Tony Levin's
'Road Diary' Archive Vol.4
1999

ROAD DIARY

January 13 - ニューヨークシティ

皆さん、明けましておめでとう。しばらくロードダイアリーにはご無沙汰でした。 というのも、これからの予定がはっきりしていなかったんです(ヘイ、これがロックビジネスというものさ!)が、興味深い進展がいくつかありました。

最初に、Liquid Tension グループ(Mike Portnoy, John Petrucci, Jordan Rudessそして僕)に関しては、ついに「一月公演」--といっても片手で余るほどなんですが -- の日程が決まりました。詳しくは下記を参照していただくとして、最初の公演は来週ニューヨークシティのBowery Ballroomで、1月21日(木)にあります。22日にはフィラデルフィアに戻り、T.L.A.(ここはBruford Levin グループとDream Theaterが両方先月公演をしたところです)で公演します。それからロサンゼルスの NAMMショーで演奏します。でも、これは「業界向け」公演で、NAMMのパスを持っている人(きっとこの惑星の3分の1ほどの人数でしょう)だけを対象にしたものなんです。いずれにせよ、このイベントは"Drums along the Biltmore"というイベントの一部で、同名(Biltmore Hotel)のホテルで1月30日から行われます。僕たちはその沢山のドラム中心の出し物の最後に出ます。僕たちがステージに上がるのは午前1時と聞いています。
2月1日には、普通のギグをロサンゼルスのRoxyでやります。 新しいアルバムが編集が終わったところで、僕たちは公演では最初のアルバムの曲と同様、こちらの曲も演奏することになるでしょう。 (僕はこのアルバムのためにすごく練習しなくてはなりませんでした。 このアルバムのどの曲を取り上げても、そこで弾いてる音数はPeter Gabrielのアルバム一枚で演奏するのを全部足しても足らないくらいだと思うよ!)

今月はさらにロスでいろんな事が待ちかまえています。 27日には、「Deja VROOOM」という題の、新しいKing Crimson DVDが正式発売になり、記者会見とコレクタークラブメンバーの集会があります。 これには幾つかの素晴らしいことが詰め込まれていると聞いています。 クリムゾンの1985年、日本でのライブのオリジナルフィルムが拡張されて、インタラクティブに見ることができるようになりました。Robert(Fripp)は117ページのクリムゾンのバイオグラフィーを書きました。21世紀の精神異常者のライブの音源では、DVDユーザーは、これまでのクリムゾンの歴史の全てのミュージシャンを選んで、好きなように編集して一緒に演奏させることができるんです!(僕もこの目で見てみなければ信じられない!)この発表のイベントはBonaventureホテルで、27日の晩にあります。

その同じ日の昼、僕は...どう表現したらいいのかわからないんですけど...ハリウッド ギターセンターのRock Walkの歩道にセメントにとった僕の手形(!)がおかれることになりました。 率直な話、僕はこの話があったときしぶしぶ引き受けたんですけど、Billy Sheehanもそのときに手形を取ると聞いて、少なくともそういう良い連れが一緒なら、と納得したんです。 できたらファンクフィンガーをつけて手形を取らせてくれたらなぁと思ってます。

そして、忘れちゃいけないのが、NAMMショー--4日間の不協和音--全ての楽器、エフェクター、そしてアンプメーカーが巨大なコンベンションセンターに集まって、彼らの新しい装置をデモンストレーションし、無数のミュージシャンがそれら全てを試しに演奏し、可能な限りの沢山の音を鳴らす! ・・・やぁごめんごめん、ちょっと嫌みな言い方になってるね・・・ 実際のところは、かなり楽しい代物なので、 毎日デジタル写真を撮って、皆さんに、ここがどんな様子なのかページに載せてお見せしたいと思ってます(でも、あの大音量は表現できないけど!)。 僕はTrace Elliotのブースにいて、できるかぎりうろうろして(アンプのデモンストレーションをしないことは確か)皆さんにご挨拶したいと思ってます。 これが唯一、僕にアンプを供給して下さっている彼らの会社への感謝の意をあらわす方法だと思ってます。今年は、彼らのブースはGibsonの一部に入ることになるでしょうから、多分沢山のEpiphoneベースも見ることができるでしょう。(僕は60年代の物を気に入ってます。どーんと尻の座った音がするから。)

ダイアリーの締めくくりには、まさにぴったりの言葉になったね。 皆さんの中で、新年の誓いの中にダイエットを入れた人には、どーんと尻の座った人がいませんように!


Jan 16, 1999

King Crimson のDVD, “Deja VROOOM" について、親切にも読者の方から間違いを指摘されました。(なんで僕のホームムービーがDVDに使われていることを忘れてたんだろう!以下は僕に下さった情報からの正しいスクープです。(Steveありがとう):

deja VROOOMがフィーチャーしているコンサートは、”ダブルトリオ”のラインナップで、1995年後期のものであり、1985年ではありません。このディスクの大きな特徴は、その音響にあります。 マルチチャンネルドルビーデジタルとDTSサウンドトラックが含まれ、これはいわゆる古典的なステレオとは違います。非常によく出来ており、楽器は部屋をとりまくように配置されています。(ドルビーデジタルとDTSは6チャンネル構成で、5つのフルレンジチャンネルとサブウーファーです。このディスクはロックしています!)

いくつかの曲では”マルチアングル”構成で、2つかあるいはそれ以上の視点からビデオを見ることができます。その一曲は、VROOOM VROOOMで、全バンドメンバーを別々にフィーチャーし、かつ音響もそれに応じてミキシングが変わります。ですから、あなたを見るアングルであれば、あなたの楽器がセンターチャンネルから聞こえるのです。

このディスクでは、あなたのSuper8のホームムービーもいくつかフィーチャーしています。 "21st Century Schizoid Band"のセグメントでは、DVDユーザーはリズムセクション、ボーカリスト、楽器をそれぞれ1969,1971, 1974, または1996から選ぶことができます。それから、合成バージョンで、スチル写真とともに曲が演奏されます。12のセパレートバージョンが用意されていますから、DVDユーザーは12通りのミックスを楽しむことができます。これはまったく画期的です。


発売開始!

ただ今入荷。オーダーはFax かお電話で

[最初の章を読む]
"Beyond the Bass Clef"

”....博識の楽しいごちゃまぜは、多くのロードとスタジオでの時間を過ごしたトニー・レビンならではのものだ。時にはこっけいに、時には深遠に、この本はミュージシャンとしてトップの地位にいる者の生活をかいま見せてくれる。ベースと生活において、この本以外に、トニーの数十年に及ぶ経験からこの両者を学ぶ恩恵は得られないであろう。”
------Karl Coryat, Bass Player Magazine総編集長

”この本はこれまでよんだことのある音楽の本で一番楽しいもののひとつです。私はトニー・レビンはちょっと変だと思ってましたが、やっぱりそうでした。
------Victor Wooten

Tony Levin Club of JAPANからのお知らせ:この本は、いずれ日本語に翻訳されて出版される予定だそうです。急いでお読みになりたい方は英語で、英語はちょっとと言うか方は、日本語版が出るまで待ちましょう。でも、いつになることか、まだまだ未定だそうですが…。

January 21 - ニューヨーク
Liquid Tensionツアーの開始と来週のロスでのイベントの予定(クリムゾンの DVD発表、ハリウッドのRockWalkのイベント、Stick ナイト、そしてNAMMショー)

今夜、Bowery BallroomでLiquid Tension Experimentの最初(全く初めて)の コンサートをやりました。僕ら(Mike Portnoy, John Petrucci, Jordan Rudess) はたった2日間リハーサルしただけで、曲はすごく複雑、ということは演奏ミスは 避けられない(少なくとも僕は)という事です。ま、それでもいいショーでした。 初めて熱狂的なDream Theaterファンと対面したんだけど、彼らの支えがあって、 僕も、そして他のみんなも、このすっごい数の音符を何とか一晩乗り切ることが 出来ました。前回のアルバムの曲を練習するだけじゃなくて、今回の、まだ 未発表のアルバムからも曲をやっています。明日(22日金曜日)はフィラデル フィアのT.L.A.で演奏します。今夜の最初のショーみたいにうまく行くよう 祈ってます。

来週はロサンジェルスです。27日水曜日には2つのイベントが待っています。 最初は正午にHollywood Guitar Center(訳注:サンセット通りにある大規模な ギターショップ)の前の歩道の、「Rock Walk」というコーナーで、僕の手形を 残すことになっています。(他にも何人かベーシストが参加します。)出来れば ファンクフィンガーをつけたままで、と期待してます。そうしたら僕のだって すぐ分かるユニークなものになるでしょう?

同じ日の夜には、プレスと「Collector's Club」のメンバーを招待して、新しい クリムゾンのDVD、「Deja Vrooom」の発表パーティーがあります。この新作には、 Robert Frippの手による詳細なバンドの歴史が付いてきます。ツアー中に僕がとった ホーム・ムービーも沢山使われています。それから、コンサートの映像はいろんな 角度から見ることが出来るらしいし、さらに、これに入っている「21世紀の精神異常者」 は見る人が自由に歴代クリムゾンのメンバーを組み合わせて演奏させられるんです。 僕は自分ではDVDプレーヤーを持っていないので、こういう仕掛けを見られるのは このイベントだけで、すごく楽しみにしています。

ここまでのイベントは写真をとってきて、このページですぐに紹介します。

28日、木曜にはロス近郊のクラブで「Stick Night」があって、沢山のスティック 奏者が出演します。僕は出演はしないけれど、顔を出そうと思っています。 Studio Cityにある「La Ve Lee」というクラブです。

NAMMショーは音楽関連の小売り業界向けのショーで、大勢のミュージシャンや沢山 の楽器メーカーが、4日間巨大な建物の中で一同に会する、というものです。 僕はTrace Elliotのブース(今年はGibsonのコーナーにあります)に居て、 お客に挨拶したりして何とか僕の本を楽器店で扱って貰えるよう頑張ってみます。 それからLiquid TensionはSabian Drumsのゲストとして30日の土曜日にコンサートをします。それからロスでは引き続き2月1日にRoxyで一般向けのコンサートもやります。 この日のショーは、将来CD化する事を考えて録音しておく予定です。今後もこの グループとしてライブでやるのは、ちょっと難しいと思うから。

明日、フィラデルフィアのショーの後、また写真とアップデートを載せます。

では、ごきげんよう。


January 22 アップデート - フィラデルフィア
(実はもう夜中を回ってるから23日です)

嗚呼!たった2回の公演で、東海岸ツアーは終わってしまいました。 今夜もまたエキサイティングな音楽と、ベーシストの弾き間違いで 一杯でした。(実はこのバンドではStickだけを使っていて、その分 少しは音楽について行き易いんだけれど・・・じゃあ、あの弾き 間違いは僕じゃあなかったのかな?)そしてまたステージからの 写真も増えました。(ホントは二人でデュオをやってなきゃ いけない時に僕が撮影してしまったMikeの写真もあります。)


January 26 アップデート - ロサンゼルス (実はもう午前2時なので27日です)
LA LA LANDにおけるベースプレイヤーのワイルドな一週間

ここ、ロスでの一日目。たった2日前に僕は電話を受けました。Steven Seagal(そう、俳優のだよ)のレコードに参加してくれないかというのです。 ここで身体が空いているのは今日だけだったので、午後5時にスタジオでセッティングしている僕を見つけました。Seagalは実は素晴らしいギタリストであることがわかり、それに、とてもいい人でした。 彼はレコードでは歌も入れるようですが、残念ながら僕は聞けませんでした。 リズムセクションも素晴らしくて、 ドラムスをJim Keltnerが、ギターはMike Landau。曲はLeon Russelが共同作曲しています。僕にとってとても残念なのは、このアルバムにこれ以上参加できないということです(セッションは撮影もされました)。

隣のスタジオでは、プロデューサーのRupert Hineがアルバムのミキシングをしていました -- 僕たちはStevie Nickのアルバムで一緒に仕事をしたことがあって、それに "Spin 1ne 2wo"というグループに一緒にいたこともありました。

いよいよ明日:Hoolywood RockWalkが数名のベースプレイヤーを迎え入れます。 どんな風に手形を押すことになるのか僕はよく分からないんですが、 他の、Bootsie Collins、Leland Sklar、Billie Sheehanといった蒼々たるベースプレイヤーに会えることでワクワクしてます -- 彼らはとても才能があるし、髪の毛も沢山ある! それから、明日の晩はクリムゾンのDVDがリリースされます。

今週末:NAMMショーが始まり、スティックナイトがあって、またまたNAMMでもって、Liquid Tension のサビアン・ドラムス・コンサートがあって、まだまだNAMM、それからLiquid TensionのRoxyでの公演。 Liquid Tensionの以前の写真は特集ページにあるサムネールにまとめて移動しました。 サムネールをクリックすると大きい写真が見られるって知ってましたか? もちろんご存じですよね。 ええ、僕も知ってます(今週Danが教えてくれたから;僕はこの一年というもの、ずっと目を細くして写真を見つめてましたよ!)

では、ごきげんよう。


Januay 27 水曜日 - ロサンゼルス - 午前2時

クレージーな今週の2日目は・・・まあ、読んで判断して下さい。デトロイトから友達のMarkが到着、一緒にHollywood Guitar Centerに向かう。(Markは今日一日 ずっと写真を撮ってくれました。)無事間にあって、他のベーシストたちと合流。「Hollywood's Rock Walk」に顕彰されました。まあ、この面子のすごいこと・・・ Tim Bogert、Stanley Clark、Bootsy Collins、Larry Graham、Billy Sheehan、そしてLeland Sklar。みんな、すごくいい雰囲気で楽しんで、何のために招待されたかって事なんか忘れてたんですが、今日の仕事は用意されたセメントの上にそれぞれ手形を押して、それが将来歩道に取り付けられる、ということなんです。記念写真も一杯、泥だらけの手も一杯で、みんな大喜びでした。 また、同時にJamie JamersonとJaco Pastoriusが追叙され、それぞれの遺族が出席していました。

ところで僕は、集まった観客に向かってスピーチを、って言われることを全く想像もしてませんでした。紹介とスピーチが順番に進んで、僕の番が来てしまったので、 こう言いました。「ある種の選別的ロックンロール精鋭主義の流れにおいて、かような敷石型手形記念碑の式典にて求められるであろう非音楽的機能を的確に遂行する ことは問題が多い。いずれにせよ、状況の楽観的観測が、ここにおいて求められる事項に対して、何ほどかは問題の少ないアプローチの為の根拠を与えうるだろう・・・」 本当はこんなこと言いませんでした。僕のスピーチはこんな感じでした。「ありがとうございます。このような偉大なベーシスト達と同席できて光栄です。」

昼食の後車でちょっと走って(といってもロスでは30分掛かってしまう)ホテルへ戻り、それから今度はキング・クリムゾンのDVD発表イベント出席のため、(渋 滞の中1時間掛かって)ダウンタウンへ。会場のホテルで6時からバンドのメンバーと夕食の約束をしてたんですが、遅れて着いてしまって、彼らとはぐれてしまったん です。洞穴のようなホテルのロビーをレストランを探してさまよって、やっとこさ最上階にひとつある、ということを聞き出しました。エレベーターは素晴らしい速さ で僕を運んでくれたのですが、中から下のロビーを眺めていると、なんと喫茶コーナーでバンドが食事をしています。そして僕がぐんぐん上っていくのを見上げて手を 振ってるんです。僕はエレベータのガラス張りの壁のそばに立って、惨めに手を振りました。僕が成層圏から戻った時にはもう彼らはとうに食事を終えてしまってい たのでした。

イベント会場は豪華な準備が出来ており、マスコミやCollectors' Clubのメンバーの方の為に、デザートとコーヒーまで用意されていました。 バンドの写真を撮っ たのですが、(一同が揃うのは何年振りでしょう。)僕は準備万全の乗りで撮影に挑みました。昼間ずっとその道のプロ、Bootsy Collinsを見てましたからね。それか らマスコミの人ともに、大スクリーンと6チャンネルスピーカーを使ってのDVDの試写を見ました。全部は観れなかったけれど、でもコンサートのシーンは、今の (90年代)クリムゾンの演奏の中で最高の音がしていました。6チャンネルを使ってそれぞれのプレーヤーの音が分離されているので、(しかもユーザーがカメラのアン グルを切り替える度に、映っているプレーヤーの音が中心に来る!)リスナーは実際に(そしてようやく、)どっちのドラマーがどの音を出しているのか、ギターの パートはそれぞれどうなっているのか、とかを聞き分けられるのです。もう一つ驚いたことは、ミスした部分までもがはっきりと聞こえる、ということです・・・特に ロバート(フリップ)がマスコミにも指摘したように、ベーシストのミスがね!(でもまあ、気にしてませんん。ロバートには言ってないんだけど、昼間のRock Walkで、司会者が僕を紹介するときに「ピーター・ガブリエルとのツアー中に、レビンはキングクリムゾンのトニー・フリップに注目され・・・」なんて言ってたか ら。)

