そう!...Waters of Eden ツァーの最初のショーです。(さて、このご褒美に上等の睡眠をいただきたいものだね!)

May 12, NY State Thruway

ようやくここに書く時間ができました。 ツァー最初の二晩 (Woodstock の Joyous Lake と、NYC のthe Knitting Factoryでの二回のショー) はうまくいきました。お客さんたちの情熱と興奮は信じられないほどでした。 ショーの後でCDにサインをしているとき、たくさんの人たちが80年代のPeter Gabrielのバンド構成(Jerry Marotta と Larry Fast)で帰ってきてくれてとても嬉しいと言ってくれました。そして、Jesse Gressもギターパートのカバーで素晴らしい仕事をしてくれました(Peter Gabrielの"I Go Swimming"とElephant TalkのAdrianとRobertのパート、それに、Jimi Hendrixがウッドストック・フェスティバルでやった"Jam at the House"というなかなか聞けない曲で)。

New Yorkでの最初のショーは会場に本当にたくさんの人でいっぱいで、僕たちはバルコニーからドラムを叩きながら入場しました(かつてのPeter Gabriel ツァーでやっていたように)。兄のPeteがKnitting Factoryでのショーにやってきて、CDでやっていたように、デュオに参加しました。 夜遅くなって、連続公演でいささかくたびれきって、荷物をまとめてアップタウン目指してタクシーに乗りこみました。運転手さんが振り返って、「今夜は誰が出演してたんだい?並んで待ってるお客さんの列は、これまで見た中じゃ一番長かったなぁ」って尋ねたので、モゴモゴとTony Levinだよって言いましたが、案の定彼はこの名前を知りませんでした。

先週の金曜日、New York近郊のWFUVラジオのインタビューで生出演したとき、僕が出演するラジオ局のストリーミング・サイトへのリンクを張るべきだってことがわかりました。明日10時のRochesterのWCFMの出演へのリンクを張る時間はもうありませんが(その局がインターネットに繋がっているかどうかは知らないけど)将来はちゃんとします。(その最初は今週火曜日の午後2時に出演するAlbanyの公営ラジオ局WANCになるかな)それから週末にはPhiladelphiaのWorld Cafe ラジオに出演します。

明日(月曜)にはRochesterにいって、朝ラジオに出演して、それから正午には僕の母校のthe Eastman School の書店で本のサイン会をします。午後5時にはドラムのJerry MarottaとHouse of Guitar Clinicに行き、9時にはクラブ Milstoneでショーがあります。楽しい一日になりそう!

May 16, NY State Thruway (again)

再びロードが始まり、今回はRochesterからAlbanyへと、東へ向けて踏み出しています。

Rochesterでの一日は楽しかったです。一日の様子を詳しく書いてみましょう。

午前9時、ホテルでMagna Carta レコードのディレクター、Pete Morticelli(彼はLiquid Tension ExperimentとBozzio Levin Stevensの構想とリリースに関りました)と、次のBLSのリリースについてミーティングするために部屋から出ました。午前9時1分に妻のAndiに電話をして、RochesterのWCMFラジオに10時から出演することを知らせました。賢明にも彼女はそのthe Brother Weazeショーは10時に終わるのよと教えてくれました。 あわててラジオ局に電話をしたら、本当にその通りで彼らは僕のことを待っていました。 それで、僕たちの朝食とミーティングは着いてからたったの1分間で切り上げ、Peteに僕をラジオ局まで無理やり送ってもらいました。

9時20分、Rochesterのダウンタウンの沢山の駐車してある車を見事にくぐり抜けて、 もうショーが始まってるラジオ局にたどり着きました。いつもと違って、今回のは聴取者参加型のトークショーで、いささか下品なもの。事実、とっても下品で、彼らはよく訴えられることで知られています。Brother Weaze自身は僕には礼儀正しくて、僕の仕事も沢山知っていました。彼は僕がこれまで参加してきたアルバムについて沢山の質問をし、Waters of Edenからのクリップをコマーシャルの区切りにかけてくれました。 ショーはすごく長引き、終了予定時間を大幅に過ぎても続いていて、プロデューサーは20分ごとに入ってきて"the Weaze"にサインを出し、彼は「ここでコマーシャルの間、ショーは 休憩に突っ込むぜ(This show sucks - break for commercials)」みたいなことを言うんです(この表現が強すぎだってゲストによく文句をつけられるんだと言ってました)さて、このショーは出演者にとって辛いものだと知られていますが、僕はいくつかの僕の人となりをえぐり出そうとする話題をすべてかわしていきました(Kissについてどう思うかとか...Yokoが歌ってるのをどう思ったかとかなど)が、すぐにリスナーから退屈だぞと文句の電話がかかってきました。 Brother Weazeはすぐさま電話の向こうに反論して、いい音楽を紹介しようとしてるんだと言いました(ある人はWatersからのクリップを聞いて、ラジオ局を間違えたんじゃないかと言ってました)

ショーが長引いてしまい、本のサイン会の約束に間に合わせなくてはならず、皆さんに挨拶を してからラジオ局を後にしました。出るときに、おみやげにWeazeの目の前にずっとぶらさがっていた"FCC 放送禁止用語リスト"をもらってきました。

ホテルまでちょっとドライブして、Pete MorticelliからBozzio Levin StevensのCDは7月の最後の週に出る予定だと知らされ、タイトルは、僕の意見通り"Situation Dangerous"に決まったそうです。

正午、僕の母校、the Eastman School of Music にある小さな書店でのサイン会に時間通り入れました。予想通り、とても静かでしたが、すごく素敵な人たちと、古い友人に会うことができました。写真家の人が、これが終わってから通りの向かい側にあるJava Joeのコーヒーショップでポーズをとってくれないだろうかと尋ねてきました。この素晴らしい店は、僕がこの学校に在籍している4年間ずっと通った店で(当時は"the Coffee Break"と呼んでました)Steve Gaddとコーヒーを飲んでいました(まわりには練習してるって思われてたんじゃないかな!)

1時には別のビジネスでの会合があり、これはEastman SchoolのDavid Hedlam氏とのもので、アカデミックな世界や僕たちのようにツァーをして演奏しているものにとって必要な音楽ソフトウエアについての彼のとても興味深い提案に関することでした。(Davidは、数年前に僕がここで行った、クラシック音楽とその他の音楽を結びつけるものについての講演を含むシンポジウムの企画をしました) このミーティングは朝の1分間のよりは長かったとはいえ、すぐ後の大事な電話インタビュー (The Boston Globeで、水曜のショーの宣伝をしてもらおうと思ってるんです)のためにそう長くはありませんでした。

午後5時、Jerry Marottaと二人で、House of Guitarsでクリニックをしました。ここはとても大きな店で、僕がRochester に住んでいた頃からギターのメッカとして有名な店です。 会場へ向かう車の中で、Jerryと僕はクリニックでどんなふうに演奏するか討論しました! 昨夜、友人のSteve Gaddに電話して、彼の豊富なクリニック経験で、どんなふうにやっているのか尋ねました。Steveは「そうだねぇ、1分間グルーブを演奏して、それから...質問を受けるね!」と答えました。僕たちはそんなふうにやろうと思いましたが、結局Elephant Talkを初めてデュオ(!)でやりました。

クラブMilestoneでのサウンドチェックには、Jerryと僕はどこでも忙しくて遅刻しました。 お客さんたちは僕らがまだチェックをしている間にもう集まりはじめてました。この夜は、たくさんのお客さんで明らかに満員御礼です。僕はショーの前に古くからのRochesterの友人たちに会いました。(Gap Mangione は、僕がずっと以前に彼のバンドで演奏していて、彼は僕にプロとして始めてのレコーディングの機会を与えてくれた人です。今は立派に成長した息子たちと一緒にやってきてくれて、しかも僕が1969年にやった6晩のギグの$148.76という給料支払い明細書を携えてました。この明細書も面白いけど、あれから何年も経っているのにこれを見つけることができたってのは何て面白いんだろう!)

それから、Gapは僕に彼の最初のアルバムでStickを弾いたことを思い出させてくれました。 実際、あれはStickを買った翌日のことでした!