いつ頃からかは分からないけれど、今日は完全に声がつぶれてしまいました。飛行機での移動、それから会話また会話、でこうなったのでしょう。だから明日からの NAMMショーは(一日中、何百人もの人に挨拶したり話をしたりで過ごすのだから)そうとうきつい物になりそうです。こんな看板でも作ろうかな・・・「話が出来ませ ん。でも、こんにちは。ガブリエルが何時ツアーするかは知りません。以上。」

明日は:NAMMショーと、スティック・ナイト


LA LA LANDにおける、あるベースプレイヤーのワイルドな一週間
Januay 28 木曜日 - ロサンゼルス

ここでの3日目は、NAMMショーの初日でした。 このショーの騒音と喧噪についてこのページで書いたのでしたが、どうやらこの発言を訂正しなくてはならないようです。ロスのコンベンションは、ここより狭いAnaheimほどは混雑してませんでしたし、もっと空間が大きいので音はそれほど大きすぎることもありませんでした。 いずれにせよ、僕は沢山の楽器と友人に会いました。
僕にとって一番のニュースは、Music Manの新しいベースは、少しピックアップが変更されていて(多分)低音がよりよく出るようになっています。これは以前から僕が要望していたことだったんですが、実現するとは思っていませんでした。 それに、この新しいベースには2個目のピエゾピックアップもあります。 これは是非手に入れなくちゃ! (僕の持っているベースの"Barbie Flesh"カラーのペイントは作られないことになったのかしら -- この色はこれまで使われたことがなくて、僕のはプロトタイプだったんですけど)
もっとポピュラーなアイテムとしては、このブースには派手な"Ernie Ball"フォルクスワーゲンが運び込まれていました。僕はこれの写真を撮らずにはいられませんでした。
歩き回っていると、友人のWaddy Wachtel, Bobby Martin, Joe Beesmer, Dave Amato それに、 the California Guitar Trioと出くわしました。 (後になって、僕が建物から出ていくときに遠くからベートーベンの第五交響曲、それもギターで奏でられているのが聞こえました。CGTの演奏に違いないと思い、その通りでした)
午前2時に日記を書くのが辛くなってきたので、今この時間、午後8時に書いています。これからL.A. clubでの"Stick Night"を見にいって、これについては明日レポートします。

Webページの形式について:僕はこれまでDanに沢山の写真を浴びせかけてきましたが、全部をここに載せるのはあまりよろしくないのでこの週の写真を別のページのサムネイルに集めて、その一部だけをここに載せることにしました。サムネイルをクリックすると大きい写真を見ることができます。

それから、そろそろこのページのアクセスカウントが100,000に近づき、カウンターを6桁に替えることにしました。 これは素晴らしい記録だと思うんですが、僕はいつも9歳の男の子がお父さんのコンピューターを使って一日に400回もアクセスしてるんじゃないかって疑ってます。 冗談はさておき、この冒険のページに貴重な時間を割いてアクセスして下さっている皆さんに本当に感謝します。


さて明日は:Stick Nightのニュースと、またまたNAMM、それから出来たらBilly Sheehanのナイアシンショーに行きたいと思ってます。


Januay 29 金曜日 - ロサンゼルス

4日目は、またNAMMショーに行っていました。でも、まず最初に昨夜Studio Cityにあるclub La Ve Leeで開かれた、Stick Nightについてお話します。 Chapman Stickを使って、Tom Griesgraber、Don Shiff (この二人は新しいNS Stickも弾いていました)、Steve Adelson、Third Door Down、 Vance Gloster, Bob Culbertson、それに、Greg Howardらが演奏するのを見ました。他にもEmmet Chapman(Stickの制作者)その人や、その他の人達も演奏しましたが、僕が把握できたのはこれだけでした。僕は、今やこのStick 演奏家たちがどれだけ多様なスタイルやテクニックを持っているかということを目の当たりにして打ちのめされました。まだ比較的新しい楽器であるとはいえ、ここには学ぶべきものがたくさんあります。それには他の人たちがどんな演奏をするのか見るのが最も良い方法だと思いました。 また、これほど広い分野の音楽家がこの楽器に関わっているかを見て、Emmetはどんなにか満足だろうということにも、僕は思いをめぐらしていました。

今日のNAMMショーはもっと大騒ぎでした -- 昨日より大勢の人たちがいて、週末に向けて更に期待がかかります。僕は更に大勢の友人に出くわしました。 Letterman bandのAnton Fig、REOのDave Amato (彼とはRichie Samborra のバンドで一緒にツァーをしました)に出くわし、それからJack Casadyに会わなくてはならず、Gibson ベースの彼のシグネチャーモデルを見ました。(でも、撮ったぼくらの写真はひどくピンボケです -- チェッ、なぜ僕のカメラは時々こんなになっちゃうんだろう?!!)
僕は勢いきって、Music Manのブースに、新しいピックアップがついたスティングレーのニューモデルをもっと弾いてみるために戻りました。キラー・ロー・エンド。 スタジオに持ち込むのが待ちきれない。それから友人と少しの時間、Trace Elliotのブースで明日のLiquid Tensionのショーに使うアンプのラインナップを見て過ごしました。
こう書くと、いかにも平穏に過ぎたように思えるかもしれませんが、実際はこのペースではいささか疲れてしまったので、Billy SheehanのNIACINショーはパスして、今夜はもうオフにしました。 (彼は明日の晩もやりますから、僕の演奏の前に見られるだろうと思います)
明日の予定:さらにNAMM、そして午前1時にSabian Drums 主催の"Drums Along Hollywood"コンサートのトリでLiquid Tensionのショー。

僕の"Beyond the Bass Clef"から新しい抜粋を追加しました。 これは、"Carpet Crawlers"という題で、創世記からとられていますが、内容はこれと関係ありません。


Januay 30 土曜日/Januay 31 日曜日 - ロサンゼルス

ミュージシャンの方だったら、土曜にあった無秩序な状態を聞いてもさほど驚きもしないでしょう -- 他の方は普通、演奏するときはきちんと時間通りに公演は進むものだと思われるでしょうね。その日はセビアンドラムス主催の、ドラマーに焦点を当てたイベントで、Mike Portnoyを中心としてLiquid Tensionも出演することになっていました。 僕たちの出番は最後だったので(午前1時から)、午前11時に一番最初にサウンドチェックを始めました。時間が過ぎ、2時半になっても音響がうまくいかず、おまけにJohnとMikeが遅れて現れたこともあって、サウンドチェックが終わったときには既に公演が始まる時間にずれ込んでいました。 週末で、NAMMショーはすごく混んでいたし、雑音がすごかったんです。 それからこれまでのように友人たちと出会い、機材を見ていました。 夜中の1時のコンサートのために戻ってから…僕たちは待って待って待ち続けて、最終的には1時40分になったときにLiquid Tensionはステージに上りました。 ステージマネージャーは演奏時間は30分だと僕たちに言いました(1時間の予定だったんです)。ステージの上で曲の組み立てを短くして、最初の曲を弾き始めたとき、ギターアンプとペダルが壊れてしまいました。 公演の間じゅうJohn Petrucciは何とか機材をだましだまし演奏を続けなくてはなりませんでした。2時15分に終わるまで、彼は凄いことをやってのけたと思います。 公演は全て最悪だったわけではありませんが…僕たちは30分の演奏のために3時間かけて準備をして、おまけに機材は僕らを裏切ってくれたというわけ!

睡眠不足の日曜日は、僕には公演のない、通常のNAMMショーでした。 この地で雨が降ると、高速道路はすごく渋滞することがわかりました。 日曜でいつもより交通量が少ないにもかかわらずです。 ショーではまたMusic Manの新しいベースをもっと試してみたり、偶然Peter Gabrielのファーストアルバムとツァーで一緒だったギタリストのSteve Hunterと出会ったり、Music News NetworkのChristineにJohn Petrucciとの共同インタビューを受けていたりしました。 さて、この週の最も良かった点は:古い友人のRick Marottaが僕に aglia e olio con peperoncinoのパスタをごちそうしてくれたこと。これが人生というものさ!

明日の予定:Liquid Tensionはロスのthe Roxyで公演(30分ということはないと思うよ!)

P.S.:友人のMikeには、わざわざDetroitから来てくれて、NAMMショーの間じゅう、ずっと長い時間を耐えて写真を撮ってくれたことを感謝します。


February 1st 月曜日 - ロサンゼルス

夕暮れのRoxy -- 僕はここで、Peter Gabrielと、 King Crimsonとして、それにTim Finnや、ほかおおぜいと演奏したことがあります。 今夜はLiquid Tension Experimentが名誉あるステージに上り、これまでで最高の演奏をしました(昨夜の惨憺たる出来映えよりは良くならざるを得なかったんですけど)。 サウンドチェックが終わってから、僕はRaibow Grill - 沢山のロックバンドが出入りしているところ - へ夕食をとりにぶらぶらと通りを横切って歩いていきました。 遠い昔に、Peter Gabrielとロードにでているときにここで感謝祭のディナーを食べたことを思い出しました。あれは全くへんてこな食事でした。バンドの殆どは英国人で感謝祭の習慣がないのに、アメリカ人はロードの最中でもできるだけ家にいるのと同じように感謝祭を楽しもうっていうんですから。
友人のJeffがたまたまレストランにやってきて、彼が映画雑誌に書いているDeja Vrooomの話をしていました。 LTEの公演についていえば、今回はこれで最後ということもあるし、土曜日の音響のまずさも手伝って、非常にうまくいきましたし、聴衆は素晴らしかった。僕が唯一失望したことは、デジタルカメラがうまく動かなかったことです。 たくさんの写真を撮ったのに(一枚なんかは、Mike Portnoyと僕のデュオの演奏のはずのところなのに彼の写真を撮ってた、なんてのも入ってる)写っていませんでした。多分僕がコキ使いすぎたんでしょう!最大の損失は熱狂的聴衆の写真でした。 一言で表現するならば、そこはロックしてました!

さて、この多忙で種々雑多な出来事があった一週間も終わろうとしています。 とても面白いSteven Seagalのアルバムに始まり、Hollywood RockWalkのイベント、クリムゾンの"Deja Vrooom"のリリースパーティ、NAMMショー、Liquid Tensionの公演、そして忘れてはいけないのが友人のRickが作ってくれたパスタ! 家に帰れるのがとても嬉しい - 2週間ほど休暇をとって、それからまたロスにSealのツァーのリハーサルで戻ってきます。




ご無沙汰しすぎのUPDATE

February 23, Los Angeles

NAMMの大騒ぎの一週間で日記も写真もそうとう沢山残せたので、 しばらくこのサイトを放ったらかしにしてしまいました。あの後、 家へ帰ってまた荷物を詰め直して、またロスに居ます。近々始まる Sealのツアーのリハーサルをやっています。

参加キャラクター:キーボードはDavid Sancious。彼とは何度も Peter Gabrielのツアーで一緒になりました。ギターは(Seal自身 に加えて)Mike Landau。ロスを拠点に活動する素晴らしいプレーヤーで、 沢山のアルバムに参加しています。ドラマーはBrian Bladeで、 今までにJoni MitchellやDan Lanois等々と演奏して来ました。 彼と僕とはあの小さなWoodstockの街に一緒に住んでいた時期が あるというのに、今回が初めての共演です。地元のジャムで顔を 合わさなかったのが不思議だね!2人のバックアップ・ボーカルは Paul MabinとDorian Holly。彼らも有名なシンガーと何度もツアー しています。今回は長いツアーになる予定で、今のところ分かって いる限りでは、以上の面々と今後一緒にやっていくことになるわけ です。ツアーの全ての日程と場所のリストが渡される事になっているので、 当然このサイトで発表しますが、今のところは、最初のショーが 4月30日だと言うことしか知らされて居ません(大して情報に なってないですね。)Sealは今夜、グラミー賞のショーで歌う予定ですが、 バックのバンドは抜きです。それから3月11日、ラスベガスでのNARMの 大会にも出演が決まっていて、これはに僕らもみんな参加します。 詳細はこれから分かってくると思います。何週間もリハーサルの時間があると、 スケジュールも徐々に決まっていくもので、ツアーの始まる頃の慌ただしい 情報ラッシュもまだありません。

別の話題になりますが、「Beyond the Bass Clef」からまた別の章を 掲載します。こんどはキャロットケーキについてのもので、T-Lev特製 レシピも付いてます!ケーキを切るためにギターの1弦を使うっていう、 こんなのどう思います?

僕の昔からの友人Edはこのサイトにも何度か出てきてますが・・・ 例えば彼は僕のコーヒーのページにある「Coffee Station」の デザイナーであったり、 「Cave」CDの制作アシスタントでもあり、 このページの一番上にあるハーレーに乗った写真の撮影のために車を 運転したのも彼だったりします。で、この彼が今度自分で「RockRock.com」という、 いろんな事に関するサイトを持つことになりました。皆さんの中にも 趣味の合う方が居るかも知れません。

では、お元気で。

A BASS PLAYER'S WILD WEEK IN LA LA LANDのページはこちら

いま読んでいる本:Jeffery Steingarten著「The Man Who Ate Everything」
食物全般についてだけど、洒落っけと情熱たっぷりだから、食物に興味が無くても十分楽しんで読めるだろうと思う。

いま聴いているもの:Carles Benaventの「Aquita Que Corre」
このスペインのベーシスト(そしてマンドリン奏者)はすごくいい。
彼の演奏はJaco的な中に、生来のフラメンコの影響があってとてもユニークです。でももっと肝心なことに、曲と編曲が素晴らしいんです。すごい演奏というのも大事だけれど、僕には結果として音楽がどれだけすばらしいか、っていうことに尽きます。残念だけどこのCDはアメリカでは発売されていません。(レーベルはNuevos Mediosです。)
ときどき僕は、最近斬新な音楽というのが全然作られていないのだろうかと思うことがあるけれど、そのたびに、素晴らしい新人がそこらじゅうにいるのを思い知らされます。つまりは自分で探し求めないとそういう物を聴くことができない、特にアメリカでは、っていうことですよね。(今回のこのCDは、スペイン音楽シーンに足繁く通っている友達から回ってきたのでした。)


February 26, Los Angeles

Sealとのリハーサルは続いていますが、僕たちは遂に公演をしました。 今夜僕たちは、テレビ番組の「モータウン・ライブ」で3曲の演奏を録画したんです。 将来放映されることになると思います(もちろんここでもお知らせします)。 ライブでの演奏もすごく楽しかったんですが、おまけにボーナスまでついてきました: B.B.Kingもこの番組には出演していて、ブルースナンバーをSealとこのバンドと 一緒に演奏したんです。(僕は以前B.B.とはテレビのスペシャル番組で共演したことがあります。これはLes Paulのトリビュート番組でしたが、いや、僕のことを覚えてますかなんて 言いませんでしたよ - 僕は彼がこれまで一緒に演奏したことのある何千人ものミュージシャンの一人にすぎないんだから!)

ツァーの日程:いくらかの日程と町について知らされましたが、場所については まだ分かりません。リストを下に載せます。(これはいつものように変更されることがあります!)ツァーは5月4日にヴァンクーバーで幕を開けて…かなり沢山やります。

昨夜、友人のRick Marrotaの演奏を聴きに近くのクラブに行ったんですが、 シャーマンがきっとタイムマシンをワープスピードにセットしたに違いないと 思った訳は…僕が初めてバンドを組んだときにドラマーをやっていたRichard Adelmanと偶然出くわしたからなんです。 僕が彼と最後にあったのは…驚くなかれ…1959年。(でも僕は彼が僕たちの最後にあったのはほんの20年前だったなんていうのを見逃してやったんですけど) 僕はまだ彼がその頃すばらしい演奏をしたのを覚えてます。 その後も彼は多くの演奏をしてきた訳ですけれど、僕たちの道が交わることはありませんでした。いずれにせよ、僕たちのバンドである、the Cavaliers(=騎士団!)は僕たちが高校に入ることでバラバラになったんです。これについては僕の本の「Beyond the Bass Clef」に一章書いてありますが、もちろんwebのこの本からの抜粋もこれに差し替えておくことにします。題は、Can You Bounce The Bass?