午後8時、ここに僕たちがいる最大の理由、ショーの始まりです! すばらしい聴衆で満員で、僕たちが会場の後ろから入場するのは大変でした(ここではLarry Fastによるステージ上の無人演奏にあわせてドラムを叩きながら入っていくんです) ぼくがかつて長い間住んだ場所に帰ってきて、友人やファンの暖かい声援に会えるって、なんてスリルに満ちてるんだろう。

さて、今はバンで今夜の会場、NYのAlbanyへ向かっています。午後2時にAlbanyにあるWAMC公共ラジオのインタビュー番組に出演することになっていますが、ハイウエー工事で渋滞していてどうやらこれを書きながら間に合いそうにないなと思っています。時間に間に合うようにするには、前の夜からラジオ局の前にキャンプをしていないといけないようだなぁ。

明日、ショーのレポートとラジオ局に遅刻しなかったかどうか書きます。

May 17, Mass Turnpike

ラジオショーは定刻どおり入れました。番組には楽しい電話をいただきましたが、 中にミステリアスなものが一つ、「WoodstockのMaggie」から、 Waters of Edenという曲のタイトルはどうやって選んだのか、という質問がありました。僕の娘の声そっくりでしたが、彼女自身が名前を決めたんだから、理由は本人が一番知ってると思うんだけどね!

今夜のCambridgeのショーは、Levinファミリーフェスタになりそう。両親と叔父叔母が一緒にやってきます。そして兄のPeteも、もっぱら彼らに会うためにニューヨークから車でやってきますが、彼は一緒にレコーディングしたBelleで演奏にも参加するでしょう。通常こういうホームタウンでの公演はくたびれるんです。お客さんのために席を確保することは、演奏することより難しいんですから。

May 24, New York

さて、一週間のごぶさたの後(忙しすぎたんです)ようやくここに書く余裕ができました。

ツァーは順調に進んでいます。僕の音楽を楽しんでくれる友人たちと出会え、Marotta/Fast/Levinという初期のGabrielバンドの再編を喜んでくれていることを聞くにつけ、心暖まる思いがしています。ギタリストのJesse Gressもショーでは素晴らしい働きをしてくれています。

Peterについて言えば、今日僕は英国へ発ち、彼とこの週末にTVショーに出演します。 日曜のJools Holland showで、彼の新しいOVO CD(Millenium Domeの音楽からのアルバム:訳注:このアルバムは、RealWorldから購入できます)から一、二曲演奏することになっています。このショーには他にもゲストがいるだろうと思いますが、写真を撮ってここに載せることを約束します。そして!Peterに今度のソロアルバムはいつ仕上がるのかということと、ツァーはいつからなのかを絶対に聞いてきます!

6月のWaters of Edenツァーの日程はかなり変更になりました。飛行機の中では、ツァー日程についてのページの更新をして過ごすことになりそうですが、現状決まっている日程はこのページの下の方に書いてあります。

6月2日には、合衆国横断旅行のため、バスに乗りこむことになりますから、6月から始まる冒険物語のバス/ツァーページを始めることになるでしょう。バスのにいる時間がたっぷりありそうなので、ページを作るじかんも沢山ありそうです(去年のSealツァーのときみたいに)。

ツァーの忙しさにかまけて、Waters of EdenツァーTシャツのお知らせをどこにもしていませんでした。このTシャツは、このパパベアレコードのサイトのここから買えます。(電話の自動応答機やWebのカタログページには載っていませんが、ちゃんとオーダーできます。シャツの前面はツァースケジュールページでご覧になれますが、パパベアのは背中にツァー日程が書いてありません)

ショーでのCD販売の様子を見ていると、Bruford LevinライブのBlue Nightsに関心が集まっているようです。僕が作ったツァーの写真と日記のページを覗いて見てください。写真満載でちょっと重いかもしれませんが楽しいこと請け合いです。

May 25, Bath England

今度のPeter GabrielとのTVショーに関してスクープを手にいれたんだけど、 明日もっと詳しいことを書きますね。 今日、RealWorldスタジオでリハーサルをしました。ここに帰って来られて嬉しいです。 このスタジオでは数年来いくつものレコーディングをしました。(でも、彼はそのソロCDを完成させたようには見えないんですが) この日曜に、僕たちはOVO CDから二曲(Father, Son それと DownSide Up)演奏することになっています。 今週、英国はライブミュージックの祭典になるらしいんです。聞いたところによると、6000以上の ライブパフォーマンスが開かれ、僕たちの出演する日曜午後11時からのショーは、 BBCが放送する24時間ライブマラソンの皮切りになるということなんです。 今日のリハーサルには5人のミュージシャンがいましたが、本番では23人ものミュージシャンがPeterを囲むことになるんだそうです! 彼と一緒に歌うのは、Paul Buchanan (Blue Nile) とElizabeth Fraser ( the Cocteau Twins.)です。これがwebcastで放送されたらいいと思うんですが(番組の名前は BBC2で放送されるJooles Holland の"Later" です)今のところそういう様子は見受けられません。 もしあるんだったらここからもリンクします。May 26, Bath

今日はRealWorldスタジオでさらにリハーサルです。スタジオはフル回転で、 今夜の深夜から明朝午前6時まで、BBCは10グループのパフォーマンスを生放送するんです。ミュージシャンはそこらじゅうにいます。 僕たちのリハーサルは今夜の放送のためのものじゃなく、比較的小さなもので、 Paul BuchananとElizabeth Fraserが今日到着して、全部で8人になります。でも、聞くところによると、明日はストリングスとブラス奏者が加わるそうです。僕は、リハーサルステージの短いMPEGビデオを今夜撮りました。

May 27, Southhampton

今日はサウンドチェックでした。ショーの直前、丸一日かけました。 今午後11時で、RealWorldスタジオでストリングスとホーンセクションとのリハーサルがまた終わったところです。僕たちはここへ通しで曲のリハをやるためにやってきたんです。 これまで僕はたった2曲のためにこんなに旅をしたりリハーサルをやったりしたことがあったかどうかわかりません!でも、これはそれだけの価値があるものでした。すごくいいミュージシャンがすごくいい曲をやってるんですから。David Bottrillがサウンドミックスの助っ人にやってきていますが、彼と顔を合わせるのはWaters of Edenのミックスダウンが終わって以来です。今夜はきっと遅くまでかかるでしょうが、Bathへまた戻り(2時間かかります) 明日の正午にまたショーのカメラリハのためにSouthhamptonへやってきます。

May 29, 英国から空の帰途

TVショーがwebでもうまく放映されていたらいいなと思います。すごく楽しかったんですから。簡単に説明すると、沢山のバンドが巨大なホールの中で円形に位置して始まったんです。(Moby, Gabrielle, Eel, Billy Bragg, その他) それぞれの場所から一緒にジャムセッションをしたあと(!)それぞれのバンドが自分の曲を演奏するんですが、大勢の観客がバンドの間や後ろに詰め込まれてそれを聞いているというものでした。

僕はそのジャムセッションをビデオで撮ちゃったんですが、もうひとつ、Peter Gabriel の曲、OVOの通しのリハも撮りました。

それから、今週撮れた写真はほんのわずかで、飛行機に乗っている時間はすごく長かったので、この数日のことをページに仕立てました。題して、Peter Gabriel、 OVOの曲をTVで演奏する。


May 30, New York

覚え書き:California Guitar Trioツァーで、忙しさにまぎれてまだページに載せていなかった写真を見つけましたので、CGT ツァーページに 追加しました。ページの最後のところにあります。それに、 "Dance of the Maya" の最後のところで揃ってトリオがジャンプしている、カワイイmpegも見つけました。このシーンはいつもカメラで撮ろうとしてて果たせず、ようやくビデオで捉えたというものなんです。

6月からのWaters of Edenツァーの折り返しで、バスがバンドを迎えにWoodstockにやってくるまであと2日に迫りました。バスの中にいる時間は、僕の手作りでこのwebを目一杯更新していくつもりです!

6月からのツァー日程はまたかなり変更があります。このページの下の部分にも書いてありますが、全部のスケジュールはWaters ツァー特集ページにも載せました。


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