March 7 - Los Angeles

SEALツァーは続いています(といってもまだリハーサルですが)。 Motown Liveの録画のあとは公演はありませんでしたがリハーサルを続けています。 今週はラス・ベガスのNARMコンベンションで短いショーをします(National Assoc. of Record Manufacturers:米国レコード会社協会-- ヘイ!僕も会員の一人のはずだけど何故Papa Bearレコードには招待状が来ていないの?)。 それから、来週、日にちははっきりしませんが、"Tonight show"(訳注:米国で長く続いているトークショー番組)で演奏をすることになるでしょう。

SEALから離れた話題では、友人で、ホーム・シアター・マガジンに記事を書いているJeff CherunがKing Crimson DVD (DEJA VROOOM)について書くというので彼のアパートに招かれました。 彼は僕が初めてこのDVDを聞いたり、これを使って演奏させてみたりした印象を聞いて記事を書いたんです(DVD発表の記者会見の際に僕は少し聞いてはいたのですが)。 ここで、僕が8ミリカメラで撮影したバンドのロードでの様子に、僕にはProject Twoのように聞こえる音楽がついているという、"Tony's Home Movies"の部分をやっと見ることができました。特に東京のゲームセンターでバンドメンバー全員が対戦型のレーシングカーゲームをやっているところなんか、音楽はぴったりきてました。 "21世紀の精神異常者"のパートでは、1969年のリズムセクションに1996年のAdrian Belewのボーカルとギターを合わせてみました。こりゃトリップする! 僕にとって一番エキサイティングなパートはたぶん、曲がサラウンドで聴けるということでしょう。こみ入ったクリムゾンの曲がはっきりと聞き取れ、プレイヤーがそれぞれどんな演奏をしているのか聞き分けることが簡単にできます。 Jeffが使っているLinn製のオーディオ装置はとてもすばらしい音質で、最後に僕の持っているクラシック音楽のCDがどんなふうに聞こえるか、かけさせてもらいました。マスタリングをするためのスタジオにいるのかと思うくらいにこれに近い音質で、家庭用のシステムがこんなに良くなったなんて信じられないくらいです。

金曜日の夜には、ARROWSMITH TRIBUTEのCDのレコーディングをしていました。 Bob Kulickと一緒に仕事をしていたんですが、このCDは全曲違うメンバーが演奏することになっています(この他には、Albert Lee, Steve Lukather, Yngwie Malmsteen, Skunk Baxter, Edgar Winter, Gregg Bissonette, Vinnie Colaiuta, Stu Hamm, Ronnie James Dio ... ヒュー)今回のセッションではドラマーのEric Singerと僕を含めて、 (EricはKissやAlice Cooperなどにドラムを叩いています)"Draw the Line"を演奏しました。僕はなるべく原曲と感じを変えようと、Stickを弾きました(ところで、僕の意見では、エアロスミスっていうのは本当にロックするバンドだと思ってます!)この曲の仕上げに最終的にギターパートを弾く人が誰かは知らないのですが、素晴らしい時間を過ごしました -- たくさんのジョークが僕とKulickの間で交わされましたし、本当にたくさんの人がKulickと僕を長い間同一人物だと間違えているので、今回一緒に写真を撮って同一人物じゃないってことが示せるいい機会でした。(ハゲアタマで髭を蓄えている僕の兄のPeteでさえ、テレビでBob KulickがDiana Rossと一緒にギターを弾いているのを見て僕に電話をかけてきたことがあります。おまえがギターを弾いているなんて信じられないよ、だって!) いずれにせよ、アルバムは夏にはCleopatra レーベルから発売になります。(この名前はまるでトーガ(訳注:古代のローマ市民が着たゆるやかな外衣)デザイナーみたいに聞こえるね)

では、お元気で。


March 10 - Los Angeles

明日、ラスベガスに短いショーの為に発ちます。来週の3月16日木曜に、"Tonight Show"にSealと出演します。それまでは、リハーサルで撮ったキュートな写真をお見せするのが精一杯。


March 12 - Las Vegas

「有金すっちゃう」というのがたびたびこの街の例えで言われますが、僕の知る限りでは、僕たちはここへやってきて、公演をやり、そこらじゅうにあるスロットマシンで多大な損害を受けることなく逃げ出すというのがいつものことでした。 空港からホテルへ行くまでのバスの中でバンドの短いビデオを撮りましたので、ここに載せますね。

サウンドチェックがうまくいかないときは公演がうまくいくといいます。ここでも同じケースで、宴会場という難しい音響状態だったにもかかわらず、NARMの聴衆にとっては成功といえるショーになりました。やっぱりバンドはリハーサルをしているよりも公演をやっているほうがよいのは確かだと思いました。今は週末でオフ。来週の木曜はLenoのショーがあります。


March 17 - Los Angeles

今日はバーバンクにあるNBCのスタジオで、Tonight Showに出てSealの新しいシングル、"Lost My Faith"を演奏するためのセッティングと練習をしていました。 スタジオには4分間の演奏をするために8時間いました! でも、僕はいくつか新しいことを学びました:
  1)Tonight Showのステージの上では写真を撮ってはならない。 テレビのスタッフはこのことに非常に神経質で、僕がデジタルカメラを取り出したとき、すごく嫌われました!それで、リハーサルの時に数枚撮るだけにとどまり、あとは夜遅く収録が終わってからホテルのテレビを写真に撮らなくてはなりませんでした。
  2)セルラーホンは発振音をまき散らす。サウンドチェックの時、ベースアンプからクリック音が鳴り出しました。まるでドラムマシンのように規則正しいリズムで鳴って、エンジニア達をおそろしく悩ませたんです。バンドクルーとテレビクルーから、5人のテクが僕の装置に群がり、全部のエフェクターのスイッチを入れたり切ったりして15分ばかり原因を追求していました。その結果、そう、あなたの想像通りセルラーホンが僕の胸のポケットに入っていて、静かにベースのピックアップに信号を送り続けていたんです。これを身につけているということがどんなに健康に悪いことかと心配になってしまいました。 たった今からは鞄に入れて持ち運ぶことにしました。
  3)フロアーペダルは厄介者だ。僕らはよくこれでつまづきます(少なくとも僕はよくつまづきます)が、ステージでつまづいている人を見かけないのはナゼだろうと思ってました。 2,3人のテレビのエンジニアがサウンドチェックのときにつまづいているのを見ても、まぁこれ以上は厄介はおきないだろうと思ってました。でも、実際のショーでは、Sealの歌が終わってJay Leno(訳注:番組のホスト)ミュージシャンに握手しに回ってきて、いよいよ僕に近づいてきた時に彼の足は僕のフロアユニットに引っかかってしまい、そのまま去ってしまいました。ライブの客席にいた友人が、カメラはその一部始終を捉えていたよと言いましたので、夜遅くになって僕はカメラを片手にこのJayの様子をここのページに載っけるために撮してやろうとテレビを見ながら待ちかまえていたのです。ああ!悲しいかな、そこは編集されちゃってました。放送でけつまづくシーンが珍しい理由が、ひとつ分かったような気がします!

明日はリハーサルに戻ります、週末には、僕は別のトリビュートものの演奏を頼まれています。これは、Ozzieのです!ヒュー!

では、お元気で。


March 20 - Los Angeles

KING CRIMSON news: 現在いくつかの計画が進行中です。 よいニュースは、この10月にツァーが予定されており、来年は新しいアルバムが計画されていて、これはここ数年使われてきた「Project」や「fractal」といった名前ではなく、ちゃんとKing Crimsonという名前で行われます。 悪いニュース(少なくとも何人かの人にとっては)は、Bill Brufordと僕はこの計画には参加できません。Robertは賢明にも我々ぬきでともかく計画を進める決定をし、 また次の機会に我々二人を招き入れることにしました。 僕はこの秋のCrimsonには参加しないことに同意しました。でなければ、全員が参加できるときを待っていたら何年先になるか分かりませんから。 それで、多くのCrimsonファンと同様、僕もこの秋に発表される曲がとても楽しみでなりません。

昨夜は、また別のトリビュートアルバムを録っていました。 今回はOzzie Ozbornのトリビュートです。 仮のギタリストとしてBob Kulick が(ギタリストが最終的に誰になるかはわかりません)、ドラマーはJason Bonham で録音しました。(僕は一つの文章で3人の人の名前のスペルをまちがえることもままあるくらいなのですが、今回も確かじゃありません!)僕たちが一緒に弾いたのは、"Crazy Train"でした。


March 23 - Los Angeles

COFFEE アップデート:この長いリハーサル期間中、信頼できる"Cafe Crim"が身近にないことに気がつき、二三日散々悩んだあげくに別のエスプレッソマシンを買いました。 僕はSaecoのエスプレッソマシンを使ってきましたので、今回は別の自動的に抽出してくれる"スーパーオートマティック"マシンにしました。(バンドの他のメンバーのためにそうしたんですけど、僕は自分でブレンドする方が好きです!) それで、このマシンはリハーサルの間、大量にエスプレッソを供給してくれています。
SHANKARはバイオリンを弾き、Peter Gabrielのツァー以来(それと僕のWorld Diaryでも弾いてくれてます)の友人ですが、彼の新しい曲にベースを弾いてくれないかと頼まれたので昨夜は北ハリウッドの小さなスタジオにいました。そこでShanksとエンジニアのKellyの写真も数枚撮りました。

リハーサルは今週で終わり、バンドの仲間たちはそれぞれまた集まってSealのツァーに発つまでのあいだ、それぞれの家に戻ることになりました。(下に書いた予定は変更されると聞きましたので、新しい情報が入ったら訂正します) 帰るための荷造りは僕には大仕事です。僕は実際にはL.A.でアパートに住んでいたのですが、 特に絵の道具の一切合切をここに持ってきてしまったのでした。 僕はほとんど朝は絵を描いて過ごしていました。それで、目下の最大の問題はキャンバスの絵の具が乾かないと運ぶことができないってことです。 たぶん壁にかけたまま、ホテルアートとして残していくことになるでしょう!

これからの予定は、今後数週間はPeter Gabriel,Paula Cole,Kevin Killan,Leah Zicariほかとのセッションから日記と写真を送ります(これより相手が少ないとしても--ロックンロールな日々だ--わからないだろうけど!)


April 1, New York

Sealのリハーサルはお休みで、僕は今月、興味深い演奏に参加しています。 今週のはじめには、ニューヨークでNatalie Coleのためのセッションに参加していました。 彼女は素晴らしい歌手だと思います。彼女の完璧なボーカルはリズムセクションにとって すごく刺激になって、テイクを重ねるたびにより良くなっていきました。 今回Phil Ramoneのプロデュースで集められたプレイヤーは、かつて彼が70年代によく使っていたチームのようです。ギターが Jeff Miranov、ドラムが Steve Gadd 、それにベースが僕。曲によってRob MounseyかRob ** が交代でキーボードを担当しました。 Steveと僕は昔から(ほんとうに昔から!)つき合ってきているのですが、ちょうどいい機会だから僕の本(Beyond the Bass Clef)からSteveの章をここを読んで下さっている方に ご紹介します。一度読んでみてください。 セッションの休憩のときに、Steveと僕はもちろん昔話に花を咲かせました。 最後に彼とJeffと一緒に仕事をしたときに、僕は買おうと思っていたハーレーの写真をSteve に見せたんです。Steveはこれにすごく興味を示していたんですが、Jeffはそのときはそうでもありませんでした。 でも、彼の中では徐々に何かが高まっていたらしく、一年後にはJeffは自分のハーレーを 手に入れてました。彼が僕たちにバイクの免許の路上試験に落ちたときの話をしたとき、 必須課目の8の字でどんなふうに落ちたかを聞いて僕たちは大笑いしました。 僕は彼に、君はすぐに後ろにいる試験官(彼らはいつもうしろから車でぴったりついてきている)のところに飛んでいって「まさか僕が失敗したんだと思ったんじゃないでしょうね?僕はニューヨークに住んでいるから、パーキングスペースを見つけたときには急いで停めなくちゃならないんだよ!」って言えばよかったのにと言いました。(この計略が成功するかどうかは別として、僕の意見を言うならば、彼は最初から試験には落ちる宿命だったんです。だって、彼は借り物のヘルメットをかぶっていて、おまけにその後ろには 『オレが死ぬまでは頭を守ってくれ!』 なんて書いてあったんだもの)

Steveと僕は来週 英国のPeter Gabrielのところでまた一緒に仕事をします。 またRealWorldに戻れるのはとても素晴らしいことです。 また写真を必ず撮ってここに載せますね。

最近、友人のマークから1月にあった"Hollywood Rock Walk Bass Day"のイベントの 写真が詰まったCD-ROMをもらいました。以前にもここには同じような写真を載せてありましたが、このCDはとても楽しい写真なのでもう一回ここに載せます。

SEALの新しいツアー日程は下に書いてあります。これは本当に正確な日程かですって? (前回のは変更されました)そう、殆どそうだろうと思いますが、何が起こるか分からないので保証はできません。僕はまだ詳しい会場については聞いていませんので、分かったらまた追加します。

では、お元気で。


April 7 - RealWorld Studios, Bath, England

あぁ、PETER GABRIELと仕事をしに彼のスタジオに戻ってきて、とても嬉しい! こんないい場所はちょっとないです。今回は数日間しかいないのでピンポンの試合は(まだ!)時間がなくてできません。今度の仕事は僕とSteve Gaddのドラムだけ、 ある曲にオーバーダブしているんです。僕は昨日から仕事を始めていたんですが、オンラインで繋げられませんでした。デジタルの電話回線からダイアルトーンが流れないといって、モデムが繋がってくれなかったんです。

数年前、僕はこのREALWORLDで長い間過ごしました。僕はここのデジタル・テクノロジーがすごくアナログ的にセッティングされているコンビネーションが好きです。 (スタジオの外の白鳥とコントロールルームのアフリカのドラムの写真に注目) 今回はPeterは大きなスタジオにも、一階上の"Peter's studio"と呼ばれる小さな部屋にも、"作曲の部屋"と呼ばれるガラスの壁と草の屋根(そう、ガラスとグラスね!) で作られた、作曲の際に彼が一人きりでキーボードだけを相手に静かに過ごす部屋にもいませんでした。 この部屋では、かなり前、僕が最初のアルバムのWorld Diaryのために、Nyatitiの演奏家であるAyub Ogadaと2曲録音しました。(一曲は"The Train"という題で、 LondonからBathへの列車の中で録音し、防音という点からはかなり悪い環境でした) でも今は、Peterはここに大きな黒板を置いて、夥しい数のキーボードに囲まれ、 ドラム用のブースまであります。(僕のベースアンプは遠くへ追いやられて、 何と別の建物のエントランスルームにあります!) スタジオのMPEGムービーを撮りましたので見て下さいね。

さて、この曲はPeterの次のアルバムに入るんでしょうか? 僕にはわかりませんが、きっと彼の"ミレニアム・プロジェクト"か、あるいは長く待ち望まれているアルバムのどちらかには入るのでしょう。 彼はまだ決めていないようです。 そして、僕ももちろんこのアルバムがいつリリースされるかということについては興味津々です(皆さんもそうでしょう!?)今年の終わりには出る可能性があるか、あるいは2000年の春には出るだろうか、いずれも確かな言葉はここでは聞かれません。

それはさておき、今やっているこの曲はすごく難しく、グルーブ感は普通じゃありません。古くからの友人であるSTEVE GADDがPeterと演奏する様子を見るのはうれしいことです。僕はこれまではPeterの曲ではManu Katcheのスタイルに馴染んできましたが、それに特に問題があったわけではありません。Manuはこれまで本当に沢山の曲に参加してきました。(Manuと同様、僕も制作中の曲には沢山参加しています。どの曲がアルバムに含まれるかは、ほとんどチャンスの問題です!) Steve(彼はコンピューターユーザーではありません)が、僕が撮った庭の白鳥のデジタル写真を見てすぐに、この白鳥のアタマを僕のとすげかえられないか?と尋ねてきました。僕は画像をいじくるのは得意じゃないんですが、やって見せたところ彼は言いました。「ふむ、コンピューターってのはいいもんじゃないか」

NEW BASS: Peterが変わったベースの音が好きなのを知っていますし、僕自身もそうなので、英国に来る前に70年代のOvation Magnumを探して買ってきました。これは珍しいもので(見てごらんなさい...ハイテクからすごくかけ離れたものですよ)、特有のドスンドスンという音がします。 僕がここに到着して、珍しい楽器を見つけたので皆に見せようとケースを開けたら 「おぉ」とエンジニアのDickieが声をあげました。「これはPeterのベースみたいだ」 Peterはベースを弾かないのに、彼のスタジオの奥にはこれと同じモデルが鎮座ましましていることが分かりました -- これはホントに珍しいものなんだと思いました! もっと大事なことといえば、注文してあった新しいMusic Manのベースがここに到着していて、すでにこの太いベースサウンドを使ってみています。(以前このページにスタンダード・スティングレーモデルにピエゾ・ピックアップが追加されたことは書きました。もっと低い音が出ます イェイ!)

では、お元気で。

April 8 - RealWorld Studios, Bath, England

更にレコーディングを続けています。毎晩よく仕事して、真夜中過ぎまでやっています。 いくつかの曲はPeterの次のアルバムに、またいくつかは彼のミレニアム・ドーム・プロジェクトのためのものです。殆どの時間は、他のスタジオの仕事と同様ドラムパートに焦点をあてて進められます。ぼくはぶらぶらと待っていて(この間、もちろん写真を撮ったり、Webページをアップデートしたりしてます)、ドラムパートの録音を彼らが終えてからベースの仕上げの録音に入ります。Peterは本当に沢山の曲を書いていますので、僕たちはその曲を番号で言い表すことにしました。今日は僕たちは96番と35番を終え、57番に挑もうとしてます。まだ僕はこれを聞いていないんですが、よさそうなタイトルじゃないですか!

ここRealWorld にはミュージシャンを泊める部屋が沢山あります。これまでこの中の、 "プロデューサのコテージ" と呼ばれる2階建ての美しく飾られた部屋に僕は泊めてもらったことはありませんでした。この建物は、スタジオAを使っているプロジェクトのプロデューサーかアーティストを泊めるためのものなんです。 思い出してみると、クリムゾンが"Thraak" のCDを録っているときにAdrian Belewがここに滞在していました。というのは、彼の奥さんのMarthaが一緒だったからです。 今回は僕はここに泊めてもらっているのですが - 誰も使っていないから泊めてもらえたのだと推測してるんですが - もうちょっと部屋で過ごす時間が長かったらいいのにと思います。

午前0時のUpdate: やれやれ、57番はキツいぜ!残り二つ!

午前2時のUpdate: いててて...疲れた!もうちょっと....

午前3時のUpdate: 最後の曲 - (何種類かの違ったテンポでもやりました)さて、あと "わずかのドラムフィル"が終われば僕たちはドラムとベースの荷造りを始めることができます! 午前7時のGatwick空港までの車は多分...まぁ、快適でありますように。

Peterと仕事をしていると、(いまだに)Beyond the Bass Clefから血まみれクリスマスを思い出します。これはある晩Peterが誤って僕の頭の上にマイクスタンドを直撃させたときのお話です。このお話はここに載せてありますので読むことができますよ。

では、お元気で。

April 14 - Make Believe Ballroom studios, W. Shokan, NY

Michael Franksの次のレコード用にベースのオーバーダブをやっています。 ここは僕の友人のTom Markのスタジオで、今までに僕自身の物を含めて、 沢山のプロジェクトをやってきた場所だから、懐かしいです。ところで、今回は 犬のシャーロックを同伴してるので、今日の記事は彼に書いて貰いましょう。 (このページの下の方の「Tony's Picks」のセクションに、Michael Franksの サイトへのリンクも張っておきます。)

April 14 - Make Believe Ballroom studios:シャーロックの日記

わーい、また帰ってこれて嬉しいなあ!僕が子犬の頃はトニーによくここに連れて 来てもらってたんだ。だから僕のウェブページ(そう、僕には自分のページがある んだよ。犬なら誰だって当然でしょう?)にはここで撮った写真がいっぱい。 たとえば、僕がBill Brufordのバスドラムの中に入ってるやつとかね。 でもず〜っとスタジオには来れなかったし、トニーは僕のページをホントに全然 更新してくれないんだ。でも今後はもうちょっとなんとかしてくれると思うけど。 ここに着いてすぐに、懐かしい部屋の隅っこの臭いを嗅いで回って、人目に 付かないゴミのかけらなんかを調べてました。僕の日課になってるこの巡回のせい で、二年前にここのオーナーのTomが僕に「警部」ってあだ名を付けたんだけど、 それで僕のアメリカン・ケンネル・クラブへの正式登録名が「シャーロック警部. O.L.B.」っていうことになったんだ。(ナイショだけど、O.L.B.っていうのは、 of Little Bridge、つまり僕の住んでる場所のことなんだけど、O.L.B.っていう ほうが、カッコイイでしょう?)ところで、今日も僕は頑張ってお仕事して、 ちっちゃな物をいろいろ発見したんだけど、それから何があったと思う? Michael Franksが自分の犬に会わせてくれたんだよ!でもねえ、なんだか複雑な 気分なんだ・・・だって、ここは僕の陣地だと思ってたんだもん。この女の子は ミニチュア・ダックスフンドで、フローラっていう名前。悪い子じゃないんだけ ど、カメラを向けられると照れちゃって・・・だからなかなか2人で一緒にいる 写真を僕のページに載っけられないんだ。今、僕は彼女にも自分のページを持て ば、って勧めてるんだ。そしたらもちろんリンクしちゃう!
それからいつもの ようにレコーディングのお手伝いもしたよ。Tomが僕にハナでフェーダーを動かせて くれたんだ。ほら、僕たち犬って、すごく良い耳をしてるでしょ?どうして エンジニアさせてくれないんだろ!?

じゃあ、今日はこれでね。僕のページにはもっとたくさん写真があります。 よかったら来てね。


April 17 - New York City

Paula Coleの新しいアルバムがもう仕上げの段階に入ってるんですが、今週、ベース のパートを録る為に呼んでもらって、本当にラッキーだったと思います。というのは 、作品が素晴らしいんですよ・・・今年の秋、このアルバムが発売されたらすごく話 題になること請け合いです。旧友のPaulaに会えたことも嬉しかった・・・Peter Gabrielのツアーで一緒に回ったんだけど、それ以降、彼女も仕事面で大活躍してますね。


April 22, Cape Cod

何日かだけ両親の家に来てるんですが、僕が参加した古いレコードを宝のように保管 してくれているのを見つけました。こういうLPの類は僕の家には一枚も置いてない んです。(第一、再生する設備もありません。)このうちの幾つかは、僕がこのサイ トや僕の本に載せるためのディスコグラフィーをまとめた時にも漏れていたものです 。ちょっと面白いかと思うので、見つけたアルバムのリストとその幾つかに関するコ メントを書いてみました。

Greater Boston Youth Orchestra 「Fourth Annual Concert」 recorded at Carnegie Hall, Jordan Hall, and the White House - 1962
(このアルバムはケネディ大統領のホワイトハウスでのスピーチで始まります。なん とかコピーして、このサイトに載せたいと思います。多分面白いんじゃないかな。な にしろ、1962年から一度も聴いたことが無いんで。)

Bill Comeau / Pete Levin 「Some Beautiful Day」 - 1970
(僕の兄弟、Peteに誘われて参加した初めてのアルバム・・・「イエスという名の夢 想者を讃えるロック」という副題がついてます・・・すごく時代を先取りしてるね。 そのころクリスチャン系放送局がなかったのが残念!)

Sabicas / Joe Beck 「Rock Encounter」 - 1970
(現代フラメンコ・ギターの父とも呼ばれるSabicas(実は二人の兄弟の合奏)なん ですが、英語が全く話せなかったんです・・・僕のニューヨークでのセッションの最 初期の物で、未だにこれのアレンジを組み立てるのがいかに大変だったかが忘れられ ません。)

Jean-Pierre Ferland 「Jaune」 - 1970
(この作品はケベックでは古典になっていて、今でもこのLPの目立つ黄色のジャケ ットを持ってきて、サインしてくれという人がいます。)

Kathy Smith 「Kathy Smith / 2」 - 1971
Bert Sommer 「Burt Sommer」 - 1971

Brother Jack McDuff 「Who Knows What Tommorowユs Gonna Bring?」 - 1971
(ああ、このセッションが最高だったのを覚えてる。実際出会う前からずっと気に入 っていたチューバ奏者のRay Draperが共演しているんです。これをデジタルでコピー して「Who's Pimpin' Who?」っていう曲を聴くのが待ち切れません。)

Carly Simon 「Carly Simon」- 1971
Chuck Mangione 「Friends & Love」 - 1970
Chuck Mangione 「Together」 - 1971
Chuck Mangione 「Alive」 - 1972
Gap Mangione trio 「Diana in the autumn wind」 - 1968
Gap Mangione 「Sing Along Junk」 - 1972
Gap Mangione 「...and the kids call it boogie」 - 1974
Gap Mangione 「Gap Mangione!」 - 1976
White Elephant 「White Elephant」 -1972
(以上の八つのアルバムやそれ以降の幾つもの作品にはSteve Gaddが共演しています 。僕らがお互いのプレイを知り尽くしているのも当然かな!)

Don McLean 「Don McLean」 - 1972
Don McLean 「Playinユ Favorites」 - 1973
Sarah Kernochan 「House of Pain」 - 1973
OユDonel Levy 「Simba」 - 1973
Buddy Rich 「The Roar of '74」 - 1974
(丁度良い機会なので僕の本からBuddyについての章をこのページに掲載しましょう 。タイトルも、もちろん「Buddy」。)

The Family of Mann 「First Light」 - 1974
Herbie Mann 「Discotheque」 - 1975
Herbie Mann 「Waterbed」 - 1975
Herbie Mann 「Surprises」 - 1976
(僕はHerbie Mannとツアーもしてきたし、相当の数のアルバムにも参加しています ・・・この作品には、後に有名になったWhitneyのお母さんである、Cissy Houstonが 共演してます。)

Herbie Mann 「Brazil Once Again」 - 1978
Arif Mardin 「Journey」 - 1974
Pat Rebillot 「Free Fall」 - 1974
Richard Harris 「Kahlil Gibran/ The Prophet」 - 1974
(Richard Harrisによる詩の朗読。音楽はArif Mardinの作品。)

Margie Joseph 「Margie」 - 1975
Peter Bliss 「Peter Bliss」 - 1976
Judy Collins 「Bread & Roses」 - 1976
深町 純 「The Sea Of Dirac」 - 1977
Melissa Manchester 「Singin'... 」- 1977
Ringo 「Ringo the 4th」 - 1977
Dean Friedman 「Dean Friedman」 - 1977
Bat McGrath 「The Spy」 - 1978
Peter Paul & Mary 「Reunion」 - 1978
Blue Montreux 「Blue Montreux」 - 1979
(Mike Mainieri, Michael Brecker, Larry Coryellその他が参加)

Robert Fripp 「Exposure」 - 1979
(僕にとっては記念碑的作品と言うべきでしょう。この後、Robertと一緒にキング・ クリムゾンに参加することになったのですから。)

野口五郎 「U.S.A. Studio Connection」 - 1980
渡辺香津美 「To Chi Ka」 - 1980
(何年も後、このギタリストのカズミに「World Diary」に参加できないか誘って見 たんですが、忙しくて無理だったようです。)

Paul Simon 「One Trick Pony」 - 1980
Catherine Lara 「Geronimo」 - 1980
Catherine Lara 「Catherine Lara」 - 1981
Catherine Lara 「Catherine Lara」 - 1983
(Catherineのアルバムはどれもフランス語の作品で、二つはフランス、後の一つは ケベックで録音されました。)

では、お元気で


May 1, New York City

Guster! これは3人だけで構成されているバンドで、ウッドストックで今新しいアルバムを完成させているところです。プロデューサーのSteve Lillywhiteがこの中の二、三曲で僕に参加するように招いてくれました。Steveと僕はかつてPeter Gabrielのアルバムで一緒に仕事をしたことがあり、他にもJoan Armatradingの二枚の素晴らしいアルバムやまた別の仕事でも一緒でした。(オーケー、彼はDave Matthewsバンドでも僕の助けなしに全くうまくやってたよ!) 彼に会えてよかったし、バンドのメンバーはまったく楽しい人たちで、曲もとてもよかったです。彼らはもちろん自分のサイト(guster.com)を持ってますしBrianのスタジオ日記も読めます(多分ぼくについてはよいことを書いているだろうね?なまけものだなんて書いていあったりして!)

Seal Tour: 奇妙なことに、ツァーがキャンセルになったという噂を聞きました。 僕が「奇妙なことに」と書いたのは、今週末にはバンドはL.A.に飛んで、一週間最初のショーの前に制作のリハーサルをすることになっているからです。それに、ツァーの日程の変更に関することも聞いていません。Sealのファンの方からメールが届いて、彼はツァーの計画に関して日程の情報を最新のものにするのに苦労しているとも書いていました。 僕はこのページに最新のツァー情報をポストし続けるつもりです。

Funk Fingers: 制作調整が手ぬるいために(言い換えれば、僕は仕事が忙しくて…忘れてた!)在庫が30ペアになってしまい、しばらく補充のめどがたっていません。 それで、欲しいと思われる方はすぐに申し込まれるか、何か新しく早く制作できる方法を僕が編み出すまで待っていただくことになります。(オーダーページはこちら)

このサイトのこれからの変更予定: ディスコグラフィーにコメントをつけた(下記参照)のが好評でしたので、このサイトの 本来のディスコグラフィーにもそうしてゆきたいと思っています。フォーマットを考える間しばらく時間をいただいて、準備ができたらお知らせします。また、僕が参加した古いアルバムからJohn Kennedyのスピーチをデジタル化する作業をしていますので、これも準備ができたらここに載せますね。


May 6 - Los Angeles

SEAL TOURの制作リハーサルは進行中です。 「制作リハーサル」という言葉の意味は、音響と照明の制作をしている、ということです。 加えて、バンドは音楽の面でも更に細かく仕上げを行っています(通常は、バンドはそれほど細かい仕上げをしなくちゃならないことはないんですけど、今回は確かに音楽面でも働くことを余儀なくされています)どんな音になるか、またステージでは一日どんなことをやっているのかはまだ言えませんが、照明に関しては、すごく印象的です。

楽屋裏ではステージの上と同様にいくつか特記すべきことがあります。ツァーのときには、"Crimson Valet"ロードケースに我が信頼すべきSaeco エスプレッソマシンをとりつけて一緒に回っています。 そして、今回行った追加は、Paula Coleと彼女のバンドのレコーディングのときに、彼らがスタジオやロードの時に持って歩いている"ジュース・マン"というジューサーがすごく気に入りました。それで、もちろん今回僕もCrim Valetの引き出しにおさまるジューサーを買いました。それで、毎日ニンジンとリンゴとジンジャーやなんかを買い出しに行くのが一日の始まりです。で、これは悪くないんですが、一日の終わりにジューサーを掃除しなくちゃならないのが全く面倒なことがわかりました。(こんなこと考えもしなかった!長いツァーで、手がぶよぶよにならなきゃいいけど)

ステージでは、とてもエキサイティングなものを手に入れました:新しいTrace Elliot 1000ワットベースアンプヘッドと、新しい"BFC"キャビネットです(この名前はたぶん、"Big F... Cabinet"からきてるんだと思う!)ご想像の通り、この装置はすごくパワフルで、そこから絞り出される圧倒的パワーは、Sealの曲で必要なヘビーな低音にはとても有用です。 Traceは親切にもこれを英国から運んでくれました、というのは、僕が考えるに、これはまだ合衆国では手に入らないんだと思います。

ツァーの日程に訂正があって、やっと会場についてもわかりましたので、このページの下の方に掲載しておきます。間違った日程についてPapaBearにメールで知らせて下さった方に感謝します。今回は間違えてなければいいんですけれど。

では、お元気で


May 11 - Los Angeles

Sealツアーのリハーサルが終わりました。あと数日でやっとコン サートを始められます。やったぜ!ツアーの日程に関して、またま た変更がありました。(以前に「最終日程」なんて書かなかったこ とを祈ってます!)僕自身どういう風に変更されたのか分かってな いんですが、とにかく下のリストで6月9日以降はまだ確定していな い、ということです。

リハーサルでは特に目新しい事はありませんでしたが、ある日、 Sealがシンガーの一人、Paul Mabinに「Latest Craze」という曲で ベースを弾けないか、と頼んだんです。(僕はその曲では、ベース シンセを弾くので手一杯なんです)そんな訳で、今までベースを弾 いたことが無かったPaulは、今回の役割をちょっと照れていて、僕 は当然そんな彼をいつもからかっていて、いつか僕の演奏について アドバイスしてくれるよう頼んだりしてます。彼にとって幸いなの は、今までベースを弾いたことが無いから、彼が弾くSealのベース が左利き用に、上下逆に弦が張ってある、ということを全く気にせ ずに済むんですよ。

それから今週は、また別のトリビュートアルバムの録音に参加しま した。今回はVan Halenの作品をカバーしたもので、プロデュースは またBob Kulickです。(このページに彼と僕との「そっくりさん」 写真を載せてたんですが、今はアーカイブにしまってます)参加し た曲は「Pretty Woman」で、他のミュージシャンはドラムが Aynsley Dunbar、ギターにAlbert Lee、そしてGunner Nelson、 Matt Nelson、それから僕。BobがAnsleyとAlbertと僕の三人に、一 人づつ別の機会に、「この三人で以前一緒に演ったことある?」っ て質問をしたところ、誰もはっきり返事が出来なかったんですが、 でも僕はこの三人で70年代の始めに何回か一緒にリハーサルをやっ たような気がします。何のリハーサルだったのかは、ちょっと調べ てみないと分かりませんが。(ちぇ!自分が演奏した音楽を思い出 せないって、いらいらしますね!)

ところで、このVan HalenトリビュートCDのライナーノート用に準 備された質問票には、僕が以前Les Paulのトリビュートショーで、 Eddie Van Halenと共演したことを書いておきました。この時には Eddieがインストゥルメンタルの曲を書いて、エキサイティングな共 演でした。でもEddieと最初にあったのはそれよりさらに以前で、彼 がA&Mのスタジオにいて、Sammy Hagarのアルバムでベースを弾いて いたときなんです。その時僕はPink Floydの仕事をしてましたんで すが、Sammyの言うには、Eddieがずっとベースの練習の為に、僕の 演奏をコピーしようと苦労してる、ということだったんです。な に!あのEddie Van Halenが僕のパートにチャレンジだって?!僕は すぐさま彼が、僕の、普段の簡単なパートにチャレンジしてるわけ がなくて、当時Peter Gabrielの作品として発表されたばかりの 「Big Time」をコピーしてるに違いないと気付きました。この曲で はJerry Marottaがベースの弦をドラムのように叩いて(もちろん、 凄い速さで)、僕は単に左手のパートを押さえてるだけ、というも のだったんです。Eddieはそれを実際に一人で弾こうとしてたんです から、凄いでしょう?でも、僕はまだ彼に会ったことがなかったか ら、からかってやろうと思ったんです。彼が自己紹介して、それか ら、いま僕のベースのパートを弾けるように苦労してるんです、な んて言ったら、何て返事してやろうか?「いいかい、坊や、俺達 ベーシストってのは、は・や・い・のさ!」とか、それとも「あ あ、あれ。あんなのは何でもないさ。いつもはもっと速く弾いてる ぜ。お前さんは、ギターに専念してるほうが身のためさ。」なんて いうのはどうだろう? 嗚呼しかし、結局僕はくじけてしまって、素直に本当の事を話して しまったのでした。

Sealの最初のショーは金曜日、Las Vegasであります。ショーの写真 をとるような余裕もあると思うので、やっとこのページにもリハー サルばかりじゃなく、ライブの写真が載せられるとおもいます。

それではまた。


May 14 - Las Vegas. ついにツアー開始

Sealとバンドは今夜Las VegasのHouse of Bluesで演奏しました。最 初のコンサートなので写真を撮るのは無理か、と思ってたんです が、開演直前にSealがポーズを取ってくれました。ショーの最中は 「物流」で大わらわ、っていうのもシンセ、ベース、アップライ ト、それからエレクトリック・チェロといった全てを必要な時にす ぐ鳴らせるように準備しなくちゃならないし、さらに僕のモニター 用のイヤホン関係のコードもあったりするので、写真の撮影は差し 控えた方が賢明だろうと思いました。(いや、実際は、僕の出番の 無い「Princess」っていう曲の間にSealを一枚撮っちゃいましたけ ど。)前座はJoan Jonesで、今回のツアーの最後まで一緒です。そ れで彼らとリンクを張りました。(それから彼らのステージの写真 も送るつもりです。)

Las Vegasっていう土地柄で想像出来ると思いますが、ここのHouse of Bluesはカジノと隣り合わせになっています。これはMandalay Bayという新しいホテルのカジノです。ギャンブルに興味の無い人間 にとっては、Las Vegasっていうのは何時きても不思議な街です。空 港の荷物を受け取る回転台から始まって、いたるところスロットマ シーンと、でっかくてけばけばしい広告だらけだし、殆どのホテル ではロビーや、レストランへ行く通路にまでスロットマシーンが あって、で結局メンバーうち何人かは、演奏してる時以外は自分の 部屋に逃げ込む羽目になるんです。(Crimsonが"Hard Rock" Hotel で泊まって演奏した時もそうでした。)でも今回僕たちは、静か で、何とスロットマシーンを置いていないホテルに泊まっていま す。

いつでも、ツアーが始まって、これからどんな感じの旅行になる かっていうことが少しずつ分かってくるとドキドキします。ってい うのは、バンドやツアー・マネージャーといのは、それぞれにどん なホテルやどんなバスが一番適当か、という自分なりの感覚を持っ ているからです。ホテルっていうのは豪華だから良い、とは限らな いもので、ミュージシャンによってはロビーを通るだけでも、自分 の服装がみすぼらしく感じて困る、っていうホテルがありますし、 それから最高級ホテルの、あのルームサービスの値段ときたら!い ずれにせよ、今回の長いツアーの始まりにすごく快適なホテルに入 れて貰えました。聞くところによると、どうやらツアー中のホテル の質にも色々あるようなんですが、それもまたバラエティがあって 楽しいか、って思ってます。毎晩毎晩違ったホテルに泊まっている と、段々記憶がこんがらがって自分の部屋が分からなくなってくる ものなんですが、(部屋の鍵もこの頃は番号の書いていないカード が殆どです)今夜もサウンドチェックの後、Brian (Blade)が自分の 部屋の番号を忘れて廊下で迷子になってしまい、僕の部屋に電話し てきてました。まだツアーの最初の日だっていうのに!バンド用の バスには、月曜日、Oregon州のPortlandから乗り込む予定で、また その時には、一台のバスに何人乗るのかとか、バスは新しくて快適 かとか、みんなそれぞれどんな寝癖があるのかとか、音楽の好みと か、タバコの吸い方とかいうような、いろんな面白いことが分かっ てきて、まるでちょっと、軍の小隊へ入隊するような気分です。

ショーは素晴らしい出来でした。Sealはすごいパフォーマーで、彼 と共にステージに立っていると最高の気分です。もちろん、最初の ショーには付き物のハプニングもありました。(ある曲の一部で、 チェロを弾くために弓を持って後ろを振り返ると、僕のツアー・ テックのDaveが次の曲の準備の為にチェロをステージから下げてし まっていて、結局、その部分を何もせずに聞いてなきゃいけません でした。その後にも最初のアンコールが終わってステージを降りよ うと、モニター用のイヤホンをベルトに付けたアンプから抜いたと たんに、バンドが2曲目のアンコール曲「Move On Up」(訳注:登り 続けろ、の意)をやりだして、結局イヤホンはしているものの、 コードが刺さっていない状態で演奏するはめになったんです。)

いつも僕が体験してるショーと確実に違っている点は、観客の構成 です。これは実に明らかなんですが・・・Sealの観客には女性が多 くて、しかも音楽をすごく楽しんでるんです。King Crimsonの一員 として長年ツアーしてきましたが、全然状況が違ってました。殆ど が男性のお客で、たまに女性がいても、ギターかドラムをやってる 熱狂的な男性ファンに無理に引っ張ってこられたガールフレン ド、っていう感じです。(最初の曲の最中には彼氏がFrippとか Brufordを指さしていて、彼女の方はつまらなそうにしている。5曲 目ぐらいになると彼氏はまだまだ興奮しているけど、彼女は回りの お客を眺めていて、8曲目には二人が口論を初めて、中休みの後に は・・・もう帰ってしまってる!)Peter Gabrielの観客も、彼がソ ロになってすぐの頃は同じようなものでした・・・Genesisの男性 ファンばかり。ところが、Peterのシングル曲がヒットすると、様子 が変わってきたんです。当時(たしか「Shock the Monkey」がラジ オでかかってたと思います)、ステージからでも女性ファンが増え ているのがすぐ分かったし、観客全体も増えてきていました。

さて、同じ会場でもう一晩やりますから、こんどはもうすこし上手 にまとめられるんじゃないでしょうか。ショーの後、確か午前2時に チャーター機で、次の会場のあるPortlandまで飛んで、それ以降は バスでのツアーになります。

6月中盤のツアー日程はまだ混乱してて、最終案を貰ってませんが、 もうすぐ掲示できると思います。

では、また。

p.s.
ツアー日程の最新の変更を知らされました。また(再度)更新し て、下に掲示しておきます。それから、7月12日から始まる第2期ツ アーの予定都市は、現在のところ以下の通りです。Maine州の Portland、Rhode Island州Providence、Boston、Detroit、 Cincinnati、 Cleveland、 Chicago、 Minneapolis、 Milwaukee、 St.Louis、 Kansas City、 Memphis、 Orlando、 そしてFt. Lauderdaleです。

p.p.s
Vonda Shepardの妹さんに出会って、Vondaの新しいレコード「By 7:30」がJacket Recordから発売になったことを聞きました。何カ月 か前に僕も数曲参加したんですが、彼女の曲と歌い方がすごく印象 的でした。すぐに買いに行かなくちゃ!


May 19, Seattle - カフェは多し、時間は少なし!

例によって真夜中、Vancouverからバスに揺られて、もうこれ以上は 眠気を我慢できない、っていう一点を越えたところで、Seattleに到 着。眠りについて10分、15分で起こされるっていうのが一番辛いの はみんな分かってるんですが、今度もそうなってしまいました。ホ テルにチェックインしたのが午前3時半、そして、多分みんなもそう だろうけど、結局6時半まで眠れずじまいでした。(html言語の本を 読んでも眠くならない時は、何をやっても無駄、というのが僕の得 た結論です。)

やっとのことで目を覚まし、いつものエクササイズを今日はパスし て、Seattleのコーヒーを味わいに行きました。僕らのホテルの丁度 向かいにある地元のカフェを試してみたんですが、この街がすごい なあと感じるのは、道を歩いている誰に聞いても、この国のどの街 のカフェに勤めてる人間よりずっと、完璧なエスプレッソを作る為 のコーヒーの詰め方を知ってるってことです。そしてここでは、 「short」とか「solo」とか言えば、大きなカップになみなみと注ぐ ことじゃない、って分かって貰えるんです。普段、特に初めてのカ フェに入ったときなんかは、エスプレッソを頼む時には「shortの、 soloのエスプレッソ一つ。出来るだけちょっとでいいから。」って 言うんですが、典型的な対応は、「ダブルですか?」っていうも の。そこで僕は「いや、シングルで、ちょっとでいいんだ。カップ の中に出来るだけちょこっと。」って返事するんですが、四回の内 三回までは、コーヒーマシンがほぼ1クオートのお湯をスプーン一杯 のコーヒーの中を流れ落とすのを眺める羽目になります。そして結 局、彼らがエスプレッソと呼ぶ、「弱くて、水っぽいもの」をなみ なみと注がれるんです。僕はいつでも「これでもし僕がコップに一 杯のコーヒーを頼んでたら、一体どんな物を渡してくれるのか ね!」って訊いてみたい気になるんですが、そういう皮肉は自分の 中にしまっておいて、一口だけ口をつけ、あとは残してしまうこと になるんです。でも、Seattleは別だ!最初のカフェも素晴らしかっ たです。今日は友達に会う約束があるし、サウンドチェックもある から、僕の気に入ってる「Espresso Vivace」の、よそでは飲めない ような凝りに凝ったコーヒーは明日まで待つことにします。

昨晩、Vancouverで、YesのJon AndersonとSteve Howeがショーに来 ていました。彼らはYesの新しいアルバムの仕上げに掛かっていて、 何カ月もスタジオで仕事していた割には、たっぷり休憩したよう な、元気いっぱいの様子でした。秋にはツアーが始まるとのことで した。あまり時間がなくて、90年に彼らとツアーした時(Anderson Bruford Wakeman & Howeという編成でしたが)の思い出話は少しし か出来ませんでした。悲しい話題ですが、彼らの使っているスタジ オのオーナー、Bruce Fairbairnが突然の事故で今週亡くなったとの ことでした。

ツアーバスに乗ってる間は、自分のページを作れるようにと、html 言語の勉強をしています。このページや、ここのサイトの他のペー ジは、Dan BeachというすごいプロフェッショナルのWeb Masterが 作ってくれていて、僕の取り留めない文章や、どでかいサイズのグ ラフィックスや、その他いろんなアイデアをWebページに仕上げてく れています。でも、多分馬鹿な事だと思うんだけど、このページと は別に、完全に自分だけでページを仕上げてみたい、っていう虫が 起きちゃったんです。これって、いわば、農場の支配を豚に任せる ようなもんですね。(お!ロックのツアーには「動物農場」(訳 注:英国の小説家George Owellの作品)の比喩が当てはまるような ことが一杯あるんじゃない?ちょっと探してみます。)でも、とに かく暇つぶしにはなってます。

さて、今は出発の日の朝です。Microsoftが、朝すごく早くに、新し い「Star Wars」の試写をやるから来ないかという招待を、バンドは 断りました。でも僕はなんとかEspresso Vivaceへ行って、最高のカ フェ・ラッテを飲むことが出来ました。ツアーに同行してるヴォー カル・トレーナーのGary Catonaを連れていったんですが、彼はあん まり感激してなかったようです。

では、お元気で。

p.s.
ツアー日程の最新の変更を知らされました。また(再度)更新して、下に掲示しておきます。それから、7月12日から始まる第2期ツアーの予定都市は、現在のところ以下の通りです。Maine州のPortland、Rhode Island州Providence、Boston、Detroit、Cincinnati、 Cleveland、 Chicago、 Minneapolis、 Milwaukee、 St.Louis、 Kansas City、 Memphis、 Orlando、 そしてFt. Lauderdaleです。


May 29 - Phoenix.

ツァーは皆さんのご期待通り順調に進んでいます。 ショーはとても楽しく、聴衆はアップテンポの曲やSealの歌うバラードでで踊ったりしています。 今夜は特に暖かいショーで、Phoenixは会場の外では華氏90度にもなるところ。 サウンドチェックのあとで、僕たち二、三人は提供された食事場所を探しまわっていて、 間違って別のダイニングルームに入っていってしまいました。 そこで食事をしている人たちは、ぼくらみたいなクルーやスタッフのような人間には見えなかった んです。僕たちは彼らに尋ねることもなくそこを出たんですが、というのは、彼らの大部分が 銃を身につけていたんです。 部屋の外の看板を見ると「アリゾナ・銃火器販売展示会」って書いてありました

お休みの日に、L.A.へ戻って僕の娘のMaggieを連れて"Hollywood Rock Walk" に、彼女のパパの手形を見に行きました。僕のもくろみはもちろん、僕の手形に彼女の手を入れて写真を撮ることだったんです。店のなかをぶらついていたミュージシャンとおぼしき人が一人、ぼくに気がついて、トニー・レビンじゃないかい?って尋ねられました。 きまりが悪かったのは、自分の手形を見に来ただけじゃなくて、写真を撮ってたってこと。 彼はたぶん僕が時間さえあればここに自分の手形を見にきてるんだと思ったんじゃないだろうか。

バスについてのHTMLを書いていたんですが、ついに書き上げて、このサイトに載せるところまで こぎつけました(僕のアイデアを実現させてしまう、とても有能なウェブデザイナーのDan Beachが 作ったページとはとても対照的なできばえなんですが)。 ツァーバスの中でのてなぐさみとしてはこれ以上ふさわしいものはないでしょう。 へんてこなデザインでもかまわなければ、バスの ページを一度見てください。

では、お元気で。


June 5 - Atlanta.

ヒュ〜、今や僕は日記を二つ書いていこうとしてます。このページと、僕が自分でデザインしてHTMLコードを書いている、バス・ページです。ちょっと覗いてみてください - びっくりするほど役に立たない代物! それで、はっきりとここで分けておこうと思いますが、僕はバスページの更新をここには書かないし、公演のことはむこうには書きません!

僕たちは今”ノーリンズ”(すなわち、New Orleansのこと)- Seattleのように、 僕のエスプレッソの好みは別にして、このあたりの入れ方(チコリを加味した美味しいアメリカンコーヒー)に従う町、からやってきたところです。 House of Bluesでの公演は、hummerでした(訳注:hummer=ブンブンいうもの?)。 僕たちミュージシャンにとって、聴衆がステージの近くにいる(バルコニーからぶら下がってたりもする)のは素晴らしいことで、全部の公演でこんなに親密に聴衆に取り囲まれているように出来ないのは惜しいことです。Sealのパフォーマンスをこんなに近くで聞けるなんて、とても素晴らしい体験だと思います。Peter Gabrielの初期のソロ・ツァーもそうだったように、将来Sealもアリーナでの公演が当たり前になってしまうと、数年後にはこんな会場が懐かしく思い出されるようになるのかもしれません。

遂に、このツァーで初めて聴衆の写真を撮ることができました。公演の終わりのときには僕には全く時間がないんです。というのは:最後の音が鳴り終わると、僕たちは楽器を置いて、すばやくおじぎをしてステージから降りるように言われているんです。けれども僕は、耳に入れるタイプのモニターをつけていて、このコードがシャツの中を通ってベルトの後ろに降りているんです。このワイヤーは小さなアンプに繋がっていて、ここからフロアの上を走っていって、ステージ上にスパゲッティ状にのたくり回っているケーブルに合流します(僕は今新しい言葉を発明したかしらん!)ですから、僕はベルトについたアンプからイアフォンのケーブルを外して、アンプのクリップを外してそのケーブルをほどいてキーボードの上にそぉっと置いて、ぶらぶらしているイアフォンのワイヤーを握りしめてステージを降りなくちゃなりません。 これで、どうして僕がカメラを持ち上げて写真を撮る暇なんか、この危機にあるわけがないことがはっきりするでしょう? 皮肉なことに、ある晩などは、舞台の袖にようやく引っ込んだとき、すぐにアンコールで戻らなくてはならなかったりします。さぁどうしたと思う?僕は全部を繋ぎ直して、ベースを持って、"Get It On(はじめよう)"の最初の音を出さなくちゃならないんだけど、いくつかのステージで、僕はGet It Onできなかったんです(このような場合、始めようにも始められなかったのは、持ちあわせがなかったから、とも言えます)

Me and Andi at Café du Monde

僕はどこにいたんでしたっけ?そう、”ノーリンズ”でした。 バンドのバスは公演が終わってすぐAtlantaへ向けて出発したんですが、僕と妻はここに留まって、真夜中過ぎまでCafe du Mondeでチコリコーヒーとbeignetsを楽しむことができました。おいしかった。翌朝早くに飛び立ってツァーに追いつかなくてはならないのは玉にキズでしたけど。ファンの人が二人ばかり僕に声をかけてくれたので、お願いして僕と妻の写真を撮ってもらいました。彼女はとてもキュートでしょ。(砂糖がかかったbeighnetsの山は、主にベースプレイヤーと日記の記述者と砂糖とカフェインで一晩中ぶつぶつ言ってるジャーナリストの口に入ってすぐなくなっちゃいました)


June 8 - Myrtle Beach.

AtrlantaとNashvilleでの公演が終わって、次の場所まで長いバス旅行になります。 これからは、距離も大きくなっていって、9時間から12時間の移動時間は当たり前になりそうです。これはバス・ページの制作には持ってこいだね!

Atlantaでは、Chastain Parkというところで演奏しました。ここはとっても素敵な場所で、 普通の会場とちがって、聴衆はおのおのテーブルを持ってきて、ピクニックしながらコンサートを聴くようになってるんです。 僕は、聴衆が聴くよりもむしろ、飲み食いしているのが見えて、ステージ上のミュージシャンにとっては ありがたくない会場じゃないかと想像してましたが、今回はそんなことなくて、 とても素敵な聴衆でした。

Nashvilleでは、クリムゾン仲間のAdrian Belewに会いたかったんですが、今回は連絡が取れませんでした。ホテルでもほんのわずかしか時間がなかったし、お目当てのカフェも日曜で閉まってました。公演では、シンガーのMike Harvey と Paul Mavinのカレッジ時代の同窓会みたいになって、いつものように写真屋をやってました!

数日間、"Hard Rock Live"のために公演を録画します(録画....それなのにライブってのはこれいかに?)テレビ用の照明で、僕はいい写真を撮れたらいいなと思っています。


June 15 - Washington DC

カナダは2日で通り過ぎてしまいました。Torontoのギグは美しい夏の夕暮れの中、 素晴らしい場所で行われました(白鳥のヒナが舞台裏で泳ぎ回ってました)。 Joni Mitchellが、彼女のツァーに参加していたことがあるうちのドラマーのBrianを訪ねて来ました。僕たちみたいなグループでは、こうやってとても才能に溢れた、尊敬すべきアーティストがメンバーそれぞれの以前のつながりで訪れてくれるのがとても素晴らしいことだと思います。 ショーが終わって、不幸にも急いでMontrealに向かわなくてはなりませんでしたが、次のホテルは、これが妙なホテルでした。 まず最初に、このツァーで初めて部屋の鍵が金属製でした。 以前に書いたこと、覚えてますか?最近ではホテルでこういう鍵はほんとに珍しくなってます。なかなか豪華な部屋でしたが(午前6時じゃあまり意味がないですけど) ”エクササイズルームは2階の210号室です”と書いてあるのを見つけたときは、僕は誘惑に勝てませんでした。 早速行ってみると、部屋の中は空っぽでした。確かにホテルはそこに何かあるとはひとつも書いてはなかったので、その空っぽの部屋で、何でもしたいだけフリーエクササイズをして下さいってことなんだろうなと思いました。 同じようなことで、僕の部屋の中にはデスクランプのところに”コンピューター専用”と書いてある電話のジャックがあったんです。モデムをそれにつないでみましたがダイアルトーンが聞こえないので、ランプのワイヤーを追いかけてデスクの裏側で床まで線を見てみると、何とぶらさがっているだけでした。壁にはそのあたりに電話用のジャックもなにもありません。 コンピューターをそれに繋いだからといって、何かができますとホテルは約束してるわけじゃないんだとナットクしました。

また6月の新しいツァーの日程を受け取りました。もう変更はないと思っていたんですが、 中西部で変更があったようです。(下に掲載しましたが、いつものようにまた変更がないと保証はできません。でも、またあるようならお知らせします)

明日かあさって中に、いつもなら考えられないようなできごと...あなたなら、「一家集合」とでもこれを呼ぶかもしれませんが、このサイトにある3つのページに影響を与えそうなできごとがおきます。犬のSherlockがこのツァーに参加しに、バスに来るんです。 これからどうやって写真と日記を、このページとバス・ページとシャーロック・ページに分けていけばいいんだろう。でもまぁ気晴らしに何とかやっちゃいましょう。


June 23 - New York City.

Sealツァーも始まってから6週間、そろそろ最初のパートを終わろうとしています。 また7月のパートが始まるまで2週間ほどお休みに入ります。 最後に僕が日記を更新して以来、Baltimore、Atlantic City、Pittsburgh、そして、ニューヨークでの Conan O'Brian ショーで演奏してきました。以前にL.A.でLenoショーに出演したとき、演奏が終わってからLenoが握手をしにやってきて、僕のエフェクターのペダルに躓きそうになったのですが、さて、昨夜もConanのショーで彼が最初にSealと握手をして、それから僕の方にやってきました....デジャヴが僕を襲い、心配になりました…でも、彼はうまくペダルボードをよけて大丈夫でした。 それで、僕はファンクフィンガーを指から外して彼と握手したんですが、彼はその様子を見て「その代物には驚かされたよ!」ですって。

今はSherlock(犬)はいないんですが、クルーは皆僕にまた彼を連れてきてくれないかと懇願しています(皆まるで自分の犬がうちからいなくなったみたいに感じているみたい) それで、今週末はまた何とか彼を連れて来て、舞台裏の気晴らしにできたらと思っています。


June 29, Woodstock

Sealツァーの第一レッグが終わり、2週間のお休みにはいりました。 公演はすばらしく、特にOakdaleのConnでのショーは最後にふさわしいものでした。 何人かのギャルがAustin Powerの映画から抜け出てきたみたいな60年代のダンサーの 扮装でステージにあらわれました。もちろんSealは彼女たちと少し一緒に踊りました。 (誰もそのギャルが一体誰なのか知らないでしょうが、薄気味悪いことに、僕はその中の一人がツァーの前座で歌っているJoan Jonesにうり二つだったと思ってるんです)

ツァーの間、沢山の写真を撮りましたが、このページには載せられませんでした。 それで、たくさんの写真だけを集めたページをつくりました。Sealツァーについてもっと知りたいという方はチェックしてみて下さいね。

さて、Webじゃなくちゃできないことがあります:来年、新しいCDのプロジェクトを プログレッシブミュージックのプレイヤーと、できたらMagna Cartaレコードで立ち上げたいと思っています。(Magna Cartaレコードでは、これまでBozzio/Stevensと僕、それに Dream Theaterと僕とでLiquid Tensionを2枚出してます)誰と一緒にやったらいいだろうかと、いくらかのアイデアを持っているんですけど、僕は特にこのページのビジターの皆さんからのご意見に非常に興味があります(たぶん僕なんかより皆さんの方がよほどプログレについてはご存じでしょう!)。もしこのプロジェクトにご意見を下さるかたは、フォーム・ページ を作りましたから、これを使って教えて下さい。

もしまだ僕のバス・ページをご覧になっていないようでしたら、このページはバス・ツァー・ライフについて詳しく書いてありますから楽しいかもしれません。今はツァーの中休みですので、2週間ほどは更新されないままですが、中西部でのツァーが始まったらば、暇な時間の多い夜に、バスのなかで更新していくつもり!


July 8, New York City

まず最初に、あらかじめお知らせしていたように、このページのデザインを刷新しました。これまでときどき、このページがPapa Bear Recordのサイトの中心になってきているなぁと感じてきましたので、この際思い切ってここをこのサイトのハブにすることにしました。上のハーレーの写真はちょっと...ぼかしすぎたかなぁ?心配無用、ちょくちょく入れ替えることにします。バスページを作るようになって、今やページのデザインもプロのウエブマスターのDan Beachと一緒に自分でやるようになりました。その結果は、見栄えはセンスが悪いものになってるとは思うんですが、でもいかにも僕らしい感じになってます!

今週は、僕にとっても他のみんなにとっても驚愕すべき事態がおきました:参加していたSealのツァーがキャンセルになりました!あるいは、バックバンドがクビになりました。 現時点ではSeal自身がツァーを続けるかどうかについては確かなことは聞いていませんが、 これ以上このバンドと体制でツァーを続ける余裕はないということは僕たちに言いました。 もちろん、とてもがっかりしました。ここではいくつかの学ぶべきレッスンがあります - 誰もどこに問題があったかは言ってはくれないから、僕なりにその問題点を見つけてみようと思います:

ツァーはその売れ行きの悪さから、規模縮小を余儀なくされてはいました。僕たちはできることなら7月には小さな会場でいくつか公演をできたら、と期待していました。でも、 2,3の会場がキャンセルになって、そのために残った公演のコストがかかりすぎることになった(これはあくまでも僕が考えたことです)すごくいいショーだったので、とても悲しいです。ミュージシャン同士はとても心が通い合っていたし、Seal 自身のポジティブなエネルギーもすばらしかったんです。前にも書いたようにこの公演を見た人たちはSealのパフォーマンスがよかったので、何かとてもすばらしいものを得ることができたでしょうから、 彼は必ずやきっと、いつか大きな会場で公演することになるでしょう(今年のうちにというわけにはいかないでしょうけれど)

Sealに対してのレッスンという意味でいえば、現状ではレコードの大きな売り上げも、大きな会場でのチケットの売り上げも保証されているわけではありません。マネージメントがこれらの判断を誤ったのかどうか、レコード会社がツァーで行うべきサポートをできなかったのかどうか(僕は彼らをほとんどの会場で確かに見かけませんでしたし、来ていたのはわずか場所だけでした)は知りません。たぶん、CDの売り上げが期待したほどじゃなくて、コンサートの広告にはずみがつかなかったのでしょう。 いずれにせよ、Sealは体勢を整えて、次のことを考えることでしょう。彼はとても才能があるから、これはほんの一時的な退却です。 しかし、僕は90年代の音楽業界を生き残っていくことがいかに大変なことか、とても印象づけられました。

僕たちバンドのミュージシャンにとってもこの状況は辛いことです。僕たちはこれからもずっと年を越してもツァーが行われることを期待していました。 音楽業界で長いキャリアを過ごしてきて、ツァーやアルバムに関して、成果をあまり大きく思い描かないようにしろ、ということを僕は学んできました。事実、僕やまわりのほとんどのミュージシャンの友人は、長い年月の間に失望させられた話を沢山持っているものです。 ですから、僕は急な知らせにそれほどはおどろかないようにはなりました。急な計画の変更に合わせることができない人は、フリーのミュージシャンには向いていません。たぶん今回のことは、他の、まだ僕ほど長く仕事についてから時間がたっていないプレイヤーにとっても 教訓になるでしょう。 このできごとは、どのプレイヤーにとっても起こりうることで、 キャリアーを積み始めた頃ばかりではなく、もっと”成功した人”にとっても。 そうなったならば、落ち込むことなくベストを尽くすことです。 僕が自分でやろうとしていることについて言えば、オフの時間を楽しみ、忙しいからといって疎遠になっていた人たちを呼び寄せ、文章を書き、次の本の仕事をしています(そう、今別の本にかかっているんです。これは仮題を"Vrooom Vrooom; King Crimsonのロードでの19年間の写真とコンピューター日記" といいます)。そして、もちろん、僕のWebページに割ける時間もたっぷりあるというわけです!


July 19, Woodstock

Sealの今季のツァーはこのシーズンは終了だそうです。 僕はもう彼の側近グループの一員じゃなくてまぁよかったのかなと認めなくてはならないのかもしれません。 家にいるっていうのは、ロードに出ているのとはまったく違った生活だと思います。 毎日自転車に乗っていて、いつものエスプレッソのすごい消費量がいかにいけないことかと思い知らされます( 高い丘では、心拍数はヘボなドラマーみたい急上昇してしまいます!)。 それで、僕は(身震いするけど)エスプレッソを当分の間絶って、サイクリングを優先することにしました。まぁでも、エスプレッソを愛する僕のこと、いつまでこの状態が続くかはわかりませんけどね。 でも、Woodstockの丘の上にたどり着くと、僕の体からカフェインがしばらく抜けてくれて嬉しかったりもします。

先週カナダのテレビシリーズの"Peter Benchley's Amazon".という番組のテーマをレコーディングしました。これはとても面白そうなタイトルだけど、合衆国で放映されるかどうかは知りません。

2,3ヶ月前に、僕が両親の家に滞在していたとき、僕が参加した古いレコードを見つけました。これは、ホワイトハウスで、John F. KennedyとJackieが主宰したユースオーケストラのコンサートのものです(そう、僕は地球が出来上がって固まりはじめた頃からベースを弾いているんだよ!)。僕はこの録音が残っていることを忘れてて、おまけにこれはJFKのオーケストラと聴衆にむけたスピーチで始まっているんです。これは、この国に音楽的才能を持った若い人たちがいることにプライドと満足を感じているということに基づいた、大いなる励ましの言葉です。お聞きになりたい方の為に、リアルオーディオでショートバージョンロングバージョンを用意しました。先週末のJFK Juniorの悲報と僕たちがこの声を載せた時が期を一にしたのは皮肉なことです。

次に出す予定の本の準備のために以前のKing Crimsonのツァーでの日記と写真を整理していて、バンドと一緒にロードに出ていた頃の”日々の断章”を思い出しています。これはとても面白くって、バンドメンバー側からのものと、アルバムに対するプレスレビュー(たいてい悪い評価)の両方から成り立っています。ここにあるのはRobert Frippの言葉で、公演が始まる前に舞台の袖にいたときにこのショーをどうはじめるかを言ったものです:『dinosaurをやわらかい息づかいから一気にVrooomへもっていく;やぁお耳ちゃん、甘い音楽が好きかい?...バシッ!!』

p.s. 僕の本、Beyond the Bass Clefを読んでおられる方へ:以前のGabriel band メイトで、 Synergyの主宰者のLarry Fast は、彼のサイトに面白いページを作っています。 本を読んだあと、手持ちの古い写真からいくつか本に出ているシーンを探し出して、ラリーのページに載せてあるんです。

p.p.s. 次のプロジェクトに期待するミュージシャンを書いてくれた方々に感謝します。今はフォーム・ページは外してあります。というのは、親切に書いて下さった沢山のサジェスチョンを読まなくちゃならないから。


July 23, Woodstock

面白いことに、僕はときどきすごく忙しくなって、ページに載せるのに適した話題が沢山あったりします。またときどきはまったく暇です(ミュージシャンの典型的生活ですが)。 そして、ときどきは、今のようにすごく忙しいんです。でも、写真を撮ったりこのページで皆さんにお伝えするようなステージの仕事じゃないんですが。 一日のうちほとんどを、世に出るものになるかどうかまだわからない、ソロ・レコーディングの為の作曲にあてています。Terry BozzioとSteve Stevensに皆さんから要望を沢山いただいているトリオを再結成しないかと声をかけているんです。(最初のリリースのBlack Light Syndromeは本当にいいアルバムでした。このとき、ツァーをしようと計画していたのですが、できませんでした。今回はもし可能ならばレコーディングとツァーの両方を計画しようと思っているんです)でも、スケジュールが合うかどうかはまだわかりません。
僕は同時に、新しい本を出そうとしています。これは、King Crimsonとの20年間の日記と写真を集めたものです。写真はもう揃っているし、日記は書いてあるんだから、すぐ出来そうなものですが、もちろん、これは簡単な仕事じゃありません。 他の時間は何をしているかって?そう...もっともっと要望がある、BLUE ライブCDがあります。全てのライブの素晴らしいテープは揃っています。しなくてはならないのは、これを全部聴いて、(僕はさっき"時間"っていいましたっけ?ここにはテープは山ほどあるんですよ!)ミキシングして、パッケージをデザインして...

これ全部をやろうと思えば、5日間ほどで済むでしょう。但し、もし僕がまだ毎日何杯もの核爆弾級のパワーを持つエスプレッソを続けていたら、の話ですが。でも、今は、すくなくとも当分の間は、カフェイン抜きでのサイクリングを選んでいるんです。(Woodstockの近くの Mead山の頂上のBuddhist Monastery(訳注:仏教の修道院?)に辿り着いたときはもう心臓が破裂しそうな勢いで拍っていて、改めてカフェインを止めたことに感謝しました) それで、今はもっと人間的なスピードで動くようにしています。

それ!まだとてもここに書けるほど確かな話じゃないことだけど、とりあえず全部書いてしまって頑張るぞ!

次期Crimsonのレコーディングに参加しないのかとの沢山のお尋ねのメールをいただいています。現時点ではバンドから何も聞いていませんので、わかりません。曲がいつ作られて、いつツァーをやるのかについても、全く情報を持っていません。

今度はじまるカナダのテレビ番組の、Peter Benchley's Amazon のテーマでベースを弾いたことをお知らせしました。今聞いたところでは、(webを通じてです。もちろん)これは合衆国でも放映されるそうです。 ホームページももっています。


トニーさんからのお願い

トニーさんから、今度出すBruford Levin Upper Extremitiesのライブ盤CDに使う良い写真がないかなぁとメールが来ました。昨年の来日公演の際の、ビル、トニー、ボッチ、トーンさんのいずれの写真でも 結構ですから、お持ちの方はこちらまで ご連絡下さい。ステージの写真も是非欲しいとのことで、皆さんからのご連絡、心からお待ち いたしております。わたしたちには見せたくないから直接トニーに渡したいという方でも 結構です。パパベアレコードがお待ちしております。このページで見たということと、いつ撮ったものか、英語で書いてあげてくださいね〜(^^)。よろしくお願いします!
Aug. 19, New York

沢山のプロジェクトを抱えて、ハードな仕事を続けています。 Bruford Levin Upper Extremitiesの昨年のライブのテープをミキシングしています。 このリリースは日本では今年遅くになり、タイトルは"BLUE Live"になりそうです。 僕の希望としてはこれをPapa Bear レーベルで二枚組を一年後くらいにはリリースしたいと思っています。

19年間のキングクリムゾンのモノクロームの写真とダイアリーをまとめた新しい本も進行中です。ダイアリーはコンピューターで書いてきたのでまとめるのは簡単です。 でも、写真の選択となると、1980年から撮りためてある千枚以上の中から(しかもファイルがでたらめ)選ぶのは大変な仕事です。今度使う写真は1984年に僕が出版した、多くのグループとツァーした時の写真集"Road Photos"、の中のものも沢山使うことになりそうです。残念なことにこの写真集は売り切れて久しく、原版と写真のネガも無くなっていますので、再出版は難しいと思います。せっかく撮ったクリムゾンの凄い写真を再び役立てるいい機会だと思っています。

また、ソロCDの曲を書いています。これはPapa Bearレコードから出すのではなくて、「ふつう」のレコード会社からリリースされます。(すなわち、普通のレコード屋さんに出回るでしょうし、セールステクニックもPapa Bearではできないことをやれるでしょう!)このCDではこれまでのソロCDと違ってベースを使うつもりです。ほとんどフレットレスです。それから、Gabrielバンド仲間のLarry FastとJerry Marottaに参加してもらえたらと思っています。11月までに録音を終えて、春にリリースしたいと思っています。

今週はこのダイアリーに花を添える写真は撮っていませんので、クリムゾンのロード生活で撮った面白いショットを載せようと思います。ヨーロッパで出会ったヘンテコなもので、Madridではハム博物館(!)、ドイツではウイルス・カフェ。そしてフランスでは...まぁ見てやってください。


Sept. 7, Woodstock

BLUE Live CDについてはうまくいっています。昨年のツァーからベストの出来映えの公演をミックスしているんです。 一番難しいのは、どのバージョンを選ぶかということ。それぞれ全部違うんです。 このバンドは同じプレイを二度やるようなバンドじゃないんです! ブックレットのアートワークについては、ツァーの間にこのサイトに載せた写真を使おうと思っています。 できることならこのダイアリーも。 日本でのリリースは二枚組になりそうです。できることなら来年の夏にはパパベアレコードから同じ二枚組で出したいと思っています。 (僕のアイデアとしては、U.S.バージョンではツァーの際に撮ったビデオを加えて、エンハンスドCDができたら、とも思っています)
それから、僕のソロCDの仕事も続けています。とても分裂症的なことに 片方でBLUEのワイルドなライブ演奏を扱いながら、片方ではメローなフレットレスベースのメロディーを書こうとしています。 それで、深夜のあいた時間には、次の本のキングクリムゾンの写真を選ぼうとしています。 写真とネガのファイルをもっと系統だったものにしなくちゃと思ったのは今が初めてじゃありません。 あらゆる場所の、そして色んなツァーの写真が、あるいはカラープリントの、スライドの、 デジタルの、そしてあるいはモノクロのものがごちゃまぜになって(しかもこのネガがどこかにいっちゃってしまってる)るんですから。 ここ数ヶ月の間に良いショットをすべてモノクロにして印刷できるようにしたいと思っています。

写真を選んでいる間にいくつか僕が参加したCDがリリースされました。このなかのいくつかはここでまだ紹介していませんでした。 まとめて紹介しておきますね:

Jeff Golub "Out of the Blue" Bluemoon/Atlantic
Tribute to Aerosmith "Not The Same Old Song And Dance" / Deadline Music
Robbie Dupree "Live, All Night Long" / Limited Edition
Deborah Martin "Under the Moon" / Spotted Peccary Records
John Hall "Under the Covers" / Siren Songs
Jay Ungar, Molly Mason Compilation "The Catskill Collection" /Fiddle & Dance Records
Jonell Mosser "So Like Joy" / Siren Songs
Ellis Paul "Translucent Soul" / Philo / Rounder Records
Lou Christie "Beyond the Blue Horizon" / Varese Saraband(re-issue of a 1974 release)
Vonda Shepard "By 7:30" / Three Roads/Navarre
Liquid Tension Experiment "2" / Magna Carta Records
Kenichi Kurosawa "First" / Pony Canyon Japan
Jon Durant "Anatomy of a Wish" / Alchemy Records
Flesh & Bone "Pagan Saints" / EarthSea Records
F.P. Samalea "Padre Ritual" / Los anos luz Records, Argentina
Artie Traum "Meetings with Remarkable Friends" / Narada Records
Livingston Taylor "Over the Rainbow" / Capricorn Records(re-issue of a 1975 release)
それから、これまでキングクリムゾンファミリーからリリースされたものとして:
King Crimson "King Crimson On Broadway" / The King Crimson Collectors' Club / Discipline Global Mobile
King Crimson "Cirkus the Young Persons' Guide to King Crimson Live / Pony Canyon Japan / Discipline Global Mobile
ProjeKct One "Live at the Jazz Cafe" / Pony Canyon Japan / Discipline Global Mobile
projeKt four "West Coast Live" / Pony Canyon Japan / Discipline Global Mobile


September 18, Woodstock

来年のことを言っていると鬼が笑うとはよくいったものです。
ここWoodstockは例のハリケーンの襲撃を受け、プロジェクトのスケジュールの立て直しを余儀なくさせられてしまいました!僕の家とスタジオの電気はすべて止まってしまい、電話は不通、このあたり一帯はすべて停電で、来週の水曜日がデッドラインになっている日本へのBLUE Liveのミックスダウンとアートワークの送付は、この締め切りに間に合わなくなりつつあります。 ソロCDの作曲もストップしてしまいましたし、実際のところ、このダイアリーのアップロードとメールを送るためにニューヨークシティまで出てこなくてはなりませんでした。

良いニュースは...うーん、無理にでも探してみよう...僕の家には日光がよく差し込むようになりました。 庭から大きな木が消え失せてしまったからです...BLUEの曲から少し離れる時間ができました。このアルバムに対する見通しをリフレッシュさせることができるかも...流れ行く水と電話線に感謝することを学びつつあります...これが今回の出来事での良いニュースの全てだと思います。

BLUE Live CDの発売予定についてはどうなるのかはわかりません。日本での12月の発売はきっと遅れるだろうと思います。たぶん、パパベアから来夏に発売するのは予定より早まるでしょう。きっと今年の終わりごろかも。タイトルはおそらく、BLUE Nights - Bruford Levin Upper Extremities Live featuring Bill Bruford, Tony Levin, Chris Botti, David Torn in concertになります。

'in Concert'というとで言えば、友人のthe California Guitar Trioと一緒にやらないかと誘いを受けています。公演は、ColoradoのBoulderになりそうで(まだ正式には決まっていません) 僕はおそらく参加できそうで、10月の終わりごろになりそうです。 彼らとは、彼らがKing Crimsonの前座をやっていた関係で以前からの知り合いで、 一緒にやるのはとても楽しいだろうと思っています。彼らの音楽は僕と同様に多彩なルーツを持つ、多様なスタイルの組み合わせだからです。 公演が決まったらまた詳しくここにお知らせしますね。


Update, September 22:

近いうちに何回か「出演」の予定があります。(家にこもってミキシングや書き物をする 毎日に変化が出来るのは有り難いことです。)Bass Player 誌とBass Collective が 主催する Bass Day '99 というイベントが10月10日にニューヨークのManhattan Center であります。僕は講演をする訳じゃないんですが、会場内のTrace Elliotのブースで 僕の本を売ってくれることになったので、僕もそこに行ってサインをする予定です。

それからCalifornia Guitar Trio から彼らのコンサートに何回かゲスト出演しないか 、という 依頼がありました。多分、4曲か5曲ぐらい一緒に、という形になります。彼らとはKi ng Crimsonの 前座として一緒にツアーした時から親しい仲になりました。僕が出演するスケジュー ルを下に挙げて おきます。その後まだ増えるかもしれません。

Oct. 11 at the Bottom Line, New York
Oct 22 at the Boulder Theater, Boulder CO
Oct 28 at the Mercury, Santa Barbara
Oct 29 at Luna Park, Los Angeles


Update, September 28:

ニューヨークで Manu Katche と Chris Bottiに会いました。 ふたりともロード以来の友人です。彼らはStingの仕事をしているということでした。 Manuはかつて多くのPeter Gabrielのツァーに僕と一緒に参加したドラマーで、 Bottiは僕が今ライブテープをミキシングをしている"Bruford Levin Upper Extremities" で一緒にツァーをしました。 もちろん、僕たちは以前のツァーでの思い出話をしてましたし、当然の事ながらPeterのアルバムが一体どうなっているんだろうと不思議がっていました(そう、僕たちは知らないんだよ!) 僕たちが話をしているときに、カフェにBrian Blade (6月に終わったSealのツァーでのドラマー) が入ってきました。彼は自分のアルバムの仕事をこの街でしているそうです。なんて狭い世界なんだろう!


October 9

これからの予定:

明日、Oct. 10 に、僕はニューヨークのマンハッタンセンターで行われる Bass Day '99 にいくことになってます。このイベントは Bass Player誌と Bass Collective誌が主催して行われ、ベースプレイヤーによるクリニックも開かれます。でも、 僕はTrace Elliotのブースで、僕の本にサインをしたり、Trace Elliotの人たちとぶらぶらして新しいアンプを見たり 彼らの新作の話を聞いたりしているつもりです。

月曜の Oct. 11 には、the California Guitar Trio がニューヨークのBottom Lineで行うショーに呼ばれています。そこでは彼らの曲のうち4曲でゲスト出演するつもりですが、彼らも今度僕が出す新しいアルバムから1,2曲持っていってやるつもりのようです。それから、King Crimsonの"Discipline"をやろうかという話もありますが、実際に会場でのリハーサルで、サウンドチェックをやって音がうまくいくかどうか次第です。

つぎの金曜日、Oct 15th には、僕は Internet radio に東部標準時間の午後7時から9時まで(日本時間で10月16日(土)午前6時〜8時)生出演します。 eyada.com という終日放送しているホストで、その中にはゲストミュージシャンが出演する番組もあります。 僕の番組では、聴取者からの電話も受け付けるつもりです。聞き逃さないでね!

California Guitar Trioは他の会場でも公演します:
     Oct 22 at the Boulder Theater, Boulder CO
     Oct 28 at the Mercury, Santa Barbara
     Oct 29 at Luna Park, Los Angeles(これはまだ不確定です)

2枚組のCD、"BLUE Nights"のミキシングとマスタリングが終わりました。ライブで録音を担当した、エンジニアのRobert Frazzaが彼の新しい"Logic"コンピューターシステム上でミキシングをしました。 ギタープレイヤーのDavid TornはこのLogic systemのエキスパートで、ミキシングで彼の操作も入って、マスタリングは彼のホームスタジオで仕上げました。楽曲はすばらしい出来で、しかもたくさん収録されています。 インプロビゼーションを4曲収録することができました(それぞれまったく異なる出来で、うちいくつかはまるであらかじめ作曲されたかのような出来上がりです。CDにするにあたってそれらに僕たちがつけた名前は、"Dentures of the Gods" "Bent Taqasim" そして "Picnic on Vesuvius"です)日本での発売は12月か1月になる予定で、その後すぐ、 Papa Bear Recordからもこのwebで発売するつもりです。このWeb版には僕の手持ちのツァーを撮ったホームビデオを1月までに編集して加えて、エンハンスドCDにして発売するつもりです。

以上の他にも来月までにソロCDの作曲の仕事を続けるつもりです。4月には発売できるようにしたいと思っています。12月までと思っていたKing Crimsonの写真・日記本の当初の締め切りは守れそうにありません。それでも何とかしたいと頑張っていますが、2月まで締め切りを延ばさざるをえないかもしれません。

ああそうそう、それから"B.L.S."(Bozzio Levin Stevens) の新しいアルバムの計画があります。多分12月になりそうです。

以上の予定がそれぞれおわるごとに写真と日記を更新するつもりです。


October 11

昨日のマンハッタンでの"Bass Day" はすごく楽しかったです。 僕はただ見たり本にサインしていただけでした。 でも、名だたるベーシストたちが演奏したり話したりしているのは、とても素晴らしいことでした。 Anthony Jackson は今回賞を受賞したChuck Raineyについて講演をし、それから演奏もあり1999年 10月 12日 火曜日ました。他に演奏したのは、 Matthew Garrison, John Patitucci, Bakithi Kumalo, Victor Bailey,そして Al McKibbon たちです。Al McKibbon は今80歳で、素晴らしい演奏をし、それから彼がかつてCharlie Parker, Louis Armstrong そのほかのプレイヤーたちと演奏していたころのとても面白い話をしました。 更に、Victor Wooten が飛び入りでWooten brothersと演奏をしました。 とても素晴らしい一日でした…展示してあるアンプやベースを訪れた人たちがサム・スラッピングで演奏している爆音に皆耐えていなくてはならなかったけれども。 このイベントはやってきた人にはとても充実したものだったと思います。


Oct. 12

昨夜は、 New York CityのBottom Lineで、 the California Guitar Trio のショーにゲスト出演した最初の夜でした。 僕たちは、長年彼らがKing Crimsonの前座を勤めていた関係で知り合いでしたが、彼らと一緒に演奏するのは初めてでした。 僕は彼らの演奏の半ばからステージに上り、彼らの曲4曲と僕が今度出すCDからの曲を一曲演奏しました。 アンコールには、"Discipline" を演奏しました。この曲はとても複雑な楽曲で、1980年のCrimsonの同名のアルバムに初出しているものです。(彼らにとってはとても難しい曲でしたが、僕にとっては鼻歌まじりで弾ける曲です。と言うのも、 この曲はロードで数え切れないくらい弾いているんですから。) 公演はうまくいきましたが、2回目のセットは更に良かったです。 彼らはそのレパートリーの中からベートーベンの第九交響曲の中から一楽章弾きました。ありがたいことに、僕はその勉強はしなくて済んだんです!これから彼らと公演を重ねるのが楽しみです。


Oct. 13

なんてこった!! 僕はlive Internet radio show は15日の金曜って書きましたっけ?実は明日の14日木曜、午後7時(米国東部標準時間)から9時だったんです。(日本時間では、金曜日午前6時から8時)URLは、 eyada.com で、ここは24時間放送を行っていて、中にはミュージシャンがゲストで出演する番組もあるんです。 僕が出るのは Julie Gordon show といって、リスナーが電話やE-mailで参加もできるんです。 電話番号は、これは推測ですけど、このサイトかショーの中でアナウンスがあるだろうと思います。


Oct. 17

先週のe-yada.comのオンラインラジオショーは楽しかったです。誰かが確実に聞いている という証拠があるわけじゃないんだけれど、ホステスのJaneはとても盛り上げてくれました。

CGTの公演の合間に、ローカルなギグをやることになりました。 Uncle FunkはWoodstockを拠点にしているバー・バンドですが、僕がWoodstockに越してきて以来、60年代のロックとファンクをやっているんです。プレイヤーは交替制になっていて(ほんとうに沢山のドラマーとベーシストがここでライブするんです!)ときにはギャラなんて・・・ベビーシッター代にも足らないくらいです。でもまぁ、娘も大きくなったことだし、もうベビーシッターはいらないんだから! いずれにせよ、WoodstockにあるJoyous Lakeで11月23日の土曜日に、ドラマーの Jerry Marottaとジャムセッションします。(Colorado からの飛行機が遅れないことを 祈っています!)


Oct. 19

今日はうちのすぐ近くでセッションをしました。 WoodstockにあるLevon Helmスタジオ小屋で、シンガーのTom PachecoとSteinar Albritsenのセッションでした。 Jerry Marrotaもドラムスで参加しました。この日の一番面白かったところは、録音の間中ずっとADATが動かなかったことで、プロデューサーの Scot Petitoは何とか原因を突き止めようと頑張っていましたが、僕たちは いい演奏を録れないままでいました。 ついに原因を突き止めたところ… Tomはギターを弾きながら歌うとき、足を踏み鳴らすんですが、彼のブーツがあまりに大きいので、電源コードが揺れて機械から外れてしまっていたのでした!僕たちは、彼から”re-boot(ブーツを脱がせる)”し、(ADATの代わりに…何しろ僕らは何度それをre-boot(再立ち上げ)したことか)、それから裸足の彼の足の下に毛布を敷きました。これにて一件落着!



  


Nov. 18, Woodstock

僕の写真が数枚、Woodstockの写真センターで行われる”"Woodstock Music & Art”に出品されることになりました。これは、地元のミュージシャンが撮った写真をフィーチャーして開催されるものです。 展示期間は、11月20日から12月19日までです。

僕は相変わらず"Passionate Bass"CDのレコーディングの仕事を続けています。 この小さな街に沢山のミュージシャンが住んでいるのは凄いことです。 ドラムスのパートは自分のパートとあわせてJerry Marrotaのホームスタジオ ("Jersville.")でレコーディングし、それから、キーボードはDavid Sanciousのホームスタジオでやっています。Larry Fastが時々David Tornのホームスタジオ("Loop Pool"といい、ここではDavidが後でエレクトリック・オード(訳注:琵琶に似た中近東の楽器、以前にもB.L.U.E.のアメリカ公演で使ったことがある)の音を乗せることでしょう!)にやってきて、シンセ・パートを弾いていきます。

僕たちはハードディスクレコーディングをやっているせいで、音質についていくらか心配しているんです。それで、超高音質のLinnのオーディオシステムを使って、ラフ・ミックスを必ず数日チェックすることにしました。(せめてこの写真と日記だけでも入れて、CDのメーキングのページをこのサイトに作ろうと思っていましたが、あぁ、あまりにレコーディングが忙しすぎて、ページを作る時間を見つけられません!) ミックスするときは、毎回プレイバックにLinnのシステムを使おうと思っています。そして、アメリカ国内リリースのBLUE NIGHTS CDはこれでリマスタリングしようとも思っています(このダブルCDは日本では12月に発売予定になっています。(注:12月17日に ポニーキャニオンから発売予定、CD番号はPCCY-01435、価格は税込で\3,675) アメリカ国内とヨーロッパ向けには3月発売を目指しています。

"B.L.S" (Bozzio Levin Stevens - Black Light Syndrome) を覚えて下さっている方へ:我々は新しいアルバムを来月レコーディングしようとしています。 最初のアルバムは2年前にMagna Carta Recordsからリリースしました。この作品は音楽的にとても素晴らしい出来で、新作を出したいと思っていました。あぁしかし、スケジュールが厳しくなってきました!12月中にレコーディングを終わらせて、2000年なかばにはリリースできると思っていたんですが。


Nov. 30, Woodstock

このサイトに新しいページを追加しました。 今作っている新しいCDの、The Passionate Bass,に関するページですが、ここに載せるには多すぎるほど写真を撮っちゃったんです。

今日、Warren Bernhardtと記憶に残すべきセッションをしました。 彼は、ベースとピアノのデュエット曲で、ピアノを演奏しました。 Warrenと僕は、かなり昔にニューヨークでWhite Elephantというバンドで一緒だった頃からの、本当に長いつきあいなんです。 僕がここウッドストックに越してきたのも、彼が参加していたまた別のバンドの、L'Imageに参加するためでした。Warrenの演奏はどのようなスタイルでも素晴らしいんですが、僕はとりわけ、彼のクラシックのテクニックが好きなんです。 それで、ベースとピアノの為のソナタを僕が作曲して、彼とそれを演奏するのはずっと夢に描いていたことなんです。 今日のセッションでは、僕は「音を出さない」ベースパートを弾いて(すなわち、僕は間違い放題をやれるってこと!)、ピアノの演奏の一番よい部分を見つけようとしていました。 それで、彼の演奏技術の美しさを存分に堪能することができました…なんて愉快! 写真と、MPEGムービー(皆さんとこの歓びを共有するには一番いいでしょ)を撮りましたから、来週にでも新しいアルバムのページに載せますね。

来週はロサンゼルスでBozzio Levin Stevens グループの新しいアルバムのために再度集合します。前のアルバム(Black Light Syndrome,マグナカルタ・レコードから発売) は本当に良い出来で、僕たちはいつかまた一緒に仕事をできることを心待ちにしていました。 こういうプロジェクトにはつきものの決まりというものがあります。時間がないということからくるものなのですが…作曲に一週間、そして残りの一週間で録音するというものです。 きっと楽しいものになるでしょう。セッションの写真をまた載せますね。


December 2

なんてこった! 昨日から今日にかけて、サイトがダウンしていました。 つわものウエブマスターのDan Beachと僕はそれ以来かかりっきりでした。 (いえ、ダウンの原因は僕のアマチュアデザインによる"Passionate Bass"ページのせいじゃなくて、サーバートラブルのせいだよ) 全部元通りに動き出してほっとしましたが、他のサーバーに引っ越ししました。 また自分のページをいじくりまわせるようになったよ!


Dec. 7, Los Angeles

次のBozzio/Levin/Stevens CDの作曲を始めました。 Magna Carta レーベルのプロジェクトの典型例で、殆ど一週間で作曲を終わらせて、 五日間でそれをレコーディングします。 他のいくつかのアルバムほど短くはないものの、あわただしいことは間違いありません! Terry BozzioとSteve Stevens に再会できて嬉しいです。 僕たちは2年前のアルバム以来一緒になったことはありませんでした。 彼らが二人ともいつも通り黒づくめの格好で現れたので、元気づけられました。 暗いスタジオでこの二人の写真を撮るのは難しいんです! このCDがいつリリースされるかは確かじゃないんですが、発売のあとに小さなツァーが できたらいいなぁと思っています。彼らと音楽を創りあげて、ライブで演奏するのはきっととても楽しいことでしょう。

間抜けなブッキングをしてしまいました。今度の11日の土曜日に、シカゴの近郊の Sam Ashストアーに行かなくちゃなりません。(午後2時から4時まで、Sam Ash, 7788 South Cicero Ave.Burbank,IL. 60459 tel: 708-499-3485) ロサンゼルスから飛んで、時間ピッタリに着いて、また飛んで帰ってB.L.S.プロジェクトの仕事に戻らなくてはならないのはおかしなことです。 まぁいずれにせよ、そこではTrace Elliotの人たちと一緒に新しいアンプの紹介をSam Ashチェーン店にすることになっています。長い間僕はTrace Elliotのアンプを使ってきていますし、お互いに懇意に仕事を続けてきています。 あぁそうだ、彼らは僕の本を店で売ってくれると言ってますから、サインをするために行くという正当な理由があるってことですね。出来るならサインをしたのが3人だけで決まりの悪い思いをしなければいいんですけど…悪い予感がする。 まぁ彼らの写真を撮ったらまたページに載せますね! でなきゃ一日二回のフライトの中で乗務員の写真でもいいかも!


Dec. 11, Chicago, Los Angeles

今日はたいした一日でした。ロサンゼルスでの Bozzio Levin Stevens プロジェクトからお休みをいただいて(機材をリハーサル場所からスタジオへ移動するための時間を利用しました)シカゴのサウスサイドにあるSam Ashストアでのイベントのためにやってきました。(これは、Trace Elliotの製品の展示会なんです)イベントは楽しくて、何人かのベースプレイヤーとぶらぶらしたり、僕の本にサインしたりしていました。 それに、Music News Network magazine の Christine からインタビューを受けたりもしました。でも、今日僕にとって一番素晴らしかったことはTrace Elliotの人たちが僕に 仕掛けてくれた小さな贈り物でした: 僕の本、"Beyond the Bass Clef" の中に、キャロットケーキ(ロード中では好きなデザートなんです)に関する一章があります。そこには、ずいぶん以前に、King Crimson がIllinoisのChampaignで作曲しているときに、"Lox Stock and Bagel" という店で数え切れないくらい休憩をとっていたことが書いてあります。 そこには素晴らしいキャロットケーキがあったんです。 さて、Trace Elliotの人たちはその店に電話をかけて、そのケーキがまだあることを知り、 丸ごと一個のケーキをこのイベントが終わった後で僕にごちそうしてくれたんです。 イエィ…なんてごちそうだ。ロサンゼルスへ急いで帰る道のりの間じゅう、甘い後味がしてました!

  


Dec. 12, L.A.

B.L.S.のレコーディングのためにスタジオに戻りました。ちょうど今、ドラムスの録音用のセッティングの最中なので、webページのアップデートの時間がたくさんできました!

先週の作曲は手早く、そしてうまくできあがりました。 たぶん今夜の遅くにはレコーディングを始められそうです。僕は前回、二年前のCDのときと同様に、この音楽を楽しんでいます。僕にとって、 ずっとソロCDで静かな音楽をやってきた状態から切り替えることはいいことだと思います。 ( "Passionate Bass" ページは来週また戻って始めるまでは更新できないと思います) ところで、下にある Terry Bozzio と Steve Stevens の写真は、リハーサルでの短いMPEGビデオクリップにリンクされています。(僕はこれまでそのことをお知らせしていませんでした。でも、何人かのビジターの方は見つけたでしょうけれど)

皆さんはもうkissthisguy サイトに行ったことがありますか?ここは、沢山のアーティストの歌詞の面白い聞き間違いを集めてあるところなんです。クリムゾンのはありませんが(なかったと思う)Peter Gabrielのは面白いのがいくつかありました。僕が好きなのは、"Jaques the Monkey" で、Peterに知らせなくちゃと思っています。きっと、彼には新しい歌詞のヒントになるんじゃないかな!


Dec. 13, Los Angeles

Bozzio Levin Stevens の最初の曲のレコーディングが終わりました。
この録音の間に古典的な危機が起こりました: 沢山のテイクを録っても、なかなか十分な出来にならず、遂に素晴らしいドラムのパッセージがとれたんです。それで、急いでコントロールルームに走っていって、冗談を交わしながらその部分のテープを聴こうとしました。プロデューサーでエンジニアのChris Murphy はその部分の頭を探しました...探し続けました...そして、僕たちに悪いニュースを告げたんです。テープに録れてないみたいだって。
なんてこった。僕たちはそれからまた別のテイクを録りましたが、もうあのスピリットは捕まえられませんでした... それから、演奏の聴き直しのために巻き戻しをしていたとき、いやはやこりゃ驚いた、あの前のいいテイクが出てきたんです。結局、テープの記録のつけ間違いだったと分かって、まぁ僕たちは救われたというわけ。
イェイ!お祝いのために僕らはベーグルを食べに街に出ました。(スタジオの近くで何か食べられるような場所はWestern Bagelしかないんです。ここは24時間いろんな種類の新鮮なベーグルを食べさせてくれます。 僕はもう普通のは食べ飽きちゃったので、クランベリー、パンプキン、それからヤラピーノに手を出しました。明日はブルーベリーにしようかな。言うまでもないことですが、これが短期間のプロジェクトで本当によかった。でなきゃバンドのメンバーは全員まるでAustin Power'sにでてくる"おデブ野郎"みたいになっちゃう!)


Dec. 21, Woodstock

ロサンゼルスでの Bozzio Levin Stevens のレコーディングから帰ってきました。 レコーディングはすごく楽しくて、沢山ベーグルがあって、レコーディングの合間の休憩に二つのwebページを作り上げました。でも、今は家にいて、僕のソロCDの仕事に戻っています。途中、ニューヨークシティで兄のPeteとのデュエット曲を録りました。今はWoodstockでトラックの編集をしに戻っています。 これからの何週間かは最終のベース・パートを録って、1月にはDavid Bottrillがミキシングにやってきます。


Dec. 31, Woodstock

明けましておめでとう。今年も皆さんが健康で過ごされますように。

家に帰ってきて、スタジオでPassionate Bassの録音を完成させるために忙殺されています。2曲にSteve Gornのバンスリ・フルートを追加しました(友人のTom Markのスタジオで録音しました:ここはMake Believe Ballroomといって、このスタジオでかつて僕も沢山の録音をしてきました)。Larry Fastは沢山の曲に素晴らしいシンセ・パートを追加し終わりました。残っているのは、David Tornの演奏です。 ベース・パートは殆ど終わり、沢山の写真とクイックタイムムービーを僕のガレージ/スタジオで撮りました。これは別のこのプロジェクトのグラフィック満載ページに収録してあります。 2,3日したら、エンジニアのDavid Bottrillがミキシングの為にやってくることになっています。 Davidがこのプロジェクトに参加してくれることになって、僕はすごくエキサイトしています。というのは、 Gabrielのアルバムのいくつかは、彼のミキシングによるものなのですが、あの 全体のサウンドとフィーリングはこのプロジェクトが目指す方向にぴったりだと思っているからなんです。

(僕は昔初めて頭をぼくみたいに剃り上げたDavidをGabrielのツァーで撮ったことがあります(彼はキーボード・テックでした)実際、ある夜に僕たちはつけヒゲをかれにつけさせ、ベースを持たせたことがあります...よし、ファイルの中から昔の写真を発掘してみよう)

このミキシングの大変な側面は…Davidはそれぞれの曲に、Jerry Marottaの45個にも上るドラムトラックを渡されることになります。完成させるには簡単なことじゃないと思います。良いニュースは、僕はその間たっくさんの時間ができることでしょうからもっと写真をこのサイトに載っけられます!

| TONY LEVIN CLUB top page | LIBRARY |

作成日:2009年4月12日日曜日:
http://www.ient.or.jp/tlclub/TLdiary1999.html